インターネットの目まぐるしい発展は2000年代以降着々と進み、現在ではネット回線を使ったVOD動画配信サービス戦国時代になるまでに至りました。
最初こそはVOD動画配信サービスの画質は悪かったものの最近ではレンタルDVDと同水準レベルの画質まで上がっています。
そして現在一番画質がいいとされているのが4K画質。大画面で見ても細かい部分までキレイに視聴可能な4K画質動画は今までとは違った革新的な画質として細部まで映像を楽しみたい方には魅力しかありません。
その一方で4K画質対応の動画配信サービスはまだまだ少ないのも事実。今回はそんな4K画質に対応しているVOD動画配信サービスに焦点を当ててまるっと紹介していきます。
[box03 title=”この記事で書いてる事”]- 4K画質の基礎知識
- 4K画質対応の動画配信サービス紹介
- 4K画質のメリット・デメリット
目次
そもそも4K画質とは?
4K画質とは「3840×2160」の解像度を持つ画質のことをいいます。
わかりやすく解説すると横に3840個のツブツブが並び、縦には2160個のツブツブが並び4角形にぎゅうぎゅう詰めにされたもので映像を映し出しているということです。
[chat face=”popo.jpeg” name=”ぽぽ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]この説明ってわかりやすいの・・・?んーでも一応こんな感じかな[/chat]4K画質の動画は解像度がこれまでの最高画質の4倍になっているため、細かい部分までキレイに見ることが出来ます。ちなみに最近増えてきた4Kですが、これ以上に高い画質には8K画質というものもあります。
ただし8Kはこれから数年またはもっと先のお話になるので当分は4K画質への対応が進んでいくことでしょう。
[chat face=”pina.jpeg” name=”ぴな” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ちなみに4Kの「K」はキロのことを言っていて、1,000を表しているよ。4Kなら4×1,000だから4,000だね。解像度が3,840で4,000に近いことから4K画質って呼ばれているんだ[/chat]4K以外の画質も簡単に紹介
4K画質は今も普及が進んでいますが、これからどんどん進んでいつかVOD動画配信サービスでも主流になる発展中の画質でした。
そして4K画質よりも低い画質で現状すでに普及は済んでいる画質がフルHD画質、HD画質、SD画質などになります。
簡単に説明すると
- フルHD画質・・・Blu-rayディスクの画質くらい
- HD画質・・・ブレーレイじゃないDVDくらい
- SD画質・・・地上デジタル放送が始まる前のテレビの画質くらい
これ以上低い画質もありますがそこまで行くとスマホよりも前の携帯の画質くらいになっていきます。
4K画質に対応しているVOD動画配信サービス一覧
現状4K画質に対応しているVOD動画配信サービスをざっくりと挙げるとこの4サイトです。
- U-NEXT(ユーネクスト)
- dTV(ディーティーブイ)
- Amazonプライムビデオ
- Netflix(ネットフリックス)
細かい仕様や有名どころではないVOD動画配信サービスによっては4Kに対応している場所が他にもありますが、主要サービスならこの4つです。
ちなみにHulu(フールー)は残念ながら4K未対応です。対応情報もありません。
次はこちらをより詳しく見ていきたいと思います。
[chat face=”popo.jpeg” name=”ぽぽ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]Huluのサボり!海外ドラマ4Kで配信しなさいよ![/chat]U-NEXTの簡単な仕様と4K配信作品紹介
- 料金は税抜き1,990円
- 無料期間が31日間ついてくる
- 見放題と課金込みで約12万本の動画
U-NEXTはVOD動画配信サービスの中でも大手であり会員数も多い有名どころのサービスです。
料金は税込み2,150円ほどするため比較的高額な部類のサービスではありますが、ポイントが毎月1,200ポイント付与されるため実質1,000円ほどのサービスになっています。
気になる4K対応作品はNHKオンデマンドで配信される作品がユーネクストで4K対応として配信されていました。
とは言ってもまだまだ4K対応作品が少ないため雰囲気を味わってみる程度にとどまります。
ユーネクストはもともとDVDよりも高画質な動画を配信することを念頭に置いたスタイルなので4Kはなくても画質はキレイなほうです。
U-NEXTの4K対応作品一覧
- 精霊の守り人II 悲しき破壊神
- モモサロン~君と彼女の物語~
- 精霊の守り人
- 空腹な女
- 空腹な女 シーズン2
- ダーウィンが来た!
- ザ・プレミアム
- ワイルドジャパン
- 日本刀に恋して
- 1914 幻の東京
- Nスペ 生命大躍進
*2018年5月時点のものです。配信は増減したり別のものになることもあるのでご了承ください。
ラインナップを見るとまだまだ対応状況は少ないことがわかります。今後に期待しておきましょう。
ユーネクストで4K画質対応作品を見るには
U-NEXT TV、Chromecast Ultra、ソニー ブラビア AndroidTV、AmazonFireTV
が必要です。
[chat face=”pina.jpeg” name=”ぴな” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]知ってる作品がないよぉ・・・[/chat]
dTVの簡単な仕様と4K配信作品紹介
- 料金は税抜き500円
- 無料期間が31日間ついてくる
- 見放題と課金込みで12万本の動画
- その他サービスもあり
スマートフォンの3大キャリアの1つNTTドコモが運営するdTVは料金が圧倒的に安く配信数も多いサービスです。コスパも高いのでとにかくVOD動画配信サービスを試してみたいといった方にはおすすめ出来ます。
またNTTドコモはdTV以外にも「dチャンネル」や「dアニメストア」など動画配信サービスに力を注いでいるためコンテンツの特集なども充実しています。
4Kに関しては音楽作品やオリジナルコンテンツの一部を対応としていますが、その他作品に関しては今のところ4K画質の対応状況は少ないようです。
dTVの4K対応作品一覧
- さよならの前に
- Lil` Infinity
- LOVER
- 愛してるのに、愛せない
- 久保田利伸コンサートツアー2015
- 絢香ツアー2015
- 裏切りの街
*2018年5月時点のものです。配信は増減したり別のものになることもあるのでご了承ください。
ユーネクストで4K画質対応作品を見るには
スマートテレビ/レコーダー、ドコモテレビターミナル、Amazon Fire TV、AN-NP40、Xperia Z5 Premium SO-03H、XperiaTM XZ Premium SO-04J
が必要です。
Amazonプライムビデオの簡単な仕様と4K配信作品紹介
- 料金は325円(年会費3,900円)
- 無料期間が30日間ついてくる
- 作品数不明、オリジナルもあり、独占配信あり
- その他特典が大量
アマゾンビデオプライムはアマゾンプライム会員の特典の一部として提供されているVOD動画配信サービスです。料金が月額換算325円と圧倒的な安さを持ちながらオリジナル作品や独占配信にも力を入れている根元の資本が図太いサービスになっています。
アマゾンプライムビデオの4K対応作品一覧
アマゾンプライムビデオの4K画質対応作品はパソコンからは確認することができません。
ただしFire TVを使えば4K対応作品を絞り込み検索できるという仕様になっているためお持ちの方は試しに検索してみてはいかがでしょうか。
4K自体が基本的に専用デバイスやモニターが必要な事から4Kを前面に押し出してはいないようです。
Netflixの簡単な仕様と4K配信作品紹介
- 料金は税抜き650円(4Kは1,450円)
- 無料期間が30日間ついてくる
- 作品数は不明でオリジナルが豊富
- 世界最大級のVOD動画配信サービス
Netflixは世界最大級のシェアを持つVOD動画配信サービスです。日本には数年ほど前に参入してきました。
特出すべきはオリジナル作品があまりにも豊富である点。その他有名映画やドラマも豊富に配信される使い勝手のいいサイトでした。
Netflixで4K動画を見る場合は1,450円の一番高いプランに加入する必要がありますが、4K対応作品に関してはまともなほうです。
VOD動画配信サービスで4K作品を見るメリット
ここまで4K動画を配信するVODを紹介させていただきましたが、実際のところ4K作品を動画配信サービスで見ることにメリットはあるのでしょうか?そのメリットを解説します。
最高画質で楽しめる
4K画質は現状一般人が見られる映像の中で最高画質です。そんな細かい部分まで手に取るように見ることが出来る4Kを動画配信サービスで見れれば自己満足感を極めて高くなるでしょう。
VOD動画配信サービスで4K作品を見るデメリット
対応サービスと対応作品が少ない
現状まだまだ4K対応の動画配信サービスは少ないことがわかります。今回紹介した4つの動画配信サービスですらまだまだ乏しいのでこれから先を期待しておくしかありません。
サービスが豊富になるにはどれだけかかるかわからないですが気長に待ちましょう。
回線が高速でなければならない
4K画質の作品を再生する場合ストリーミング再生するためには高速回線が必要です。厳密には高速でなくても時間をかければ再生は出来ますが、外出中や回線速度が遅い場合はスムーズに再生することができません。
また無制限に通信できる環境でないと通信量が簡単に上限を突破してしまう可能性もあるため実用性は低いです。
専用デバイスが必要
VOD動画配信サービスで4K画質の作品を見る場合には基本的に専用のデバイスが別途必要になります。
専用デバイスで専用の設定を施してやっと再生できるという手間がかかるため面倒です。
4K対応モニターが必要
4K画質の映像を楽しみたい場合は当然4Kに対応したモニターが必要です。
4K対応モニターは度重なるテレビ商戦のおかげで値下げ競争も激しく今では10万円を切る値段で購入できるまでに至っていますが、それでも出費としてはそれなりに痛いです。
結論:それでも4K作品を見たいならアマゾンやNetflixなど
今回紹介したVOD動画配信サービスの中でも4K作品をまともに見れるのはアマゾンプライムビデオやNetflixになると思います。
dTVやユーネクストはまだまだこれから先を期待するしかありません。
アマゾンに関してはFire TVでどれだけ作品があるか確認する必要がありますが、Netflixならオリジナル作品や海外ドラマなどが4K対応が多いです。
4Kを楽しんでみたいようならぜひアマゾンプライムビデオとNetflixの最高プランを試してみてはいかがでしょうか。