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映画『ターミネーター』ネタバレ感想&トリビア疑問の徹底解説

人類とロボットが戦争を起こし、タイムスリップも可能になった近い未来。なにも知らない人間のもとに、ロボットが過去の有力者を抹殺するべくやってくるのが「ターミネーター」シリーズです。

今回はそんな「ターミネーター」シリーズの1作目に焦点を当て、ネタバレ感想からトリビアと疑問の解説まで幅広く紹介します。

映画『ターミネーター』作品紹介


タイトル:ターミネーター(原題:The Terminator)
監督:ジェームズ・キャメロン
脚本:ジェームズ・キャメロン、ゲイル・アン・ハード
ジャンル:アクション、SF
上映時間:108分
キャスト:アーノルド・シュワルツェネッガー、マイケル・ビーン、リンダ・ハミルトン
作品概要:1984年に公開された「ターミネーター」シリーズの第1弾。ジェームズ・キャメロンが当時見た「炎から出現したロボットが自分を付け狙う」という悪夢から着想を得て製作されました。

主人公でありロボットを演じるのは、アーノルド・シュワルツェネッガー。公開時には俳優としてのキャリアが浅かったシュワルツェネッガーは、当時英語がうまく話せていません。

しかし、逆に喋りの下手さがロボットを演じるうえで自然な演出が可能になるため目についた模様。

シュワルツェネッガーが演じるT-800は基本的に仲間側として知られています。ただ、第1弾では敵側で登場。1作目でしか味わえないシュワルツェネッガーによる人間の襲撃演出を見られるのがポイントです。

注意
ここから先は本編のネタバレが含まれます。

映画『ターミネーター』主要な登場人物とやったこと

ターミネーター(T-800)

2029年にスカイネットが人類に負けそうになった際、抵抗軍を指揮していたジョン・コナーを抹殺するために未来から送られてきた人型ロボット。目的は1984年に行き、ジョン・コナーの産みの親であるサラ・コナーを始末すること。母体をなくせばジョン・コナーもいなくなるため、親を狙った模様。

戦闘ロボットなので武器や移動機器の操作には長けており、勝利を手にするための先見性にも優れます。基本的にはサラ・コナーだけでなく、人間であれば始末対象。目的を追う過程で邪魔になった人間は躊躇なく排除します。

しかし、必ずしも邪魔な人間を始末するというわけでない様子。終盤でタンクローリーを奪った際は、助手席に乗っていた人間を殺めることなく逃がしているためです。

T-800は最初に襲ってきたチンピラを殺めたのち、銃店のオーナーを始末。サラ・コナーと同名の人間を始末しにかかったものの、カイルの邪魔が入って失敗します。

それからサラとカイルを執拗に追いかけ、皮膚組織が溶けても動くほどの生命力を見せました。最後は爆破されたうえ、上半身だけで追いかけたにも関わらずサラによってプレス機に潰されて機能停止。

映画には映っていないものの、機能停止後はサイバーダイン社によってマイクロチップと破壊されていない右腕を回収されています。

カイル・リース

2029年に存在していた人類抵抗軍のメンバー。階級は技術情報部軍曹。指揮官でもあるジョン・コナーの部下にあたり、戦闘能力の高さが買われています。

スカイネットから過去に送られたターミネーターの対抗手段として、ジョンの命令により同じく過去にタイムスリップ。ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーを守るべく奮闘しました。

サラの顔に関してはもともとジョンに見せられているため、知っていた模様。それだけでなく、サラに対してタイムスリップの時点で恋心をよせていました。

最終的にはサラを守りきり、倒れてしまうほどの負傷をしながらも最後の力を振り絞ってターミネーターを爆破。爆風に巻き込まれたため、その場で死亡が確認されます。

カイルが亡くなったあともターミネーターは生存していたものの、なんとか撃破された様子。

最終決戦を前にサラと結ばれており、潜伏先のモーテルで体を交わせます。その結果、サラはジョン・コナーとして生まれる赤ん坊を妊娠。

ジョン・コナーの父親は不明とされていましたが、この時点でカイル・リースがジョンの親だったと考察可能です。

サラ・コナー

ロサンゼルス在住の大学生。レストランのウェイトレスとしてバイトしているものの、遅刻をよくするのが難点。私生活ではジンジャーとマットと同居しているのがポイントです。

ある日普通に生活していたところ、未来からやってきたターミネーターによって命を狙われます。直後現れたカイル・リースによって救われ、ジョン・コナーという未来の息子を始末するためにロボットに命を狙われているとの説明を受けました。

半信半疑のサラは、カイルに何度も救われることで徐々に信頼を寄せます。結果、モーテルでカイルの魅力に惹かれて結ばれました。

最終決戦では負傷したカイルを肩車して救うなど、力強さを見せていたのがポイント。最後は工場内にあるプレス機に誘導するという名案を思い付き、ターミネーターを潰すことで戦いに勝利します。

のちにモーテルでカイルと交わったおかげで妊娠が発覚。来たるロボットとの戦いに備え、自身を鍛えるとともに先手をどう打つか考え始めました。

映画『ターミネーター』1分でわかる結末ネタバレ

数十年後の未来は、人類と人工知能スカイネットによる戦争が行われています。あるとき未来から、スカイネットの手先と普通の人間が出現。

スカイネット側の手先はターミネーターと呼ばれるロボットで、サラ・コナーを始末するのが目的。いっぽう普通の人間は、サラ・コナーを守る任務がありました。

なんでもサラ・コナーはジョン・コナーという子供を産み、未来の戦争でスカイネットを敗北に追い込むため重要な役割を担うとのこと。そのためスカイネットは過去にロボットを送り、産みの親であるサラ・コナーを抹殺することでジョン・コナーが生まれてこないようにしようとしていました。

かくしてターミネーターvs人間の戦いが勃発。最終的に工場で交戦した二者ですが、ターミネーターがプレス機で潰されることで終了。サラ・コナーは守られたほか、妊娠してジョン・コナーとなる予定の子を授かりました。

映画『ターミネーター』詳細な結末ネタバレ紹介

オープニング

西暦2029年。

近未来の地球はロボットと人類による戦争が行われており、互いに傷つけあっていました。人類は隠れるように生きながらも、ロボット側が優勢。そんなあるとき、人類側の指導者としてジョン・コナーが現れて事態は一転。人類の勝利が近くなります。

ロボットと人類の戦争が終わりを告げようとしているなか、その最後の戦いは過去であるはずの1984年に始まろうとしていました。

2人の男

1984年5月12日、1時52分のロサンゼルス。

重火器を扱っていた人の隣で眩い稲妻が出たと思うと、そこに筋肉ムキムキで裸の男性が出現。裸の男は歩行中にチンピラに襲われたものの、返り討ちにします。それから男は服を着ながら拳銃ショップに移動。店主を殺めつつ拳銃を手に入れました。また電話ボックスで、サラ・コナーという名前に注目します。

いっぽう別の場所でも、同じようにして裸の男性がなにもない場所から出現。男は洋服をホームレスから奪うところを警察に見られ、追われます。しかし警察を巻き、拳銃も入手。電話ボックスに入るとサラ・コナーという名前に注目していました。

サラ・コナー

最初に来た男は、電話帳で調べたサラ・コナーという名前の人間を次々に始末。最終的に最後のサラ・コナーの自宅に侵入すると、現場にいたサラの友人であるジンジャー&マットまで殺めます。男はさらに、サラ・コナーの顔と声の情報を入手。ナイトクラブにいると気づいて、向かいました。

いっぽう別の男はサラ・コナーを隠れて追跡。サラ自身は何となく誰かに追いかけられていると気づいています。

暗い未来の話

サラとカイルは逃亡。その間にカイルは、未来で起きていることを説明します。

時は2029年。核戦争後の世界では人工知能スカイネットが反乱。スカイネットが指揮するロボット側と人類の戦争が起きており、後者が絶滅の危機に瀕していました。

そんななか、人類側の抵抗軍を指揮するジョン・コナーの戦略のおかげで人類が好戦。人類がロボットに勝利する日が近くなります。

そのとき、負けを恐れたスカイネットは人型アンドロイド「ターミネーター」を過去に送達。ジョン・コナーの母親であるサラ・コナーを始末することで、ジョンが生まれないようにして歴史改変しようとしていました。

いっぽうで抵抗軍側もスカイネットと思惑を阻止しようと模索。結果ジョンはカイルに過去に行くことを命じ、サラ・コナーの護衛を頼みます。

そして1984年の同じ時間、別々の場所にターミネーターとカイルが現れました。

なお、タイムトラベルに使った装置はすでに破壊済み。現状は一方通行なので、未来から2人以外は来ないし戻ることもできない模様です。

そんな内容の話を、カイルは運転中に言いました。

警察

パトカーを盗んだターミネーターは、サラとカイルが乗る車を追跡しつつ攻撃開始。カーチェイスになり、カイルたちが前方、後ろからパトカーが追いかける構図で進みます。

追いかけられた末、ターミネーターに銃弾を浴びせることに成功したカイルたち。そのあとターミネーターのパトカーを壁に激突し、カイルたちは停止しました。すぐに警察が来てカイルとサラは拘束。ターミネーターが乗っているはずのパトカーには、誰もいませんでした。

カイルは警察に尋問され正直に答えますが、誰も信用していません。いっぽうサラは警察から防弾チョッキを貰い、一晩保護が決定します。

サラが警察署内で保護されているなか、ターミネーターが窓口に出現。サラ・コナーに会おうとするターミネーターは拒否されたため、車で正面玄関を強行突破して侵入します。

ターミネーターは警察署内にいる従業員に問答無用で銃弾を浴びせて始末。施設の電気系統を破壊することで停電を起こしました。

徐々に近づいてくるターミネーターにサラが恐怖している間、カイルも裏でこそこそ動いて鍵を入手。カイルはターミネーターより先にサラを見つけ、2人は逃亡を図ります。

結果、ターミネーターをなんとか巻くことに成功。サラはカイルの毎回の行動に心を開き始めていました。

カイルの気持ち

警察やターミネーターから逃亡した2人はモーテルに移動。カイルはターミネーターと戦うための準備に出かけ、サラは1人で残ります。

残っている間、サラは誰かに電話。相手の声は女性だったものの、電話相手は声を変更したターミネーターでした。ターミネーターは電話から2人の潜伏先を突き止めると、移動を開始します。

夜になると、カイルは購入したダイナマイトを持って帰宅。サラに使い方を教えます。またカイルは、ジョンからサラの写真を見せられて以来、好きになってしまったと告白。

そんなカイルに対してサラは自分からキスを仕掛け、2人は熱いキスを開始。そのあとは大人の結ばれ方をしていました。

ターミネーターはしつこい

急速も束の間のこと。ターミネーターはカイルたちが宿泊しているモーテルを突き止めたようで、すぐ近くに来ていました。犬が吠えたことでカイルたちはその事実に気がつき、蜂の巣にされる前に脱出。ターミネーターを車で轢いて移動を始めます。

カイルたちが車で移動するなか、ターミネーターも後ろからバイクで追跡を開始。ターミネーターが銃弾を浴びせてくるなか、サラは運転しつつカイルがダイナマイトで応戦しました。その途中、カイルは銃弾を受けて負傷。さらに乗っていた車も横転し、窮地に立たされます。

ターミネーターはバイクから降りて、近くを走っていたタンクローリーを無理やり入手。カイルとサラは逃げていたものの、2人をタンクローリーで追いかけました。カイルはサラを先に行かせたうえ、ターミネーターに気づかれないようダイナマイトをタンクローリーのマフラー付近に設置。

サラが轢かれる前にダイナマイトが爆発したことで、タンクローリーが爆発炎上します。結果、サラはなんとか逃げ切ることに成功。ターミネーターは炎上中のタンクローリーから逃げ出したものの、自分自身も燃えていて動けないようでした。

ターミネーターは諦めない

ターミネーターを炎上させることで勝利したかに見えたカイルとサラ。しかしターミネーターは炎上する車の残骸から立ち上がり、服や皮膚のない超合金製の骨格のみの姿で追いかけ始めます。

ターミネーターも足を引きずっているように見えたものの、カイルも負傷しているため条件は同じ。サラはカイルを抱えつつ近くにあった工場に入り込みました。

なおも追いかけてくるターミネーターに対して、カイルは工場にあった装置の電源をオン。たくさんの機械を同時に稼働させることで、自分たちの居場所を特定できないように工作します。

最終的には階段のある場所に追い詰められた2人。そこでカイルはサラを離れさせ、ターミネーターと一騎打ちを仕掛けました。しかしながらターミネーターに殴られてカイルは転倒。その隙にカイルは持っていたダイナマイトをターミネーターに仕掛け、爆破します。

結果ターミネーターはバラバラに吹き飛んだものの、カイルも回避が間に合わず爆発に巻き込まれた模様。サラは左足の負傷に耐えながらカイルの様子を確認しますが、すでに絶命していました。

サラは泣く暇もなく、上半身だけになったターミネーターが生きていたため追いかけられます。そこでサラはプレス機に入り込み、ターミネーターを誘導。自分がプレス機から先に抜け出すとターミネーターを閉じ込め、ボタンを押しました。

プレス機は圧縮し始め、ターミネーターを10cm程度まで縮ませます。ターミネーターは今度こそ起動が停止したようで、サラは勝利しました。ただ、右腕だけはサラを掴むためにプレス機からはみ出ていて無傷でした。

戦いは始まったばかり

ターミネーターを撃破してから数ヶ月経った11月10日。

サラは愛犬と共に車高の高い車に乗って移動し、途中でガソリンスタンドに立ち寄ります。ガソリンを入れている途中、サラが見せたお腹は膨らんでいて、カイルとの間に子供ができたことが示唆。

そこで生まれてくる息子のために録音を残し、父親のカイルのことやいつか必ず訪れる「審判の日」に備えていることを言い残します。

それからサラの前に小さな男の子が出現。男の子はサラの写真を撮影したものの、メキシコの言葉なのか聞き取れません。サラは近くの大人からなにを言っているのか尋ね、子供からポラロイド写真を買い取ります。

ポラロイド写真はすぐに仕舞いましたが、そこに写っていたのはサラの姿。また、カイルが持っていた写真とまったく同じ構図でした。

サラはガソリンスタンドを離れ、どこかに向かう場面でエンディングに入ります。

映画『ターミネーター』疑問点の解説

結末の少年の言葉

愛犬と共にサラが砂漠にあるガソリンスタンドに立ち寄った場面でのこと。少年はサラのことを撮影しつつ「嵐が来る」と言い、サラは「知ってる」と答えていました。

この場面は近い未来、人類とスカイネットの間で戦争が起こることや、審判の日が来ることを暗示しているもの&続編に対する伏線です。

ちなみに最初は、破壊されたターミネーターからマイコンチップを回収する場面や、最後に戦っていた場所が将来スカイネットの反乱の引き金になるサイバーダイン社の管理下にあったという場面があった模様。

あまりにも伏線が強すぎるのと監督があまり好きではないシーンだったため、再撮影と共に削除されたとのことです。

映画『ターミネーター』知られざるトリビア紹介

ジェームズ・キャメロンのカメオ

監督でもあるジェームズ・キャメロンの声は、本編中に3回ほど流れています。1回目は、サラ・コナーの留守番電話でのこと。

2回目は、サラとカイルが止まったティキ・モーテルの店員。3回目は、ターミネーターがティキ・モーテルに電話した際に受話器を取った店員です。

無断撮影

なんらかの撮影をする場合は、基本的に土地の所有者や管理人に電話するのが一般的です。しかしジェームズ・キャメロンによると、本作のいくつかの場面では無許可によるゲリラ撮影をしていたと明かされています。

やり方は、制作スタッフと俳優を指定地点に行かせ、警察が来る前に撮影を終わらせて逃げるというもの。ゲリラ撮影をしているため、本編内の映像にはエキストラどころか撮影されていたという事実にすら気づいていない人も混じっているようです。

例として、本編最後に映るサハラ砂漠をサラが車で走る場面は無断だった模様。

おもちゃのトラックと本物

本編の最初のほうで、ターミネーターが運転していた車でおもちゃのトラックを轢く場面があります。

そして最後のほうでは、ターミネーター自身が前半で轢いたおもちゃのトラックの本物に轢かれる場面が存在しました。

映画の誕生経緯

映画『ターミネーター』の前にジェームズ・キャメロンは『殺人魚フライングキラー』という作品に関わりました。しかしながら映画の評価が悪く批判的な評価を受けた結果、体調を悪くして一晩寝込みます。

そのとき見た夢が、『ターミネーター』の元ネタです。なんでも炎のなかから出現した金属製の骨格がナイフを持って襲い掛かってきたようで、夢を見た直後にそのアイデアを速攻で書き留めています。

ただ、最初に描いた構想ではお金がかかりすぎる問題が発生。ロボットや未来のセットを用意するような莫大な予算はなかったため、未来から現代にロボットが来るというアイデアが採用されたとのことです。

またターミネーターのデザインは特殊効果アーティストのスタン・ウィンストンによって作られましたが、最終的にはジェームズ・キャメロンが最初に描いたものが使われました。

ターミネーターが始末した人の数は28人

本編中にターミネーターが始末した人間は28人います。詳細は、チンピラ、銃店の店員、同名のサラ・コナー、マットとジンジャー、ナイトクラブ、警察官、トラックの運転手などなど。

カイルは自身が仕込んだダイナマイトにより亡くなったため、ターミネーターに始末されたと捉えるかどうかはなんとも言えません。

審判の日の由来

映画に出てくるものと言えば審判の日(ジャッジメント・デイ)。1997年8月29日がその日とされていましたが、この月日はソ連による初めての原爆実験に由来しています。

当時アメリカとソ連は冷戦下にあり、第三次世界大戦が起きかねない状況でした。そんなときに映画を作っていたため、審判の日の日付が定まった模様です。

アイルビーバック

アーノルド・シュワルツェネッガーが演じるターミネーターのキメ台詞と言えば「アイルビーバック」。映画『ターミネーター2』で溶鉱炉に沈む際に言った名言ですが、実は1のほうが先に言っています。

場面は、サラ・コナーを始末するために訪れた警察所窓口でのこと。追い出されたときに「アイルビーバック」と言い残し、車で突っ込んでいました。

溶鉱炉での印象があまりにも強すぎるため、初代『ターミネーター』の時点で存在した名言とは知られていない模様。

映画『ターミネーター』感想

ターミネーターの起源と言うべき作品であり、1980年代で特殊効果も少ない時代の作品。加えて予算が少ないにも関わらず、レーザーや目の閃光のほか機械類を多用することで雰囲気を出しているのがよい点でした。

アーノルド・シュワルツェネッガーも代表作でありキャリアも少ない時代でしたが、あくまでもロボットとしての風格を見せつけているのが魅力。目が壊れたあとの特殊メイクもなかなかの出来栄えです。

筆者はこの時代に生まれていないため知りませんでしたが、「ターミネーター」シリーズでよく聞く「デデンデンデデン」というBGMがなかったのは驚き。どうやらあのBGMは、2かららしいと知りました。

登場するターミネーターは以後ひたすら仲間に転じるため、敵側にいるというのも新鮮味を感じます。ストーリーもSF作品としてはわかりやすく、伏線の回収もしっかり済ませるので鑑賞後の疑問が少ないのも特徴的。

車やバイクのほか、洋服なんかでも1980年代を感じられるのでおすすめです。