1973年にゴシックファンタジーの名手ジョン・ベレアズによって書かれた「The House with a Clock in Its Walls」は邦題が「壁の中の時計 ルイスと魔法使い協会」として知られる児童書です。そんなゴシック小説が2018年に映画『The House with a Clock in Its Walls(壁の中の時計)』として公開されようとしています。
同作品はジョン・ベレアズが亡くなった後も別の小説家によって引き継がれ、今なお「ルイスと魔法使い協会」シリーズとして12作品ほどが販売されています。
今回はそんな児童書を原作とした映画『The House with a Clock in Its Walls(原題)』(壁の中の時計)の情報をまとめていきたいと思います。
目次
映画『ルイスと不思議の時計』が実写映画化!
日本ではあまり知られていないものの世界的に見れば今なお売れ続けている「The House with a Clock in Its Walls」はルイスと魔法使い協会シリーズの第一作目として知られる作品です。
そんな小説『The House with a Clock in Its Walls(壁の中の時計)』の映画化の話は2011年頃から出ていたものの今まであまり情報はなく、2017年にようやく撮影されて公開が迫るというところまで来ました。
ということで映画『The House with a Clock in Its Walls(壁の中の時計)』についてあらすじ内容キャスト公開日などまとめます。
映画『ルイスと不思議の時計』の原作小説は?
この映画の原作小説はジョン・ベレアズによって書かれていたLewis Barnaveltシリーズの1作目「The House with a Clock in Its Walls」に当たる作品です。
日本名では「ルイスと魔法使い協会」シリーズの一作目「壁の中の時計」ということになります。
シリーズ通しての原題と日本語名で表した場合
闇にひそむ影=The Figure in the Shadows (1975)
魔法の指輪=The Letter, the Witch, and the Ring (1976)
鏡の中の幽霊(?)The Ghost in the Mirror (1993)
魔女狩り人の復讐=The Vengeance of the Witch-Finder (1993)
オペラ座の幽霊=The Doom of the Haunted Opera (1995)
魔術師の博物館の幽霊(?)=The Specter from the Magician’s Museum (1998)
ウィザードの橋の下の獣=The Beast Under the Wizard’s Bridge (2000)
世界の終わりの塔=The Tower at the End of the World (2001)
ホイッスル、グレイブ、ゴースト=The Whistle, the Grave, and the Ghost (2003)
誰も住んでいない家=The House Where Nobody Lived (2006)
邪悪な魔術師のサイン=The Sign of the Sinister Sorcerer (2008)
こういった感じになります。
今回公開されるのは一作目ですが、もしもヒットするようならファンタジー映画の大ヒット作品である映画『ハリーポッター』シリーズのように長いこと続く可能性のある作品なだけに期待が持てるのではないでしょうか。
映画『ルイスと不思議の時計』のあらすじ内容(少しネタバレ)
映画『The House with a Clock in Its Walls(壁の中の時計)』のあらすじ内容は原作小説があるため多少は明かされているので書いておこうとおもいます。
果たしてネタバレと言えるのかどうかはわからないですが、一応あらすじ内容として書く部分にはネタバレも多少含まれると思いますのでご注意ください。
主人公のルイス・バーナベルトはまだ10歳で少し太った体型で野球が苦手な男の子です。また両親を交通事故で亡くしたために孤独になったルイスはミシガン州のニューゼベディに住んでいる叔父のジョナサン・バーナベルトに引き取られることになりました。
ルイスは叔父のジョナサンについて少し不思議な部分はあるものの普通に暮らすことが出来ていました。しかしあるとき叔父のジョナサンが魔法使いであることが判明します。
またジョナサンの家の隣にはフィレンツェ・ジマーマンという名前の魔女が住んでおり、ジマーマンはジョナサンと比較して格段に強力な魔法使いです。
「この屋敷は危険がいっぱいだ」と語るジョナサンですが、なんとこの家の前の持ち主は黒魔術に溺れたアイザックとセレナという人が住んでいました。
この2人は黒魔術によって世界に終焉をもたらすという永遠に刻み目のある時計を作り、ジョナサン家のどこかにそれを隠しています。
ジョナサンとジマーマンはこの時計を見つけることで世界を危機から救うという目的を持っていたわけですが、ある時ルイスがセレナを生き返られてしまいました。
慌てたジョナサンたちは屋敷に仕掛けられた罠を掻い潜りなら時計を見つけるというミッションを達成するべく奮闘を始めます。
果たして3人は邪悪な黒魔術に溺れた者から世界を救うことが出来るのでしょうか。
話の流れは大体このようになっています。原作小説でいうとジョナサン宅だけの話ではなく引っ越してきたルイス少年の慣れない学校での生活も描写されることになっています。
映画『The House with a Clock in Its Walls(壁の中の時計)』がどれだけ原作を忠実に再現するかは不明なので公開を楽しみに待ちましょう。
映画『ルイスと不思議の時計』の予告編!
不気味な雰囲気を醸し出す一件の屋敷に訪れる少年がルイス・バーナベルト。彼が入った部屋の先には隣人の魔法使いジマーマン夫人とルイスの叔父のジョナサンの姿がありました。
この屋敷は危険がいっぱいというジョナサンですが、ステンドグラスが何やら動いたりお化けのようなものが登場したり、たくさんの時計が不気味に止まっていたりと謎を秘めていることがわかります。
あげく安全な部屋に避難したかと思えば紫色のタコのようなものが侵入しようとしたりなどファンタジー作品としては気になる点がたくさんありました。
公開が楽しみですね。
映画『ルイスと不思議の時計』の登場人物&キャスト
ジマーマン夫人役にケイト・ブランシェット
ルイスの叔父ジョナサン・バーナベルトの隣人であり親友、強力な魔法使いとして登場するジマーマン夫人を演じるのはケイト・ブランシェット。
1969年5月14日生まれのケイトはこれまでにもたくさんの映画作品に出演していますが、最近ではマーベル映画『マイティ・ソー バトルロイヤル』で敵(ヴィラン)として登場した女神ヘラ役を演じたことで話題になっていました。
またこれからも映画『オーシャンズ11』の女性版『オーシャンズ8』や映画『ジャングルブック』などにも出演予定などベテランの貫録を見せつけています。
ジョナサン役にジャック・ブラック
ルイスの叔父であり前に人が住んでいた家を継いだジョナサン・バーナベルト役を演じるのはジャック・ブラック。
映画『スクール・オブ・ロック』では真面目な子供たちに勉強を教えるはずが音楽を教え、最終的にコンテストに出場するという音楽好きにはたまらない展開を見せつけたジャック・ブラックは現実でもロックや音楽が大好きな人物です。
2018年4月6日から公開されている映画『ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル』では中身が女子高生だけどアバターは地図探検家というオカマのようなキャラクターを見事演じ切るなどファンとしては面白い作品となっていました。
ルイス役にオーウェン・ヴァカロ
両親を亡くしたことで叔父に引き取られることになったルイス・バーナベルトを演じるのはオーウェン・ヴァカロです。
映画『Daddy’s Home』シリーズで知られていますが情報は少ない若手(子役?)俳優といった位置づけになっていました。
映画『ルイスと不思議の時計』の日本公開日は?
ジョン・ベレアズの名作児童小説を題材に実写映画化する映画『The House with a Clock in Its Walls(壁の中の時計)』の全米公開日は2018年9月21日に決まっています。
ですが日本公開日に関して情報はありませんでした。また日本向けの情報も特に発表されていない状態です。
映画『ルイスと不思議の時計』の日本公開日が2018年10月12日に決定!
映画『ルイスと不思議の時計』の日本公開日は2018年10月12日(金)に決定しました。同日は映画『ミニオンズ』スタッフが製作に携わる3DCG映画『スモールフット』が公開されることもあり、映画が好きな方には両方とも視聴必須です。
主役を演じるのが音楽大好きなジャック・ブラックであり、子役との共演とのことで映画『スクールオブロック』以来の快挙となる予感の映画。この秋魔法の世界に浸りたいという方は映画館に訪れましょう。
映画『ルイスと魔法の時計』は、全国映画館にて順次公開されます。
2018年の気になる洋画一覧のまとめていますのでよかったら見て下さい↓