ヒトラーへの285枚の葉書(2016)
原題:Alone in Berlin 上映時間:103分 製作国:ドイツ フランス イギリス ジャンル:
目次
概要
ドイツとフランス、イギリスによる合作映画。ペンとハガキを用いてナチス政権に対抗した実在する夫婦の話を基にしています。ある日、夫婦に息子が戦死したという通知。そこで夫婦が不満を示したのが始まりです。アカデミー賞の女優であるエマ・トンプソンが出演。ブレンダン・グリーソンと共に、夫婦役で演じます。
作品情報
ストーリー
舞台は1940年のドイツ。ナチス政権下において戦争に勝利したドイツは、お祝いモードに突入。そんななか労働者階級の夫婦の場所に、愛する息子が戦争で亡くなったことを知らせる手紙が届きます。失念する夫婦は、やがてナチス政権を批判する手紙を書いて、街の至るところに貼り付け。そんな矢先、本格的に当時の秘密警察であるゲシュタポが行動を開始。夫婦に危険が迫ります。
スタッフ
- 監督・脚本:ヴァンサン・ペレーズ
キャスト
- エマ・トンプソン
- ブレンダン・グリーソン
- ダニエル・ブリュール
- ミカエル・パーシュブラント
- モニーク・ショメット
見どころ・ポイント
1.実話が題材という点
本作の見どころは、まず内容が実話という点。原作はハンス・ファラダと呼ばれる人が書いた小説なんですが、その小説自体が実話だったそうです。なお小説も有名で、出た当初は反ナチス政権に関する書物で最高の完成度と言われていた模様。
実際のところこの作品が出る前にも映画化やドラマ化がされたほか、2009年には英語翻訳版が出回っています。
ちなみに原作との違いは、夫婦の名前や家族関係が少し変更されている程度とのことです。
2.自分を忘れないことの大切さ
本作を見ていて思い出させてくれるのは、自分を見失わないことがどれだけ重要なのかという点。主人公の夫婦は息子を亡くしたことで、呆然と立ち尽くします。
そんな状態から次第に立ち直れるようになったのが、ナチス政権に対する批判をもくもくと続けていくということでした。
警察ににらまれながらもその姿勢を忘れない心は、自我を強く持って生きることが大切だということを知らせてくれる大切なメッセージです。
3.ナチス
映画の題材にもかなりの頻度にされますが、この映画はナチス政権に対するものです。2020年頃のナチス映画といえば『ジョジョラビット』がやっていた記憶がありますが、この作品はどちらかというと暗い印象を受けるお話。
ナチス系の映画が好きな人なら、チェックしておいて損はないはずです。
なお本作は、2020年4月の時点でユーネクストにて見放題作品でした。
『ヒトラーへの285枚の葉書』のレビュー・評価
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本記事のデータは2020年4月のものです。新しい配信状況は各VODにてご確認ください。