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映画『ジュラシックワールド:炎の王国』のラスト結末とエンドロール映像の意味について軽い考察も兼ねつつ解説したいと思います。
目次
映画『ジュラシックワールド:炎の王国』の意味とは?
今回解説していくのは本編のエンドロール映像とラスト結末です。
エンドロール映像は「エンディングが流れ終わった後に流れたもの」。ラスト結末は「オーウェンたちが邸宅から出てブルーと遭遇した場所」からの解説になるのでよろしくお願いします。
また今回の解説は考察と解説を兼ねているため正しい意味というわけではありません。あくまでも個人的に感じたことを交えた意味であることをご了承ください。
映画『ジュラシックワールド:炎の王国』ラスト結末の意味を解説
邸宅にいた恐竜たちをシアン化水素から守るためにゲートを開き、全ての恐竜たちを人間がいる外の世界に放ったオーウェンとクレア、メイジーやフランクリンとジアは家の入り口から出てきました。
そんな彼らの前に姿を現したのはヴェロキラプトルのブルーです。オーウェンはブルーとの久しぶりの最高を喜び、手で触れました。そしてオーウェンはブルーに「安全な場所で一緒に住もう」と語り掛けます。
ブルーはこれに対して恐竜を運ぶ小屋を一度見てからオーウェンの元から離れていきました。そしてブルーは一度だけ振り向きましたが、そのままどこかへ行ってしまいます。
場面変わってカオス理論を提唱するイアン・マルコムは証人喚問のような形でどこかで恐竜と人間の共存に関する話をしていました。その語りの間に映し出されたのは離れた恐竜の数々です。
あるところではサーファー達がサーフィンを楽しんでいましたが、そこに巨大なモササウルスの影が映りこみます。またあるところではティラノサウルスがフェンスゲートを破ると咆哮、そのそばでライオンが咆哮返しをしました。
ブルーは街並みを一望できる山のような場所にいます。またその他恐竜はどこかへ運ばれていくのでした。
語りの終わったイアン・マルコムは最後に一言残します。
「ようこそ、ジュラシックワールドへ」
ブルーの考え
ヴェロキラプトルのブルーはオーウェンが一緒に来るように言ったものの結局ついていくことはなく、どこかへ行ってしまいました。これについてブルーの考えを代弁するとしたらこうです。
ブルー「私はもう人間に飼われて行きたいとは思わない。だからあなたにはついていかないし、これからは人間とは共存せずに一人で好きなことして生きていく。じゃあね、人間」
ブルーの様子から判断すると恐らくこんな感じで考えていたのだろうと予測出来ますが、結局のところこの場面には「人間と恐竜の共存なんてものは出来ない」という意味合いが込められているのではないでしょうか。
モササウルスの影
パーク内のラグーンにいたモササウルスはゲートが開いたことで海に繰り出していました。そんなモササウルスはどこかのビーチにたどり着いたのかサーファー達に目をつけ、1人のサーファーが犠牲になってしまったのです。
今後のモササウルスの行動として考えられるのは餌を求めて徘徊し、ビーチの人間から海に生きる生き物に至るまで食べること。またいつかは海から人の住む場所へと行くことも考えられます。
モササウルスが出てきた以上現状の海内の食物連鎖はモササウルスが頂点に君臨すると思いますし、これから魚たちも食われて減りそうなので生態系がおかしくなるでしょう。
もしくはそのうちモササウルスが人間にとらわれる時がきそうです。
ティラノサウルスとライオン
ティラノサウルスとライオンがお互いに咆哮し合う場面の場所は動物園です。ティラノサウルスは適当に動いていたら動物園に迷い込んだようで、そこに居合わせた向こう側のライオンに対して咆哮している構図になっています。
この場面の意味を考えるとしたら現在の動物界の王と言われるライオン、それに対して恐竜の王とされるティラノサウルスが互いに向き合って自己主張しているのではないかと思います。
ティラノサウルス「小物め」→ライオン「俺の方がつえーから!」
実際はティラノサウルスの方が強いのは当たり前ですが、動物界の王と恐竜界の王、二つの存在が突然同じ場所に君臨したらどうなってしまうのか?そういったメッセージ性を感じる場面です。
恐竜達はどこへ?
ティラノサウルスやモササウルス、ヴェロキラプトルのブルーは人間の元を離れてどこかに行ってしまいましたが、その中でも恐竜の一部は捕まりどこかに連れていかれる様子が映し出されていました。
捕まった個体の行き場所として考えられるのはオークションの落札者の元と考えられるものの恐らくそれはありません。というのもイアン・マルコムが裁判か何かの証人喚問みたいなことをしているため。
この時点で恐竜たちを本土に持ってきたというのは周知の事実となっているでしょうから当然オークションで落札した人の元に渡ることはないと思いますし、恐らく行き先として政府の管理下に置かれるどこかと言えます。
捕まった一部の恐竜はまたどこかで生活するんでしょう。
イアン・マルコムの言葉の意味
イアン・マルコムが最後の方で言った言葉といえば「ようこそ、ジュラシックワールドへ」です。実際どんなセリフを吐いたかは覚えてないですが、「ジュラシックワールド」という単語を話したのは確かなので意味を解説します。
結論から言うとこの時の意味は「次は世界がジュラシックワールドになる」ということ。これまでの恐竜はサイトAことイスラ・ヌブラル島とサイトBと言われるイスラ・ソルナ島に存在していましたが、今作で火山活動により絶滅したと考えられるためもはや恐竜はいません。
つまり「ジュラシックパーク」はなくなってしまったということ。そしてイスラ・ヌブラル島にいた恐竜の一部は人間の住む本土へと運ばれており、その一部は外の世界に姿をくらませていることから地球そのものが「ジュラシックワールド」になっています。
野生化した恐竜たちは自分たちで子孫を繁栄、数を増やせば当然世界規模で恐竜が増えていくわけですから恐竜世界ですよね。
イアン・マルコムが言いたかったのはこういった意味での「ようこそ、ジュラシックワールドへ」ということです。
映画『ジュラシックワールド:炎の王国』エンドロールの意味を解説
映画本編の後に流れ始めたのは夜景がキレイな大都会の映像です。この映像には3匹の翼竜が金色に輝く塔で羽根を休めている様子が確認出来ます。
カメラはその3匹の翼竜を映すと車の走る下の方に向き、映像はそこで終了するのでした。
マーベル映画ではエンドロール映像が豊富で楽しめるのですが、『炎の王国』のエンドロール映像はたったこれだけの短い映像になっています。そのため意味を解説しようにも特に意味が感じられない様な感じがしますが、今回は無理やりでも解説させていただきます。
翼竜の名前はプテラノドン
翼竜の中でも最も有名と言われているのがプテラノドン。エンドロール映像に出てきた翼竜もよく見るとクチバシが鋭く尖っていることから「ロックウッド邸宅」より逃げ出してきた3匹のプテラノドンと考えられます。
ちなみに翼竜にはディモルフォドンと呼ばれるクチバシのないプテラノドンより小さな個体もいますが、今作では恐らく登場していません。
金色に輝く塔はエッフェル塔のレプリカ
エッフェル塔と言えばフランスのパリにある大きな塔として有名ですが、エンドロール映像に登場したのはフランスのエッフェル塔ではなレプリカのものになっています。
このレプリカのエッフェル塔はパリス ラスベガスにあり、シンボルになっています。大きさは通常のエッフェル塔と比べると半分程度の小柄なサイズ。それでもレプリカエッフェル塔の展望台からはラスベガスの街並みと山などを一望できることから有名なスポットになっています。
ちなみに展望台には2,000円程度のお金があれば入ることができるらしいので、今度ラスベガスに行く予定のある方は訪れてみてはいかがでしょうか。
場所はラスベガス
既に書いてありますがエンドロール映像に映し出される場所はラスベガスです。
ラスベガスの街並みをプテラノドンが襲うプロローグ?
ラスベガスにやってきたプテラノドンは今こそ羽根を休めているわけですが、この後起こりうるのはラスベガスの人々を襲撃し、捕まえては落下させるなどの大騒動を起こすことが考えられます。
その騒動は続編映画のプロローグとして冒頭のニュース映像として流れる可能性があるかもしれません。
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