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エターナルズとは?起源 能力 歴史 メンバー トリビア徹底解説【マーベル映画にも登場だ!】

エターナルズを知っていますか?マーベルコミックが刊行する漫画に登場するエターナルズは、1970年代のころに初めて登場した種族。

一般的には人間のスーパーヒーローが多くみられるものの、エターナルズに関しては神にも近いほどの能力を得ています。

そんなエターナルズは、2020年に実写映画に登場予定。すでにキャスティグも何人かされていて、注目が高まっています。

そこで今回は、エターナルズに関する情報を徹底紹介。主にコミックにおける起源や生い立ちから能力、メンバーまで幅広く見ていきます!

エターナルズとは?出版における誕生の歴史

エターナルズとは、マーベルコミックが発行するアメリカの漫画に登場する人間型の架空の種族。遥か昔、地球に訪れたセレスティアルズが原始人類に対する実験を行い生み出されたと言われています。

出版の歴史で見ると生み出したのはジャック・カービーで、1976年7月に始まった『ザ・エターナルズ』シリーズに初登場しました。

またエターナルズはこれまでマーベル映画に登場しないで息をひそめていましたが、2020年11月6日にマーベルシネマティックユニバースの長編映画として遂に実写デビューします。

そこで今回は、エターナルズの出版上の歴史についても追ってみていきます。

出版上の歴史

1970年、ジャック・カービーはマーベル・コミックを離れて競合会社のDCコミックに移動。そこで彼は神話とSFの概念を含む壮大な物語「ニュー・ゴッド」を作る計画を立てます。しかしこのニュー・ゴッドは未完成のまま終わりを迎えました。

それからジャック・カービーは再びマーベル・コミックに戻り、「ザ・エターナルズ」の製作に取り掛かります。エターナルズの物語は主題で見たら以前取り組んだニュー・ゴッドに似ていて、シリーズは結局構想の多くを解決できないまま再び終わりました。

上述の時点でエターナルズは生まれており、このあとはほかのシリーズでその背景や未解決の部分が語られます。

例えば「ソー#301」ではクライマックスを迎えたストーリーのなかでエターナルズを登場させ、未解決のプロットを解決。ソーの物語のあとにもエターナルズは複数のマーベル・コミックの作品に登場して言及されました。

特にセレスティアルズによる人間を使った実験は、ある種の人間が突然変異で得た能力を発達させる方法を説明するために用いられています。タイタン人やウラノス系の人々も最初は素性が明かされていなかったものの、のちにエターナルズであることが判明したという流れもありました。

2000年には、「ニュー・エターナルズ:アポカリプス・ナウ」というワンショットのコミックが発行され、エターナルズとX-MENのアポカリプスによる抗争が描かれたこともあります。

それから2006年にもミニシリーズが発行され、マーベルユニバースにおけるエターナルズの役割が最新のものに更新されたこともありました。

直近のものでいうと、エターナルズはダーク・セレスティアルズを含む物語の中で殺められていたりもします。

エターナルズの漫画上での起源・出来事

エターナルズの話で起きた出来事について、起源や生い立ちを解説します。

エターナルズとディヴィアンツの誕生

エターナルズが生まれたのは今から500万年前に遡ります。500年前に神に近い存在だったセレスティアルズは、地球を訪問して人間の祖先に遺伝学的実験を敢行。その結果として、エターナルズとディビアンツという種族を生み出しました。

エターナルズは何度も書いているように、寿命がなく超人的な力を得た種族。そしてディビアンツは、遺伝学的に見て不安定かつ見た目が気持い悪いと言われる種族です。

このようにセレスティアルズの実験によって生まれた種族がエターナルズであり、個体数としては少ないのがポイント。なおこのときの実験ではエターナルズとディビアンツだけでなく、人間の祖先にも影響を与えました。

大半は普通の人間ですが、突然変異によってX-MENでもよく見られるミュータント能力を得た人もいたということです。セレスティアルズは、地球で行ったのと同様の実験をクリーやスクラルの母星でも行っていました。そして彼らにも同様の進化の結果を残した過去があります。

エターナルズは長寿命のため、同じ人間との接触は困難でした(人の寿命が短くエターナルズより早く死ぬため)。またエターナルズは人間との交配もできますが、一部例外を除いて生まれてくるのは能力を持たない普通の人間です。そんな背景から、エターナルズの種族は数が少なく希少です。

エターナルズの基本的な役割は地球の人間を守ることでした。彼らは人類を守りつつ、先端技術の開発にも寄与します。いっぽうでディビアンツはエターナルズに対し、敵意をむき出しにしていました。

ウラノス vs クロノス

遠い昔、ほかの民族の獲得を巡ってエターナルズのなかで内乱が起きます。民族のいっぽうはクロノスにつき、他方はクロノスの兄弟で好戦的なウラノスにつきました。

内乱はクロノズ側が優勢な展開を迎え、ウラノスと率いていた民族は地球を離れてウラヌスに居住地を築きます。ただ戦いに敗れたウラノス一派の中には諦めの悪い者もいて、すぐに地球へ戻って戦争を始めようと計画。しかし地球に戻る際中にクリーの船に襲われ、ウラノス一派の一部は土星の衛星タイタンに着陸させられてそこで居住地を築くことになりました。

このときクリー人は一部のエターナルズを捕獲して実験を敢行。これをきっかけとしてクリー人は地球に行き、独自の遺伝子実験を人間に行うことでインヒューマンズを生み出します。

神に近い力を手に入れるエターナルズとタイタンでの分派

あるとき、コズミックエネルギーを用いたクロノスによる実験はエターナルズが住む町に壊滅的なダメージを与えます。その結果、エターナルズや住む者たちの体は崩壊しました。

いっぽうでエターナルズが持つ潜在遺伝子を活性化がされ、コズミックエネルギーを体内に取り込むことができるようになります。このときからエターナルズは、神に近い力を手に入れました。

しかしクロノスは事故の影響により実体のない状態になってしまったため、新たな指導者を選ぶ必要が出てきます。そこでまず最初にエターナルズは、クロノスの息子であるズラスとアラースのどちらかをリーダーにするか相談。

結果としてズラスが新たなリーダーとして任命され、アラースは以前のような内戦を引き起こさないためにも地球を離れ、タイタンに移住しました。

アラースが移住したタイタンでは、月の竜が原因で発生するとされる戦争が勃発。スイサンという人物を除いて壊滅しました。アラースとスイサンは恋に落ち、タイタンに住むようになります。

そこでアラースとスイサンは交わり、活性遺伝子と非活性遺伝子が混合した新しいエターナルズを生み出します。このエターナルズはテラン・エターナルズよりは弱かったものの、内戦が起きる前の初期のタイタン系エターナルズよりは強力かつ長寿でした。

エターナルズ3つの都市

ズラスが地球でリーダーとして統治している間、オリンピアとポラリス(現在のシベリア)およびオセアナ(太平洋)の3か所にエターナルズの都市が建設されました。

このなかでも特にオリンピアは重要で、地球の次元とオリンピアの故郷を繋ぐポータルがそれぞれ近いギリシャの山に置かれます。

古代ギリシャ人の多くはエターナルズの人とオリンポスのパンテオンのメンバーを混同。最終的にはそれぞれの神々との間で合意が成立し、セナのような一部のエターナルズはオリンピア人になりすますことになりました。

セレスティアルズ

18,000年前、セレスティアルズは地球に戻ります。そこでセレスティアルズとディヴィアンツの間でひと悶着あり、ムーとアトランティスが陥落。地球で大混乱が発生したため、エターナルズはたくさんの人間を救うため救助に奮闘しました。

なかでもヴァルキンという名のエターナルズは、セレスティアルズから強大な力を持つ工芸品を託され大切に保管することになります。

あれこれ

初期の数世紀のある時期には、イカリスとエターナルズは地球のミュータントであるアポカリプスと対峙。イカリスたちはアポカリプスを破り、絶命させていました。

1,000年前には、アスガルドの神ソーが何人かのエターナルズに遭遇。地球に帰還しようとしているセレスティアルズがいるという事実が知られかけたためソーの心から遭遇した事実を抹消します。

エイジャックという名前のエターナルズはセレスティアルズの代弁者となり、1,000年後に人類がどのように進化したかをセレスティアルズが裁くのを助けました。

20世紀の出来事

20世紀初頭には、人間の科学者がウラヌス系のエターナルズと接触。そのなかでものちにマーベルボーイとなる幼い息子を科学者は持ちました。

第二次世界大戦後は、一部のエターナルズが人間やディヴィアンツと協力してデモクレスファンデーションを設立。地球を統治できるような新しい超人間を作ろうとしました。

このときエターナルズは、マッカリのようにスーパーヒーローとして活動する者や素性を隠して普通の人間として地球で暮らすものもいました。

またエターナルズは、インヒューマンズの都市をヒマラヤ山脈に移動させて彼らが見つからないよう隠す手助けもしています。

ある時点では、タイタンにいたエターナルズの血を継ぐサノスが植民地を破壊。エターナルズは破壊された場所を再建すると共に、サノスをやっつけようと対抗していました。

2セレスティアルズによる繁栄した種の裁き

セレスティアルズが地球で創造したものの価値を見定めるために戻ってきたとき、エターナルズは再びディヴィアンツと衝突することになるだろうと気づいて地球の人にその存在を明らかにしました。またズラスは、セレスティアルズが地球について有益な評価をしない可能性を恐れていました。

それからエターナルズは以前記憶を消去していたソーと遭遇。ソーの父オーディンやオリンポスの神々に攻撃され、神々がセレスティアルズを攻撃する計画を邪魔するのを防ごうとしました。

結局エターナルズは神々を助けることにし、デストロイヤーのセレスティアルズへの攻撃を助けるために、ユニマインドを形成します。

エターナルズはセレスティアルズの攻撃を受けて消え去ることを余儀なくされ、ズラスはそのとき亡くなります。ただズラスは自身が消え去る前に娘のセナを呼び、民を連れて宇宙探検するよう指示しました。

大抵のエターナルズはユニマインドの形でズラスの導きに答えたものの、地球に深く関与する一部の者は地球に残ります。そしてエターナルズはアベンジャーズのような地球のヒーローを助け、いくつかの脅威への対抗を手助けしました。

エターナルズが持つ能力・力

コズミックエネルギーが体内を満たしているほか、不屈の精神力を維持することで事実上不滅の存在であるエターナルズ。エターナルズは肉体労働による疲労もなく病気や毒に対する免疫もあり、過酷な暑さ寒さともに耐えられる超人的な頑丈さを備えています。

たいていの場合は通常の兵器では損傷することもなく、例え損傷したとしても精神的に肉体を維持してさえいればヒーリングファクターによって直ぐに回復するのもポイントです。

また2006年に刊行された作品では、エターナルズは水から直接酸素が吸収できる事実も判明。同シリーズではイカリスがマグマのような場所に投げ込まれ激痛を伴う表情を見せたものの、それでも傷はつきませんでした。なおすべてエターナルズが同じ能力を持っているかは定かではありません。

ちなみにエターナルズは、体の構成分子を広範囲にわたり分散させることで殺めることが可能と言われていました。しかしこれは過去系で、直近のシリーズでは全分子をバラバラにしたとしてもエターナルズを死に至らしめるには不十分だとされています。

ということで今回は、エターナルズが持つほかの能力・力も紹介していきます。

能力:超人的な力

エターナルズはコズミックエネルギーにより、力を増幅させられます。通常のえたエターナルズは能力を使わなくても20から30トンの重さを持ち上げることが可能。加えて力を増幅させることでさらに重いものまで持てるということです。

ちなみに最大レベルだと100トン持ち上げるエターナルズもいました。

能力:コズミックエネルギーの投射

エターナルズは手または目から、衝撃のある波動や熱、閃光、ビームなどを投射することができます。

能力:飛行

エターナルズは自分自身を浮遊させ、飛行できます。また生物や物体を浮遊させながら自分自身を浮かせることも可能です。人によっては高速飛行もします。

能力:心の読み取り・制御

エターナルズは自分自身よりも精神的に弱い者に対して、心を読み取ったり制御して意識に反する行動を取らせたりできます。

能力:イリュージョン

エターナルズはイリュージョンを見せることができます。例えば自分自身は存在するにも関わらず特定の人には見えていないように偽装が可能。そのほか存在しないものを見せることもできます。

イリュージョンに長けているエターナルズがこの能力を駆使した場合は、本物とまったく区別がつかないレベルな場合もあります。

能力:物質変換

エターナルズは物体の構造を再配置でき、別の物に変換できます。野球ボールを別のボールに変えてしまうような能力です。

能力:テレポ

エターナルズはテレポにより、瞬時に移動できます。ただテレポにはコズミックエネルギーを使うため、たいていのエターナルズはテレポが嫌いです。

能力:ユニマインド

エターナルズは3人程度であれば、ユニ・マインドと呼ばれるゲシュタルトへの変換をできます。ユニマインドは構成するすべての存在の力と能力が含まれるもので、より強力な実体です。

なおここまでエターナルズの能力を見てきましたが、これらのパワーはある特定の部分のみに集中させることも可能です。例えばセルシはほかのどのエターナルズよりも突然変異の力を強めました。

イカリスの場合は感覚を大幅に向上させているほか、インターローパーは他人に恐怖を与えることに長けています。マッカリの場合はエターナルズのなかでも最も早いレベルの高速移動が可能です。

2006年登場のスプライトに至っては見た目が子供のまま変わらないものの、幻影に関してトップクラスのレベルを手に入れていました。このようにコズミックエネルギーはエターナルズがそれぞれどのように活用するかにより、特に秀でさせることも可能のようです。

エターナルズ種族のメンバー・キャラクター

エターナルズの種族は実は希少な存在で、多くは存在していません。また主要キャラクターは数える程度にいますが、過去の実験中での事故により町が壊滅したこともあるため恐らく人数も限られています。

今回はそんなエターナルズのなかから、主要なメンバー・キャラクターを簡単に紹介します。

イカリス

イカリスとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

エイジャック

エイジャックとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

セルシ

セルシとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

ドモ

オリンピアの元主任技術者。オリンピアの最先端をいくシステムをすべて監視する仕事をしており、熱心でした。

マッカリ

マッカリとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

セナ

セナとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

ズラス

コズミックエネルギーの投射に長けているキャラクター。

スプライト

スプライトとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

アギナー

ポーラーエターナルズ。

デルファン・ブラザーズ

デルファンブラザーズは、戦いを楽しむオリンピアのボクサーチームです。ポーラーエターナルズをあまり好んでおらず、ユニマインドの儀式の前に一度は彼らと戦っていました。

セルシがオリンピアへ召喚されるのを拒んだ際は、ドモがデルファンブラザーズを派遣して強制送還の任に当てました。

ドルイグ

ドルイグとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

マスター・エロ

マスターエロはヒマラヤに潜む人物。マッカリの師匠であり、彼をスピード狂にした張本人です。

キンゴ・スネン

キンゴ・スネンとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

ヴァルキン

ヴァルキンはイカリスの叔父でありヴィラコの兄弟、そしてドルイグの父親です。オール・ファーザーとして知られており、ポーラーエターナルズのリーダーでした。ヴィラコが亡くなったあと、ヴァルキンはイカリスを養子に迎えています。

20世紀にはソ連軍のバルカニン大佐の通称を継承。ズラスの死後にはセナがエターナルズのリーダーになりそうでしたが、多くのエターナルズがヴァルキンを指名していました。

ザリン

カルカニン大佐の姿でヴァルキンの補佐役を務めていたポーラーエターナルズ。またヴァルキンのパイロットでもありました。

ユニ・マインド

ユニ・マインドはキャラクターではないものの、儀式に参加したもののエネルギーが集合して生まれたゲシュタルトの実体のようなものです。

ザ・フォーガットゥン・ワン

ギルガメッシュとは?強さや能力徹底解説【エターナルズのマーベルキャラクター】

シグマー

シグマーは高齢者の姿をしたポーラーエターナルズ。ポラリアとニューヨークの地下深くに研究所を持っており、モレキュラー・リーセンブラー、ディメンション・クラウド、ナーブ・ビーストを作りました。

シグマーはユニ・マインドの形で地球を離れたエターナルズのうちの1人で、代わりにファストスが研究所を観察しています。

ノリフォス

オルフェウスやホルスと間違えられたエターナルズ。彼は現在の作曲がティベリアス朝に始まった音楽家です。ノリフォスはディヴィアンツの女性、Yrdisisに出会いました。彼は自分のマンドリンを使って他人の考えを微妙にコントロールすることができます。

サイベレ

サイベレはセナの母であり、ズラスの妻。普段はコロラド州の人里離れた森に住んでおり、ズラスが生きている間は技術的に女王だったにも関わらず通常は人間の問題に首を突っ込んでいました。

サイベレはガエアやディンディマエ、ラエア、アグディスティスに間違えられたことがあります。ガウルがドリーミング・セレスティアルズの力を得たときは、エターナルズとガウルの戦いで助けに入りました。

ファストス

ファストスとは?強さや能力徹底解説

エル・ヴァンピーロ

ロサンゼルスで吸血鬼に扮したレスラーとして活動していたメキシコ人のエターナルズ。マリアという名前の妻がいます。

インターローパー

インターローパーは、シベリアの小屋に隠れて暮らしているポーラーエターナルズ。普段は1人でいることが多く孤独なキャラクターです。ただ唯一インターローパーと本当に仲良くなったキャラクターとして、フォーガットゥン・ワンがいました。

のちにドラゴン・オブ・ムーンとの戦いのなかで自分自身の生命力を爆発的なエネルギーに変換。ドラゴンには勝ったものの、自身は犠牲になります。

それからインターローパーはウィル・ファンショーという人間の遺体を手に入れ、自分の姿のレプリカに変えて復活しました。

ヴィラコ

ヴィラコはイカリスの父であり、ヴァルキンと兄弟関係、トゥレインの夫です。ポーラーエターナルズのメンバーとして、自身の民族の文化を布教する活動をしていました。

アステカ族のケツァルコアトルとたびたび間違われています。

アーロック

アーロックは、エターナルズのチーフエンジニアだったキャラクター。のちにインヒューマンズを作るという目的でクリー人によって解剖され、知識の種になりました。

ピクシー

ピクシー・ダストによって人々を石に変える能力を持つキャラクター。詳細不明。

クロノス

第一世代のエターナルズであり、兄弟のウラノスとは敵対関係にあるキャラクター。ウラノスとは反対に、平和のために剣を抜いて戦っていました。のちに妻のダイナとの間にズラスとアラースの2人の子供を設けています。

クロノスは科学者でもありますが、あるとき研究室で行っていた実験でコズミックエネルギーの爆発に巻き込まれ原始化。その時点でクロノスの存在は亡くなったも同然ですが、現在は宇宙・時間の実体の1つとして存在し続けています。

タイタニス

詳細不明。タイタニスは黒い髪の女性キャラクターで、剣闘士でした。1982年の「マーベル・スーパー・ヒーロー・コンテスト・オブ・チャンピオンズ#1」に初登場。

デストラクター

詳細不明。エターナルズ特有の能力を持つキャラクター。

ウラノス系のエターナルズメンバー

ウラノス

タイタンに戦争を持ち込んだものの、オセアヌスと兄のクロノスに敗れたキャラクター。戦争に敗れてからは24人の支持者と共に宇宙に追放され、ウラヌスにたどり着いてそこに基地を作りました。

それからウラノスたちはクリー人の攻撃を受け、ウラヌスから土星の衛星タイタンに移動。しかしそこでもスイサン以外が亡くなった戦争に巻き込まれ、自身も亡くなっています。

キャラクターとしては悪人のような感じで、サノスは甥。残忍な性格という意味ではサノスがその血を受け継いでいます。

シャストラ

ウラノスの支持者で、第一世代のエターナルズの女性キャラクター。クロノスが内戦で敗北してからは一緒に亡命しています。

のちにクリー人から攻撃を受けて土星の衛星タイタンに到着。しかしそこでもスイサン以外が亡くなった戦争に巻き込まれ、生死不明ではあるものの恐らくすでに亡くなっています。

ティリオ

詳細不明。ウラノスの支持者であり男性キャラクター。1981年4月に「ファット・イフ?#26」で初登場。

アストロン

アストロンはウラノスの支持者であり、ウラヌス系エターナルズのリーダー。デスハージが彼らを守っていたドームを破壊した際に、自身も亡くなっています。

タイタンにいたエターナルズメンバー

スイサン

土星の衛星タイタンのにおけるウラノスの支持者の子孫。タイタンで発生した戦争の唯一の生き残りです。スイサンはタイタンで新しいエターナルズを創造することになるアラースと恋に落ち、エロスとサノスという名前の子供を授かりました。

しかしサノスがタイタンを攻撃して人々を殺めた際、実の子どもの実験により亡くなります。具体的には、サノスがほかの子供となぜ見た目が違うのかを知りたいと思い、スイサンをそのまま解剖したのが原因です。

アラース

土星の衛星タイタンにおけるリーダー。クロノスの子供でありズラスとは兄弟関係。スイサンとの間にエロスとサノスの2人の子供を設けています。

父親が科学者だったものの実験中にコズミックエネルギーの壮大な爆発を引き起こし、父はそのとき体が崩壊。そのあとに父親のような形で自身も科学者になりました。

サノス

映画「アベンジャーズ」シリーズにおいてスーパーヴィランとして既に登場しているキャラクター。アラースとスイサンの実子であり、兄弟にエロスがいます。

紫色の皮膚とうねうねした顎を持つサノスはほかのエターナルズと比べても見た目が異質。その原因は、ディヴィアンツの遺伝子が突然変異によって入ってしまったためと言われています。

サノスはタイタン系の一般的なエターナルズと比較すると力がより強力になっていて、親・兄弟から市民まで平気で次々と殺めていました。また子供のガモーラを捕獲し、究極の暗殺者に仕立て上げたのもサノスです。

原作・映画ともにサノスはインフィニティストーンを集めきり、宇宙の半分の生命体を消し去った点は同じ。ただしサノスは野望を成し遂げた後に虚無を迎えやすく、せっかくの野望が打ち砕かれるのが通例です

スターフォックス(エロス)

スイサンとアラースとの間に生まれたのがエロスで、サノスとは兄弟関係にあるタイタン系のエターナルズ。アベンジャーズやダーク・ガーディアンズに所属したこともあり、地球では英雄視されています。

エロスは通称スターフォックスという名前も所有。他人の感情をコントロールする能力に長けているのがポイントです。

デメイティー

デメイティーはタイタン系のエターナルズ。「ソロ・アベンジャーズ」に登場したキャラクターで、ピーター・ギルスやジェームズ・ブロックなどに作られました。

パメラ・ダグラスというキャラクターと親しい関係で、いとこにムーンドラゴンがいます。

能力は通常のエターナルズと同じような感じで、特に特徴はありません。生死も不明で、エターナルズのなかでは控えめなキャラクターと思われます。

エターナルズにまつわるトリビア

エターナルズは5つの世代に分かれる

エターナルズは誕生してから物語がいくつも存在しているわけですが、実は出来事や時期で見たら5つの世代に分けることができます。世代を分ける際の指標は以下の通り。

エターナルズ第一世代:ティタノスが陥落する前に生まれた人々
エターナルズ第二世代:大勢が消えたクロノスの実験を生き延びた人々
エターナルズ第三世代:クロノスの実験後かつセカンドホストよりも前に生まれた人々
エターナルズ第四世代:2万年前のセカンドホストの後に生まれた人々
エターナルズ第五世代:3000年前にサードホストが来た後に生まれた人々

このように生まれた時期によってエターナルズは世代分けすることが可能です。よく知られるキャラクターで分類するとこうなります(人数は略)。

第一世代:クロノス、マスターエロ、ウラノス
第二世代:フォーガットゥン・ワン、ギルガメッシュ、ヴァルキン、ヴィラコ、ズラス
第三世代:エイジャック、アレックス、イカリス、ファストス、サノス、セナ
第四世代:マッカリ、セルシ、キンゴ・スネン
第五世代:スプライト

セレスティアルズはマーベルシネマティックユニバースに実は登場している

セレスティアルズは宇宙の原始から存在する神に近い存在。そんなセレスティアルズがエターナルズを作り出したわけですが、実はマーベルの映画シリーズであるMCUにはすでに登場したことがありました。

それが映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』に登場したエゴ。エゴは主人公ピーター・クイルの父として登場したキャラクターで、自身をセレスティアルズだと名乗っていました。

そんなエゴは生物を超越した存在であり、姿を変えるのも自由自在。劇中では惑星そのものであり、その核となる部分が弱点だったという話でした。ということでエターナルズは2019年時点では映画デビューしていないものの、その生みの親であるセレスティアルズは既に登場済みということがわかります。

なお原作においてセレスティアルズは地球に残していった実験のせいかを後に見定めに来ていましたが、エゴも継承者を探すために地球に種を植え付けていたという意味で似ています。

サノスはエターナルズの末裔だった!

マーベルのMCUにおいてインフィニティサーガの主要ヴィランだったのがサノス。映画『アベンジャーズ』からその姿をちらつかせ、10年の時を経て遂に本人を破る結果が導かれたのが『アベンジャーズ:エンドゲーム』です。

そんなサノスですが、実はエターナルズの血を引いています。もともとエターナルズは民族と星の奪い合いの戦争が起きていました。そんなときに奪い合いをしていたアラース率いるメンバーが土星の衛星タイタンに移り住みます。そこでアラースはスイサンに恋をし、サノスを生み出しました。

アラースとスイサンはエターナルズであり、サノスもその血を引いたことになります。ただサノスは突然変異によってディヴィアンツの遺伝子までもってしまったため、本来ならイケメンになるはずが醜い姿になってしまいました。

ということでサノスは、実はエターナルズの末裔ともいえる存在です。

映画『エターナルズ』は2020年11月6日に公開だ!

今回はエターナルズについて起源からトリビアや能力まで幅広く紹介させていただきました。

エターナルズは2020年11月に遂にスクリーンで登場するということもあり、今後さらなる注目が期待されます。

またいつもの流れでえいば、2020年春頃には予告動画も登場するはずです。この記事を書いている時点では一部エターナルズのメンバーやキャストとビジュアルが少ししか発表されていないものの、次々明らかになる情報には目を離さないようにしてください。