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『パシフィックリム』怪獣一覧解説!登場の全43種はこれだ【映画・小説コミック全網羅】

『パシフィックリム』怪獣一覧解説!登場の全43種はこれだ【映画・小説コミック全網羅】

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目次

『パシフィックリム』に登場する怪獣(Kaiju)とは

2013年に初めて観測されたアックスヘッドを最初に次々とどこからともなく現れる超巨大生物のことを怪獣(Kaiju)と呼びます。またアックスヘッドが現れた日はのちに「K-DAY」という日として呼ばれることになりました。

この怪獣たちは爬虫類から魚類、甲殻類、ゴリラといった様々な見た目の個体が存在しており、その姿は似ているもの達も存在しています。なぜか人口密集地に最初から襲うと決めているかのような動きをして被害を及ぼしてきます。

骨格がシリコンで構成されていることから軽く出来ており、巨大な体にも関わらず崩れません。その力は巨大兵器のイェーガーを圧倒したり陸海空どこでも活動できる個体もいます。また怪獣同士は知識を共有しているらしく人間側の戦略を一度でも見ると別の個体がその戦略に対応した動きをしたり、パイロットを倒せばイェーガーの動きは止まるということまで学習しています。

個体による攻撃方法も様々であり、何でも溶かす強酸を吐いてくる個体やデジタル機器を使用不能にする電磁パルスを備える個体もいます。

脳みそは巨大であるせいか主脳と第二の脳に別れています。

怪獣には怪獣ブルーと呼ばれる人間でいう血液が流れていますが、これらの主成分はアンモニアなため怪獣に外傷を与えて倒した場合土地に猛毒の血液が流れだして大気と土壌を汚染し住めなくなるなどの被害をもたらします。

また体にはダイオウグソクムシが寄生していたりもしています。

大きさや強さによってセリザワスケールと呼ばれるカテゴリー分けも5段階になされているのが特徴です。

『パシフィックリム』に登場する怪獣(Kaiju)はどこから現れる?

太平洋の深海にある別次元への入り口のような場所から怪獣は出現してくることになります。それが何なのかは後述。

映画『パシフィックリム』に登場する怪獣(Kaiju)一覧解説

レッコナー(Reckoner)

2016年に香港を攻撃した怪獣でしたが、撃破後に怪獣ブルーなどの毒性が強く周辺は住むことが出来ない汚染地帯となりました。そのまま時代の経過によって遺体は白骨化し、周辺には小さな町が出来ています。

またその町ではレッコナーの骨を崇める新興宗教の寺院も出来ています。

ナイフヘッド(Knifehead)

2020年2月29日にアラスカのアンカレッジを襲うべく現れたカテゴリー3の怪獣です。ただしカテゴリー4の怪獣に匹敵するほどの巨体になっています。

東部にある巨大な角は非常に鋭利でイェーガーの装甲を簡単に打ち破ることが出来ます。戦闘の際はロミオ・ブルーの追撃を振り切った上で海の中を泳いでいました。途中船を見つけたあたりでジプシー・デンジャーとの対峙し、最初は優勢だったもののジプシー・デンジャーの機体が貫かれたことでパイロットの一方を引きずり出して亡き者にしていました。

その後映画『パシフィックリム』の主人公が1人でプラズマキャノンを打ち込むことで撃破されています。

この戦い以降人類は劣勢へと追い込まれていきました。

怪獣初の侵入者アックスヘッド(Trespasser)

2013年8月10日に初めて人類の前に出現した怪獣であるアックスヘッドは「侵入者」とも称される頭部が斧のような形をしている個体です。最初にサンフランシスコに現れてゴールデンゲートブリッジを破壊したのち6日間に渡る暴虐の限りを尽くしたことで多数の犠牲者とサンフランシスコ、サクラメント、オークランドの3つの都市を壊滅させました。

最後は海岸から約56kmの地点で米軍の攻撃によって仕留められています。また撃破のために核ミサイルを3つ使用したことから人類は限界を感じていました。この戦いによって環太平洋防衛軍の司令官スタッカー・ペントコスト氏の妹ルーナが犠牲になっています。

最初の怪獣であることから対策に遅れをとったことで犠牲者と被害状況を見れば一番大きなものとなっています。また環太平洋防衛軍が出来る前なのでカテゴリーも定まっていません。

怪獣の討伐後は遺骨が集められ、その中でも頭蓋骨が記念施設に展示されることとなりました。
また遺体のあるオークランドの場所にはイェーガーの廃棄処理場である「オブビリオン・ベイ」が出来ています。

さらにその見た目はスカナーとナイフヘッドに似ていますが、これはアックスヘッドのCGボディを共有していることに由来します。

オニババ(Onibaba)

巨大なカニの姿をしているオニババは高さはないものの横幅が広い怪獣です。2016年5月15日に日本の首都東京を襲ったもののコヨーテタンゴとの3時間の戦闘の末撃破されました。

前進に生えた突起には毒があり、4本の足で歩くことが出来ます。また防御力が非常に高いという特徴と巨大なハサミが22トンもの圧力を加えられるという攻撃力を持っています。

劇中では森マコの幼少期の姿を見つけたことで執拗に追い回していますが、これによって森マコには深いトラウマが植え付けられることになりました。また森マコの両親が亡くなったのもこの時です。

オニババを倒したコヨーテタンゴに乗っていたのはスタッカー・ペントコストとタムシン・セビアでしたが、タムシン・セビアは途中で動けなくなってしまったことからスタッカー・ペントコストが1人で操縦&倒すという偉業を成し遂げることになりました。ただしこれによって重度の被ばくを得たためスタッカー・ペントコストはイェーガーに乗ることが出来なくなっています。

オニババが東京に着た事件は「オニババ事件」と呼ばれ、その頭蓋骨は惨劇を忘れないようにという思いを込めて三浦半島に置かれています。

オニババの名前の由来は日本の映画『鬼婆』から取られておりこの映画の主人公の着ていた服にカニの姿が描かれていたという話もあります。同映画を監督が見たことが由来となっているのだとか。

ヤマアラシ(Yamarashi)

2017年10月17日にカナダを襲った巨体の怪獣です。ベケット兄弟によるジプシー・デンジャーともう一機のイェーガーによって首をもぎ取られたことで撃破されています。

劇中では怪獣オタクで生物学者のニュートン・ガイズラーが左腕にヤマアラシの入れ墨を彫っており、異様な姿であることだけはわかっています。

名前の由来は山嵐。

MN-19

観測史上初となるカテゴリー4に含まれる怪獣であり、名前は仮性です。2019年12月にフィリピンのマニラを襲いました。

戦闘にあたったのはホライゾン・ブレイブ。しかしホライゾン・ブレイブだけではダメだったため救援に来たジプシー・デンジャーとラッキーセブンの3機がかりでなんとか撃破することになります。

映画では真っ赤な体組織の一部がどこかに展示されている場面が映し出されています。

オオタチ(Otachi)

2025年1月8日に香港を襲った2体の怪獣のうちの一匹です。4足歩行ながら爬虫類の姿をしており、舌が異様に光るのと枝分かれしているので雰囲気が怪しくなっています。

怪獣の脳とドリフトしたニュートン・ガイズラー博士を執拗に追いかけたものの見つけると去り、ジプシー・デンジャーと戦闘になります。最終的にはジプシー・デンジャーを捕まえて宇宙付近まで飛行していったもののジプシー・デンジャーのソードによる攻撃で絶命します。

死んだあとはハンニバル・チャウによって体のパーツが取られることになりますが、脳を損傷していたためニュートン・ガイズラー博士のほしいものは体に入りませんでした。しかしオオタチの体内から子供が生まれます。

オオタチ(幼体)(Baby Kaiju)

オオタチから生まれたオオタチの赤ん坊です。生まれてすぐにへその緒が首に巻き付いたままハンニバル・チャウとニュートン・ガイズラー博士を追ったことで首が締まり亡くなります。
その後は脳みそが博士によるドリフト行為に使用されることに。

ムタヴォア(ブレードヘッド)(Mutavore)

シドニーを襲ったもののストライカー・エウレカによって撃破されました。

レザーバック(Leatherback)

ジプシー・デンジャーによって撃破。

スカナー(Scunner)

映画にて水中戦をする

ライジュウ(Raiju)

ワニ

スラターン(Slattern)

カテゴリー5

映画『パシフィックリム:アップライジング』に登場する怪獣(Kaiju)一覧解説

ライジン(Raijin)

2035年に日本の首都東京に現れるカテゴリー5の怪獣です。ティラノサウルスのような体を持ち頭はハエトリグサのような形で開閉できるのが特徴的です。

2025年に現れたカテゴリー5の怪獣以来となるカテゴリー5に属される個体となっています。

映画『パシフィックリム』以外に登場する怪獣(Kaiju)一覧解説

ラグナロク(Ragnarok)

2016年7月5日に日本の首都東京を襲った怪獣であり、オニババに並んでカテゴリー2に属する怪獣。「パシフィックリム ドリフト」に登場します。

ビクトリー・アルファとタシット・ローニンによって撃破されました。

ベージュ色の肌を持つこの怪獣は筋肉粒々で腕が多いという側面はあるもののどこか人間的なデザインを感じさせる見た目をしています。

フンドゥン(Hundun)

怪獣アックスヘッドが初めて地球上に現れてから約6ヶ月後の2014年2月5日に現れた史上2番目の怪獣です。核攻撃によって撃退はされたもののその前に人々を恐怖のどん底に陥れ、体液やフンから毒素が出たことで多大な汚染が広がりました。

また環太平洋防衛軍(PPDC)が生まれる前に現れたことからカテゴリーなどが不明という扱いになっています。

カイセフ(Kaiceph)

2014年6月1日にメキシコ・カボサンルーカスを襲った人類を襲う怪獣市場3番目となる個体です。町はずれに誘導してから核攻撃によって倒されるつもりでしたがそれは失敗に終わり、街を犠牲にした核攻撃によって倒されています。またカイセフの骨は軍によって回収されて保管されています。

スタッカー・ペントコスト司令官による韓国会議での演説中にはプレゼンのモニターにこの怪獣の姿が映し出されているとも。

シザー(Scissure)

シザーは人類を攻撃する4番目の怪獣であり2014年9月2日にオーストラリアのシドニーを襲撃しています。また討伐には3日ほど時間を要しました。
口からは青い何かを放つ機構があること、耳が長いこと、爪や翼があるなどの特徴を持っています。

カーロフ(Karloff)

2015年4月23日にバンクーバーに上陸した人類を襲う怪獣としては5番目となる個体です。またイェーガーが初めて戦う怪獣でもあり、ブロウラー・ユーコンとミサイル攻撃によって撃退されました。
見た目は頭が長くなっていますが、これは1900年代に作られたモンスター映画フランケンシュタインのモンスター役であるボリス・カーロフからインスピレーションを得ています。

また元々は胸部にもう一つの口がある見た目となる予定でしたが卑猥になってしまうとの理由でその案はなくなってとのことです。

レイス(Raythe)

レイスは2018年11月6日にオホーツク海を航行していましたが、チェルノ・アルファによってやられています。

クロウフーク(Clawhook)

2019年7月22日にサンディエゴに攻撃を仕掛けたもののジプシー・デンジャーによって撃破されています。

アチコン(Atticon)

韓国の首都ソウルを襲ったアチコンは2020年11月10日にチェルノ・アルファとの戦闘で撃破されています。

セラマンダー(Ceramander)

2021年10月9日にハワイを攻撃しましたが、コヨーテタンゴとストライカー・エウレカのツイン戦闘によって撃破されました。

スパインジャッカル(Spinejackal)

2022年1月31日にメルボルンを襲撃、ストライカー・エウレカによって撃破。

トウラックス(Taurax)

2022年7月24日にミンダナオ島を襲撃したトウラックスはストライカー・エウレカによって倒されました。

インサレクター(Insurrector)

2024年7月5日にロサンゼルスを攻撃、その後ストライカー・エウレカにより撃破。

ボンズキー(Bonesquid)

パプアニューギニアのポートモレスビーを襲ったボンズキーは2024年7月30日にストライカー・エウレカの手で亡き者にされました。

ハウンド(Hound)

2024年8月28日にオークランドを攻撃した怪獣ハウンドはストライカー・エウレカによって討伐されました。

タラニス(Taranais)

2024年9月24日にクイーン・シャーロット海峡を襲った怪獣です。チェルノ・アルファによって倒されていました。

ラクニッド(Rachnid)

オーストラリアのブリスベンを襲った怪獣のラクニッドは2024年9月24日に出現した者のストライカー・エウレカによって撃破されました。

名前がラクニッドの割にはサソリなのかクモ形なのか似ているかもわからないのだとか。

フィエンド(Fiend)

2024年10月31日にメキシコのアカプルコを襲った怪獣でしたがストライカー・エウレカの手により討伐されています。

ベロサイター(Verocitor)

イェーガーの訓練施設でシミュレーターの中で出てくる怪獣です。細長くスリムな体長の背中には棘のようなものがついています。また爪と牙が鋭く訓練ではその鋭利さが猛威を振るっていました。

ベロボグ(Belobog)

イェーガーの訓練を行う場所でシミュレーション用に作られた怪獣です。シミュレーターの中の存在なので実在はしていません。しかし実際の怪獣の動きを模しているためリアリティのある存在でした。

甲殻類と昆虫類を模したような外観であり、舌が弱点です。

コンセプトアートはオニババ。

ミートヘッド(Meathead)

赤緑黒の3つの色をメインに作られたミートヘッドは牛のような立派な角を持ち、尻尾がハサミのようになっている怪獣です。ホライゾン・ブレイブとともに「パシフィック・リム イヤーゼロ」の表紙に登場しています。

またオオタチやレザーパックのように4足歩行の怪獣である点が特徴。ミートヘッドという名前には単純な心を持つような軽蔑的な意味が含まれています。

ハードシップ(Hardship)

ハードシップは上に突き出た巨大な角を有する怪獣です。外観がムータヴォーに似ていますが、主な違いとしては体の一部の色が黄色く発光しているということ。映画の冒頭に登場するロミオ・ブルーとの戦闘で撃破されたのちロミオ・ブルーとハードシップを模した運動靴が作られています。

映画に出てきたムータヴォーはこのハードシップの最終デザインが使われており、映画の紹介ではハードシップのおもちゃを見ることが出来ます。

ハンマージョウ(Hammerjaw)

カボを襲ったとされる詳細が不明の怪獣です。怪獣の研究をしている怪獣オタクことニュートン・ガイズラー博士のふくらはぎに入れ墨が入っています。

イタク(Itak)

イタクはTales From The Driftに登場するカテゴリー不明の怪獣です。東京湾を攻撃しました。6本の腕のうち4本は鋭利な刃物をつけており、左右に3本ずつ腕を備えています。体は上半身が広く下半身は小さめ。胸からはエネルギーを放出する機構が備わっているとも。体の色は黒く頭には細長い角を備えています。

タシットローニンとコヨーテタンゴが戦闘に臨んでいますがタシットローニンは攻撃によって原子炉を損傷したりもしています。

現れたのは2016年6月21日のことですが、この日付は怪獣オニババが襲撃した日の4週間後に相当しています。

公式プロットにいるヒドイ(Hidoi)

2021年1月20日にタイ・バンコクを攻撃したもののクリムゾン・タイフーンによって倒された怪獣です。

ヒドイという名前は日本語の「酷い」に相当するものである可能性が指摘されており、それは怪獣の振る舞いを暗示しているものと噂されています。

公式プロットにいるテンタルス(Tentalus)

2022年9月7日に東シナ海を攻撃。しかしクリムゾン・タイフーンによって倒されています。
また東シナ海のどこら辺を攻撃したかまでは明らかにされていません。

公式プロットにいるビアンタル(Biantal)

2020年8月13日に出現し、台湾の台北に攻撃を仕掛けた怪獣です。クリムゾン・タイフーンによって撃破。

公式プロットにいるテイルスピッター(Tailspitter)

2024年11月19日に出現したテイルスピッターはそのまま日本の札幌に攻撃を仕掛けていました。しかしクリムゾン・タイフーンによって倒されています。

公式プロットにいるコジヤマ(Kojiyama)

2024年11月30日に出現したコジヤマはボハイ海に攻撃を仕掛けた怪獣です。しかしクリムゾン・タイフーンとストライカー・エウレカによって倒されていました。

コンセプトアートのヒマンチュラ(Himantura)

2011年にコンセプトアーティストのシモン・リーによって生み出された怪獣です。その見た目は『パシフィックリム』に登場する怪獣のどのものよりもエイリアンに近い形をしています。

しかし『パシフィックリム』の作品の中に使われることはなかったため怪獣として出現することはありませんでした。もしもヒマンチュラが怪獣として登場していた場合カテゴリーは4になっていたとシモン・リーは語っています。

『パシフィックリム』に登場する怪獣(Kaiju)の正体とは

怪獣の正体は別次元に住む種族「プリカーサー」によって生み出されている侵略生物兵器でした。これらはクローン技術によって培養されていることから見た目が似ていたりDNA構造がまったく同じだったのです。また怪獣の記憶が共有されているのもドリフトによって記憶が双方向に流れるのも同じでした。

血液が毒性なのも怪獣が倒れた場合にその土地を毒で汚染することが目的になっています。

また実はこのプリカーサーたちは先史時代の地球にも来ています。その時代には恐竜を作り出していますが、プリカーサーたちが地球の大気に対応できないために去っていきました。ただし別次元への入り口であるブリーチだけは残し観測を続けています。

そして2013年ごろには地球の大気が汚染されたりでプリカーサーたちも住めるようになったため再度生物兵器による侵略を始めます。このプリカーサーたちは別次元の惑星や栄えている場所を狙って兵器を送り込み、滅亡させたらその場所の資源を食い尽くすということを繰り返している種族の様です。またこの種族が住んでいるのは「アンティバース」と呼ばれる世界でした。