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『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』ラスト意味解説と考察

映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』を視聴したという方は、その衝撃のラストに対して心を震わせたかもしれません。というのも、1作目で登場したある男の身元が判明したからです。

ただ、映画『ファンタスティックビースト』シリーズの内容をしっかりと把握していなければ、衝撃のラストを知った所でいまいち話の内容が理解できていないという方もいると思います。

そこで今回は、映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』のラスト結末で判明した事実の意味と、エンドロール映像について自分なりに解説します。

SPOILERS
この記事には映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』のネタバレが含まれています。記事を見る際は注意してください。拡散時は、内容には触れずにお願いします。

映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』ラスト結末

映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』ラスト結末の意味を解説する前に、まずどんな内容だったかを確認しておきます。

パリでゲラート・グリンデルハルドが崩壊魔法を放った後、ニコラス・フラメルによって止められ、都市の危機は救われていた。

その後、ニュート・スキャマンダーはアルバス・ダンブルドアのところに行き、魔法動物のニフラーがゲラート・グリンデルハルドからこっそり盗んだ血の協定入りのお守りを渡す。

場面転換

周辺を山々で囲まれたオーストリアのとある場所。監獄ヌルメンガードには、ゲラート・グリンデルハルドとクイニー、クリーデンス・ベアボーンがいた。

ゲラート・グリンデルハルドはそこで、魔法動物のフェニックスが誕生していく様子をクリーデンスに見せる。

また、ゲラート・グリンデルハルドはクリーデンスにこうも言った。

ゲラート・グリンデルハルド「クリーデンスよ。君の名前はアウレリウス。苗字はダンブルドアだ

ラスト結末の解説.クリーデンス・ベアボーンはダンブルドアの家系だった?!

結論から言うと、クリーデンス・ベアボーンがアルバス・ダンブルドアの家系という事が判明しました。

映画『ファンタスティックビースト』シリーズの中のアルバス・ダンブルドアと言えば、ホグワーツ魔法魔術学校の先生で主人公ニュート・スキャマンダーを教え子に持つ人物。

ゲラート・グリンデルハルドとの討滅をニュートに依頼したのもアルバス・ダンブルドアですが、『ハリーポッター』シリーズではホグワーツ魔法魔術学校の校長先生で数多の助言をハリーにした重要人物です。

そんなアルバス・ダンブルドアの家系にクリーデンス・ベアボーンが含まれるという事実が判明したため、今回は多くのファンに衝撃を与えています。

そもそもダンブルドアの家系はどうなっている?

ダンブルドア家は、純潔ではなくノーマジと魔法使いによって継続される家系です。

公式で明かされている範囲では、アルバス・ダンブルドアが長男で、弟妹がいます。

それぞれアルバス・ダンブルドアを基準に簡単に解説します。

母親:ケンドラ・ダンブルドア

母親のケンドラ・ダンブルドアは、娘の魔法の暴走によって亡くなっています。

父親:パーシバル・ダンブルドア

父親のアバーフォース・ダンブルドアは、アズカバンに収監されたのち、獄中死しています。

原因は、娘がマグルを襲った(自衛のため)事の責任を背負った形です。

弟:アバーフォース・ダンブルドア

アルバスの弟でアリアナの兄(つまり次男)。両親や妹の死についてアルバスとは喧嘩して不仲に、不死鳥の騎士団を創設した人物でもあります。

妹アリアナ・ダンブルドア

ダンブルドア家の娘。6歳の頃にマグルにいじめられた事がきっかけで魔法が制御できなくなり、父をアズカバン送りに、母も不可抗力で亡くしてしまいます。

その後は自身も不遇の死を遂げ、アルバス&アバーフォースの兄弟仲に亀裂を生ませました。

???:クリーデンス・ベアボーン

今回明らかになったダンブルドア家の子供。アルバスとは兄弟に当たる。

ラスト結末の解説.クリーデンス・ベアボーンのこれまで

クリーデンス・ベアボーンをよく知らないという方に、一から解説します。

もともとクリーデンス・ベアボーンは、身元のわからない誰かの元に生まれて、母親を亡くしてからメアリー・ルー・ベアボーンの養子として引き取られた人物です。

このメアリー・ルー・ベアボーンというのが厄介で、魔法使いを毛嫌いする新セーレム救世軍の指導者になっていて、クリーデンスは虐待を受けたことで魔法を制御できなくなっていました。

それからクリーデンスは小さい子供が持つオブスキュラスの宿主という事がわかり、強い魔力で都市を破壊したり、グリンデルハルドにその力を買われます。

後にゲラート・グリンデルハルドは、クリーデンスがアルバス・ダンブルドアと兄弟だったということを明かしたのが今回でした。

ラスト結末の解説.クリーデンス・ベアボーンはリタ・レストレンジの異母兄弟ではなかった?

とある一説にとして、クリーデンス・ベアボーンは純潔の魔法家系レストレンジの子供にあたり、ニュートやテセウスと恋仲のリタ・レストレンジとは異母兄弟ではないかと言われていました。

ですが、その説は今作の作中でリタ・レストレンジによって完全否定されています。さらに、リタいわく本当の異母兄弟であるコーヴァス・レストレンジは、幼い頃に赤ん坊の入れ替えがされていて、入れ替わったコーヴァス・レストレンジは船で起きた事故によって亡くなったのだそうです。

本来ならコーヴァス・レストレンジがメアリー・ルー・ベアボーンの養子として引き取られていたはずが、入れ替わりで代わりに死に、残った身元不明の子供がクリーデンス・ベアボーンとして育てられたという話でした。

ラスト結末の解説.ゲラート・グリンデルハルドが嘘をついている可能性

もう一つ考えられるのは、そもそもゲラート・グリンデルハルドが言った事が嘘である可能性です。クリーデンス・ベアボーンはアルバス・ダンブルドアとはまったく関係のない子供で、ダンブルドア家から「捨てられた」と思わせて怒りを高めようとしていたのではないかと思われます。

実際、ゲラート・グリンデルハルドは口が達者という設定で、1作目ではクリーデンスを良いように利用していますし、本作でも最初に監獄送りにされる場面で舌を抜かれている描写がありました。

これを見るに、ゲラート・グリンデルハルドはクリーデンスを奮い立たせるため嘘をついたのだと考えるのが妥当でしょう。

ラスト結末の解説.アリアナとの共通点から嘘ではない

ダンブルドア家の亡きアルバスの妹アリアナは、幼少期にマグルから受けた攻撃で傷つき、魔法を制御できなくなってしまった設定があります。クリーデンスも同様にメアリー・ルー・ベアボーンから虐待を受けて魔法を制御できなくなったという事が示されているため、2人には共通点があります。

また、両者ともに魔法の力も強大という事を考えると、やはり血の繋がりはありそうです。

アリアナもオブスキュラスを持っていたという事も考えられますし、実際に14歳の若さで亡くなっているので通常より長生きなのは明白です(オブスキュラスを持つ子は10歳前には死ぬ)。

映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』エンドロール映像はない

映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』を見た方の中には、エンディングが流れている最中で席を立ち、最後まで見なかったという場合もあると思います。

そんな方のために映画のエンドロール映像について解説しますと、映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』にはそもそもそれが存在しません。

ですので、エンドロール映像について解説する事は何もありませんし、映画の本編終了後はすぐに退席しても問題ありませんでした。

アメコミのスーパーヒーロー系を扱うマーベル映画の場合はエンドロール映像が当然のようについている事から期待していた方もいるかもしれません。

ただ、『ハリーポッター』シリーズにはないようなので、見逃したという方は安心してください。