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ナイトメアとは?マーベルでドクターストレンジのヴィラン
ナイトメアは、マーベルコミックが発行するアメリカの漫画に登場する架空のスーパーヴィラン。スタン・リーとスティーブ・ディッコによって創造され、「ストレンジ・テイルズ#110」で初登場しました。
敵対する主なキャラクターは、ドクターストレンジとゴーストライダーの2人。普段はドリーム・ディメンションと呼ばれる領域を支配しており、フィアー・ロードの一員です。
寝ている人の夢をのぞき込んでは悪夢を見せたり、潜在意識の精神的エネルギーを吸収したりする能力を持ちます。
悪魔的な顔をしていて普段は緑色系統の服装を着用しているのが特徴。禍々しい椅子に座っていたり骸骨を装飾していたりもします。
ナイトメアの起源・生い立ち・出来事
ナイトメアが生まれたのはエバリーニョ(Everinnye)といった名前の次元。高次元の場所で、ドウェラーインダークネスというキャラクターがいた場所でもあります。
その次元にはウェイ・オブ・ザ・シャンブルというプロセスがあり、従う者は頭を肉体から切り離して物理的に存在する形になります。このときドウェラーインダークネスはナイトメアをいとこだと考えたものの、後者はそれを否定したらしい。
それからナイトメアはエバリーニョで住むのをやめ、自分の人間のような姿を受け入れて高次元から人間の存在する下位のユニバースにおりてきて堕落した生活を送るようになったようです。
エバリーニョを離れたナイトメアは、ナイトメア・レルムとしても知られるドリーム・ディメンションを管理。そこではナイトメアが一番の強者でした。
ナイトメアの領域にはドゲレルやサキュバス、ハノントランプスなどがいます。
またナイトメアは、自身が生み出したグニットという悪魔に惑わされます。グニットはナイトメアが何度倒しても復活するだけでなく、死んだら2倍に増えるため厄介でした。
それからナイトメアは自分の死を偽装するため、シュマ・ゴラスと同盟を結びます。
スパイダーマンとハルクを悩ませる
ピーター・パーカーとベンおじさんが釣りをしていたとき、ナイトメアを2人を襲撃していました。
それからピーター・パーカーが眠る頃合いを見て、ナイトメアは悪夢を見させようとします。しかしそこにスタン・リーがテニスラケットで殴り倒すという場面がありました。
またナイトメアは、ハルクを何年も悪夢で苦しめたことがあるようです。
原作におけるナイトメアとドクターストレンジの繋がり
原作でナイトメアとドクターストレンジが出会った場面について、紹介します。
初めての出会い
ナイトメアがドクターストレンジと遭遇したのは、前者がビジネスマンの夢に憑りついたときでした。ドクターストレンジはそのときドリーム・ディメンションに入り、ナイトメアと遭遇。
ナイトメアはドクターストレンジを罠にハメようとしたものの、失敗します。それから自分がやっているカラクリを知られたナイトメアはドクターストレンジを始末しようと模索。しかしストレンジはエンシェント・ワンの力を借り、次元から逃走しました。
そのあとナイトメアドクターストレンジとエンシェントワンを倒すため、そこらへんの人を夢のなかに閉じ込めはじめます。気づいたドクターストレンジは人々を解放し、この計画は失敗に終わりました。
フィアー・ロード(映画の原作になる可能性)
フィアーロードは悪魔の集まりで、人々の抱く恐怖から力を得る者たちのこと。ナイトメアはこの組織に入ったことがあり、ドウェラー・インダークネスが人々を呼び寄せてグレート・フィアーにより地球を乗っ取ろうとしたことがあります。
このときストローマンというものが気づき、ドクターストレンジにフィアー・ロードの陰謀を報告。ドクター・ストレンジは書物を調べたうえに仲間と手を組み、この陰謀を阻止しました。
このストーリーにはさらにディスペールみたいな名前のキャラクターがヴィランとして存在していて、最終的に主要の敵として打ち破ります。
映画『ドクターストレンジ2』続編にはナイトメアのホラーチックな物語をプロットに入れるといった話もあるので、もしかしたらこの話がメインの可能性も否定できません。
ナイトメアの力・能力・弱点など!
ナイトメアは、寝ている人間の幽玄界の姿を捕捉して自身の領域に持っていける能力を持つクラス3の悪魔です。領域に連れてこられた者は、ナイトメアが選んださまざまな方法で苦しめられます。
自分よりも下位に位置する悪魔であれば、呼び出したうえでしたがわせることも可能。必要に応じて移動に利用するドリームストーカーと呼ばれるマウントを呼び出すこともできます。
なお睡眠中の人間を苦しめることは可能ないっぽう、起きている人間に対しては無力。寝ている最中に苦痛を植え付けていれば、起きているときにでもその余波のような形で苦しめることはあります。
基本的にナイトメアは、寝ている相手に悪夢を見せるような形で登場するのが特徴です。
弱点:領域外では無力
寝ている人を自分の領域に持ってくることでこそ自身の力を発揮するナイトメア。そのいっぽうで、自分の領域外に出ると凄まじく弱いという弱点を持っています。どうやらナイトメアは領域のなかにいるときだけ力を発揮できる様子です。
武器:杖
ナイトメアはミスティックプロッドと呼ばれる杖上の武器を所有しています。この杖は、脱出不可能な迷宮を作り出すことが可能です。
マウント
ナイトメアがドリームディメンションにいるときの交通手段として使うのが、馬のマウント。黒い胴体と黒い翼を持っていて、空を飛んで移動できます。
ナイトメアが登場した場面
テレビ
ナイトメアは「ザ・スーパー・ヒーロー・スカッド・ショウ」のエピソード「ブラインド・レイジ・ノウズ・ノー・カラー」に登場し、ジム・パーソンズが声優をしていたことがあります。
また「アルティメイト・スパイダーマン」の「ストレンジ・デイズ」ではマーク・ハミルが吹き替えしていました。
小説
ウィリアム・ロトスラーが描いた「ドクター・ストレンジ マスター・オブ・ザ・ミスティック・アーツ」のヴィランとして登場。叫び声をあげる地球市民を自身の領域に連れていくという計画を練っていました。
ビデオゲーム
「マーベル・スーパー・ヒーロー・スカッド」に登場。マインドインフィニティ・ジェムを手に入れるため、ハルク&シーハルクと戦います。
「レゴ・マーベル・スーパー・ヒーロー」シリーズにもいました。
映画
2016年のアニメ映画「ハルク・モンスターズ・ドウェル」で対戦相手として登場。
近年では映画『ドクター・ストレンジ2』続編でヴィランとして登場する噂があります。