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トロント国際映画祭に出品された映画『ジョジョ・ラビット』を知っていますか?
本作は戦時中を舞台にしているものの、戦争映画のような暴力的な描写というよりはコメディ・人間ドラマを重視した作品です。
今回はそんな映画『ジョジョ・ラビット』について、ネタバレ感想や疑問解説などしておきます。
目次
映画『ジョジョラビット』作品紹介
タイトル:ジョジョ・ラビット(原題:Jojo Rabbit)
監督:タイカ・ワイティティ
脚本:タイカ・ワイティティ
上映時間:108分
全米公開日:2019年10月18日
キャスト:スカーレット・ヨハンソン、タイカ・ワイティティ・レベル・ウィルソン、サム・ロックウェル、アルフィー・アレン
作品詳細:マーベル映画「マイティソー」シリーズの3,4作目で監督を務めるタイカ・ワイティティがメガホンをとった作品。第二次世界大戦時のナチツドイツに生きる兵士や市民の姿をユーモアを交えて描き、第44回トロント国際映画祭で観客賞を受賞しています。
主人公は立派な兵士になることを願う、愛国心の強い少年。少年に脳内フレンドのアドルフ・ヒトラーがおり、「ヒトラーユーゲント」と呼ばれる集団で訓練を受けていました。しかしながら訓練の最中、ウサギを殺せなかったためジョジョラビットという不名誉なあだ名を入手。その後自宅にかくまわれたユダヤ人の少女を発見し、パニックに陥ります。
ジョジョの母親役は、マーベル映画でブラックウィドウを演じるスカーレット・ヨハンソン。ジョジョの脳内フレンドであるアドルフ・ヒトラーは、監督のタイカ・ワイティティが自ら演じました。
映画『ジョジョラビット』ネタバレをラスト結末まで紹介
映画『ジョジョラビット』ネタバレ1.
ジョジョ・ベツラーは、第二次世界大戦中のナチス・ドイツに所属する少年。ジョジョは愛国心が強く、祖国ドイツを愛しています。
またジョジョには、空想上の友達であるアドルフ・ヒトラーが存在。自分だけにしか見えないものの、親友としてよく励ましの言葉を貰ったり相談したりしていました。
あるときジョジョと彼の友人のヨーキは、クレンツェンドルフ大尉やフィンケル少尉、フロイライン・ラムが率いる青少年集団「ヒトラーユーゲント」の合宿に参加。立派な兵士になるため、合宿を通じて訓練します。
そんななか、集団のなかでも自分より年上の人たちからウサギの命を奪うよう命令。ジョジョは命令を実行しようとしたものの、できませんでした。
その結果ほかの人たちはジョジョ・ラビットと歌い始め、ジョジョ・ラビット・ベツラーという不名誉なあだ名をつけられます。
現場から逃げるように去ったジョジョは、ヒトラーから「ウサギにだってよい性質はある」とアドバイスを受けて自信をつけました。それからクレンツェンドルフ大尉は少年たちに爆薬の投げ方を披露。
ジョジョは真似をして見事に爆薬を投げ入れます。しかしながら爆薬は跳ね返り、ジョジョの真正面に戻って爆発しました。
アドルフ・ヒトラー及びドイツ労働者党が支配していた1933年から1945年にかけてのドイツの呼称。
全体主義国家で、基本的に独裁的な面が強いのが特徴です。有名なのはユダヤ人迫害で、ほかにも社会にそぐわない思考の持ち主は殺害・投獄・国外追放など恐怖政治の真っただ中でした。
ドイツを一党独裁状態に導いた首相。ヨーロッパにおける第二次世界大戦の引き金を引いた張本人で、ユダヤ人に対する虐殺を起こした人物です。
最終的には戦争に敗北が近くなり、1945年4月30日に自殺。
ラビットはウサギという意味が一般的。しかし「下手な人」といった意味を持ち合わせており、ウサギを殺せない臆病な人という意味で主人公のジョジョにラビットの蔑称がプラスされた模様。
映画『ジョジョラビット』ネタバレ2.
ジョジョは病院に担ぎ込まれ、爆発から目が覚めると顔と足を負傷しているのに気が付きます。母親のロージーは療養のため自宅にジョジョを連行。
それからクレンツェンドルフ大尉の元に行き、ジョジョやフィンケルのほか爆発事件に関わったメンバーが降格させられます。
自宅に戻ったジョジョは、家の隅っこのほうで隠れた部屋を発見。中身を確認したところ、エルザ・コールという名前のユダヤ人の少女がいました。
驚いたジョジョは叫び声を上げ、誰かに伝えようと模索。しかし少女はジョジョを圧倒し、「母親に言ったら命を奪う」「仮に私のことがバレたら母親はユダヤ人を隠した罪で始末される」と言います。
この時代のナチス・ドイツにはゲシュタポと呼ばれる警察のようなものが存在しており、反ナチスやユダヤ人を絞首刑にするなど処刑していました。
ジョジョはゲシュタポが民衆の前で誰かを始末する様子を母親と見たこともあり、エルザの言うことに息をのみます。
キリスト教と起源が近い存在。イエス・キリストを崇拝するキリスト教に対し、ユダヤは崇拝しなかったため忌み嫌われていた模様。
以降キリスト教が力を強めるなかでユダヤ教は「キリスト教を冒涜する存在」とされ、反ユダヤの仕組みが構築されていったとのこと。
それからヒトラーによってユダヤ人排除の政策が次々施行。この時期のドイツではユダヤと関りを持つのはマズく、まして家に匿っていたとなれば処刑の対象にもなりえました。
ゲハイメ・シュターツポリツァイの略称。ナイツドイツにおける秘密の警察部門でした。
反ナチスやユダヤ人、スパイなどの摘発を仕事としている模様。
映画『ジョジョラビット』ネタバレ3.
自宅に隠れていたエルザは、ロージーの亡くなった娘の友人だった模様。ロージーがエルザに構っているいっぽう、ジョジョとヒトラーはどうすれば彼女を家から排除できるか考えます。
ジョジョは反ユダヤのプロパガンダを信じており、エルザが悪いことを考えていると思考。母親のためにエルザの存在は誰にも言わないことについて同意したいっぽう、ユダヤ人に関する本を書きたいと申しでてエルザにインタビューし始めます。
ただジョジョは母親がユダヤ人を隠していることについては認めず、犯行気味。母親ロージーにも気づいたようなそぶりは見せられません。
ジョジョが行方不明になっている父親について言及したときは、ロージーが父親に変装。ナチス・ドイツ下では踊ることが数少ない自由の許された行動だったため、落ち着きのないジョジョにロージーは踊るよう言います。
映画『ジョジョラビット』ネタバレ4.
エルザに対してインタビューを続けているジョジョ。あるときエルザは「戦争が終わったら再会したいボーイフレンドがいる」ことをジョジョに伝えます。
そこでジョジョは、ボーイフレンドのフリをして手紙を製作。手紙を読み上げたものの、エルザは自分を騙そうとするジョジョに対して怒り信頼しなくなりました。
ジョジョはヒトラーとこの件について議論。ヒトラーはエルザを悪者扱いしたものの、ジョジョはエルザが本当は良いやつなのでは?と疑問に思い始めます。
いっぽうジョジョの母親ロージーは、ドイツ国民の自由を求めたポストを街の至るところに残していました。
映画『ジョジョラビット』ネタバレ5.
ある日、ジョジョの自宅にディアッツ大尉が率いるゲシュタポが乱入。家のなかを捜索し始めたほか、エルザがいたためジョジョはパニックに陥ります。
現場にはクレンツェンドルフとフィンケルも到着。そこでエルザは自分から姿を現し、ジョジョの妹のフリをしました。
ゲシュタポは事実確認のため、エルザにいくつかの質問をします。そのうちの1つは誕生日でしたが、ゲシュタポは納得したのか退去。ジョジョはほっとしたものの、エルザの答えは間違っていました。
答えを誤ったのに帰っていったゲシュタポに疑問を感じたジョジョは、エルザに危険が迫っていると直感します。
クレンツェンドルフ大尉がジョジョのことを庇ったと思われます。
映画『ジョジョラビット』ネタバレ6.
ある日ジョジョが街を歩いていたところ、母親のロージーが広場で吊るされ命を奪われているのを発見。悲しみに暮れるジョジョはエルザに八つ当たりしたものの、彼女は慰めます。
市内では、アメリカ軍が迫っているとの告知。告知していたのは正規兵になった知り合いのヨーキで、ヒトラーが自殺したことも明かされます。
ジョジョはヒトラーの自殺したことにショックを受けつつ、クレンツェンドルフ大尉やフィンケルが戦争に参加することも確認。
最終的にはドイツは負けてアメリカが勝利を収め、ナチス関係者の多くが処刑されました。
ジョジョは処刑されかけのクレンツェンドルフ大尉の前に行き、大尉から「ロージーは善良な女性だった」「お前はユダヤ人だ」と言われます。
ナチスではなくユダヤという扱いを受けたことからジョジョは処刑を免れ、クレンツェンドルフ大尉が目の前で処刑される様子を見届けました。
ロージーが処刑されたのはドイツ解放というナチスドイツにそぐわない思想を持っていたため。
クレンツェンドルフ大尉がジョジョに「ユダヤ人」と言ったのは、ナチスに関わりがあると知られたら米軍からジョジョまで処刑される恐れがあったため。
映画『ジョジョラビット』ネタバレ7.
ジョジョは生きていたらしいヨーキと再会し、これからどうするのか思考。それから自宅に帰ったところ、エルザに誰が勝利したか聞かれます。
そこでジョジョは、エルザに恋心を抱いているという嘘と共に、彼女のボーイフレンドから手紙を貰ったと言いました。
しかしながらエルザのボーイフレンドは、既に亡くなっているとジョジョは伝えられます。ジョジョはエルザにもう一度愛を告白。対してエルザは、弟のようにジョジョを愛していると言いました。
最後にジョジョは、脳内フレンドのヒトラーと口論。ヒトラーを窓から蹴り落とし、脳内にいたヒトラーとの関係を完全に断ち切ります。
ジョジョはエルザと共に外出し始め、自由になったドイツで踊ります。
映画『ジョジョラビット』感想
最近何かと目にする俳優・監督・脚本などオールラウンダーのタイカ・ワイティティによる戦争映画ということで、何やらトロント国際映画祭でも観客賞を受賞したらしく万人に受ける作品だと思います。
テーマは戦争ということもあり、戦争するの?と思いました。しかしながら実際はコメディよりの内容で、映画の大半は主人公のジョジョとヒトラーのかわいいやり取り、そのほか笑いを誘う要素を備えます。
しかしながらクライマックスに進むにつれて雲行きが怪しくなる様子。後半はコメディではなくシリアス展開で、お涙を誘ってきました。
背景は戦時中のナチスドイツらしい様式が備わっていて、風景や小道具を見るのも楽しみの1つ。ナチスドイツにおけるユダヤ人の扱いを知っている方は、ドキドキする場面もあります。