マーベルシネマティックユニバースの単独映画としても上映される「ブラックパンサー」。ジャングルの奥に築かれた超文明国家ワカンダ国に住むティ・チャラ国王が表の顔は国王とし、裏はブラックパンサーというヒーローとして描かれる予定の作品です。
今回はそんなブラックパンサー/ティ・チャラについてコミックなどから基本情報や能力・強さなどをまとめてみました!
目次
「ブラックパンサー/ティ・チャラ」の初登場と基本情報
「ブラックパンサー/ティ・チャラ」が初めて登場したのはマーベルコミックスの「ファンタスティック・フォー」第52号でした。ファンタスティックフォーはスーパーヒーローチームですが、ブラックパンサーはリーダーがいないときに一時的にリーダーとなったこともあります。
ブラックパンサーは黒人初のスーパーヒーロー
ブラックパンサーは黒人初のスーパーヒーローとして知られています。
黒豹の服に身を包むブラックパンサーは中身が白人と思われていたこともあったようです。1966年ごろと言えばまだ黒人が虐げられていたような時代。
デトロイトなんかではアメリカ史上に残る暴動が発生していたような時代で黒人スーパーヒーローが現れること自体が世間を騒がすようなものだったらしいですが、そんな中で中身が黒人であることを明かすことで黒人の在り方というものを説いたのだとか。
ブラックパンサーは超大金持ち
ブラックパンサーは超大金持ちとされています。その資産はマーベル随一のお金持ちであるスターク・インダストリーズの社長トニー・スタークを凌ぎ、DCスーパーヒーローのバットマンことブルース・ウェインを凌ぎます。
そのお金持ちの理由の1つとして上げられるのがワカンダ国で産出されるある物質です。
その物質というのが「ヴィヴラニウム」でキャプテンアメリカが持っているシールドにも使われている素材になっています。ワカンダ国ではこの「ヴィヴラニウム」が大量に産出されることから国としても大金持ちであり、国王であるブラックパンサー/ティ・チャラもお金持ちとなっています。
現実世界で歯アラブ王の石油王と呼ばれる大富豪が存在するわけですが、ブラックパンサーはジャングルのヴィヴラニウム王といったところでしょうか。
ブラックパンサーは結婚離婚したバツイチ
2000年代半ばに、X-MENのメンバーであるストームと結婚したが、「アベンジャーズvsX-MEN」にてワカンダが壊滅状態になった際に離婚した(現在は和解済み)。
ブラックパンサーことティ・チャラは2000年代にX-MENのメンバーであるストームという女性と結婚しています。
しかし後にX-MENとアベンジャーズが戦ったときに母国のワカンダ国が大打撃を受けてしまったことで離婚しました。
離婚後は一応和解しています。
[aside type=”normal”]ストームは天候操作系のミュータント。大気を操ることで熱・風を発したり毒をも発生させられます。[/aside]
「ブラックパンサー/ティ・チャラ」の住む「ワカンダ国」とは?
ティ・チャラが収めるワカンダ国はアフリカのジャングル奥地にある超文明を持つ国家です。
隕石の落下により希少な物質であるヴィヴラニウムが産出されるようになったという話もありますが、とにかくこの「ヴィヴラニウム」の存在がアフリカの奥地にも関わらず超文明化した要因となっています。
希少物質がとれることからも度々敵に狙われる場面が出てきます。
ワカンダ国の国王は代々ブラックパンサーとしての地位を受け継いでいきます。日本語で言うと「黒豹」となるブラックパンサーはワカンダ国において神として崇められる存在。だからこそ代々受け継がれていき、現在はティ・チャラがその地位を継ぐことでブラックパンサーとなりました。
「ブラックパンサー/ティ・チャラ」がワカンダ国の国王となった理由【襲名制】
ブラックパンサーことティ・チャラはワカンダ国の国王とです。国王となった理由の1つとしてあるのがこの襲名制です。襲名制とは世襲制のようなもので、国王の子供である王子などがその国の国王としての地位を受け継ぐことを言います。
ワカンダ国の前国王はティ・チャラの父親である「ティ・チャカ」でした。そして父親は「ユリシーズ・クロウ」によって亡き者にされています。国王であったティ・チャカが亡くなったことでワカンダ国の王子だったティ・チャラは父親を襲名し、「ブラックパンサー」となったのです。
ただしワカンダ国の襲名は簡単には行かない
ワカンダ国の国王の子供はブラックパンサーとして襲名するのは書いた通りですが、それはそう簡単に行くものではありません。というのも襲名するには「戦闘の儀式において勝利を収めなければならない」という掟があるからです。
ただティ・チャラに関してはこの掟に乗っ取り戦闘の儀式において勝利を収めました。これによりティ・チャラはブラックパンサーの地位を受け継いだことになります。
ちなみにブラックパンサーの名前は前代の王ティ・チャカと現王のティ・チャラ、妹シュリと叔父がその名を継いだことがあります。
「ブラックパンサー/ティ・チャラ」の強さ・能力は?
ティ・チャラの住むワカンダ国はジャングルに囲まれていることで普段から野性的な生活をしています。そのことから元々身体能力が高いという特徴がありました。
またジャングル生活はティ・チャラの格闘術やサバイバル知識にも優れた技能を与えています。さらに10代の頃にあった一件もティ・チャラの身体能力に影響しています。
その出来事というのが父親であるティ・チャカがユリシーズ・クロウによって亡き者にされたことです。クロウはワカンダ国で算出されるヴィヴラニウムを狙っていたことでこのようなことが起き、ティ・チャラはクロウに対して復讐を誓い己を高めるキッカケにもなりました。
能力としてはキャプテンアメリカやウィンターソルジャーをはじめとしてアベンジャーズなどとも互角に渡り合う強さがあります。
また体が柔軟で高所から飛び降りたとしても音もたてずに無傷で着地することが出来ます。
さらに俊敏で自動車の走るスピールを軽く超える脚力を持ち合わせています。
ブラックパンサー状態での能力など
ティ・チャラは王子の時にも優れた能力を有していましたが、国王となることで更なる力を身に着けることができます。
それは国王を継承する際に食べる緑色をしたハート型のハーブの存在です。このハーブを食べることで黒豹の神と繋がることができ、能力が強化されることになります。
このハーブには身体能力の超強化効果だけでなく回復速度アップなどの効果もあります。
ブラックパンサーとなったティ・チャラはさらに強化されることになります。
いわばスーツの能力ということになりますが、スーツはワカンダ国で取れる希少な鉱石「ヴィヴラニウム」が使用されたものです。
このスーツは強い衝撃を吸収することができ、銃弾をも弾き飛ばし機関銃をも耐えうるものになっています。キャプテンアメリカのシールドを全身に身にまとって動いているようなものなのでその硬さがうかがえるでしょう。
ただ衝撃耐性だけで電気耐性はないようです。
またブラックパンサーになったときはヴィヴラニウムで出来た爪を武器として使います。この爪はキャプテンアメリカのシールドに大きな傷をつけるくらい強力な攻撃を有していることが映画『シビルウォー/キャプテンアメリカ』の一部シーンでありました。
ブラックパンサー(ティ・チャラ)にも弱点があった
弱点というべきはわかりませんが、一応弱点として「復讐心」というものがあります。ティ・チャラは父親を亡き者にされたことでユリシーズ・クロウに対して強い復讐心を持っています。
その復讐心は任務をも忘れ、我を忘れるくらい強力なものなので復讐心が心を乱しかねず弱点となってしまうのです。
とはいえこの復讐心は克服されていたような気がします。
ティ・チャラは優れた知能を有する
ティ・チャラは身体能力だけでは飽き足らず優れた知能も持っています。ワカンダ国からアメリカなどに渡ったティ・チャラは大学で勉強をしたこともあり、それによって物理学の博士号も取得しています。
この知識によって母国で取れる「ヴィヴラニウム」の扱いも自ら行うことができ、その知識はピカイチとなるわけです。
ちなみにティ・チャラの使用するものはヴィヴラニウムで自作しているものがあったりします。
映画『ブラックパンサー』が2018年3月1日に公開!
ブラックパンサーの単独映画『ブラックパンサー』が公開されます。
黒豹の鎧に身を包む彼が今回どのような活躍をするのかはわかりませんが、マーベル映画『アベンジャーズ/インフィニティウォー』にもつながる重要な話となるので視聴は必須でしょう。
今のところ予想ではありますが、いまだ語られていないインフィニティストーンの残り1つが今回の映画『ブラックパンサー』の中で語られそうなのでその部分を注目して見て起きたいところではないでしょうか?
ワカンダ国の国王が食べることになるハート型のハーヴがインフィニティストーンの題材になる可能性があるかも・・・・?