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シャザムとは?能力・強さから敵まで徹底解説【DCヒーロー】

見た目は大人、頭脳は子供のお茶目なスーパーヒーローと言えばシャザム。近年では実写映画化もされており、ますますの知名度アップが期待されています。

そんなシャザムについて、今回は詳しい情報をまとめて紹介。シャザムの持つ能力や敵、簡単な情報からトリビアの種で幅広く扱っています。

シャザムとは?DCスーパーヒーローをご紹介!

DCコミックと言えば、マーベルと並んでアメコミ関連会社の双璧をなすことで知られています。そんなDCコミックの中でもひときわお茶目かつユニークなキャラクターがシャザムです。

2019年には実写単独映画化だけでなく、DCエクステンデット・ユニバース入りすることからも期待度は高い。なんせDC映画として進行中のスーパーマンやアクアマン、ワンダーウーマンからフラッシュまで人気キャラクターと世界観を共有します。

衣装の見た目はちょっとマーベルのデッドプールのようにも見えるものの、実際は子供心の強いキャラクターなのでまったく別もの。ということで今回は、DCの人気キャラクター、シャザムに関する基本的なこと、能力からヴィランやトリビアまでお送りします。

シャザムとは?波乱万丈な生い立ち

今でこそ人気のキャラクター、シャザムが登場したのは1940年のこと。C・C・ベックとビル・パーカーによって創作され、当時はキャプテンマーベルという名前でした。

初めて登場したのはフォーセットコミックが刊行した『Whiz Comics #2』で、ビリー・バットソンの別人各という位置づけ。

フォーセットシティに住んでいたビリーはラジオの仕事をしており、あるとき永遠の岩に住む魔術師に遭遇します。ビリーはそこで善の戦士として認められ、「シャザム」と叫ぶことでスーパーパワーを使えるようになる能力を入手。そこでシャザムが登場しました。

シャザムが登場してからは人気を集めていたものの、登場ほかに人気だったキャラクターのスーパーマンと酷似していたため、DCから訴訟を提起されます。結果的には出版元のフォーセットコミックが敗訴し、シャザムは事実上の廃止。

それからフォーセットコミックは主力の稼ぎを失ったことで倒産に至りました。しかし、DCコミックはシャザムの権利を1970年に取得。

そこで久しぶりにシャザムが使えるようになり、再び人気を取り戻します。ただ、シャザムの元の名前はキャプテンマーベルです。

DCコミックはそのままキャプテンマーベルの名前を使いたかったと思いますが、板権を手に入れた頃にはマーベルがキャプテンマーベルというキャラクターを出していました。

その結果キャプテンマーベルという名前をそのまま使うわけにはいかず、変身する際に叫んでいた「シャザム」というセリフがそのまま新しい名称に決定。このようにシャザムが誕生する際は波乱万丈な過去があります。

ちなみにシャザムはキャプテンマーベルという名前のほか、キャプテンサンダーとも呼ばれます。

シャザムが持つ6種の能力

シャザムの持つ能力は6種類。それぞれシャザムをアルファベット表記した際の頭文字に出てくる神々の能力を自在に操ります。

簡単に言えば、SHAZAMのそれぞれの文字に対応。知性のソロモン、怪力のハーキュリーズ、スタミナのアトラス、全能のゼウス、勇気のアキレス、スピードのマーキュリーです。

今回は、それぞれの能力に関する詳細も紹介。

ソロモンの博識

現実ではダビデを父に持ち、安全保障の根幹を築いて古代イスラエルの全盛期を盛り上げた人物がソロモン。シャザムはソロモンにちなんだ博識を持っています。

持っているのはあらゆる計算を即時にこなせる理系的な面はもちろん、大抵の既存言語を自在に操る文系的な知識も豊富。瞬間記憶能力にも長けているため、一度見た内容へのアクセスも容易にできるほか、神の示しに対する理解も可能です。

ハーキュリーズの怪力

ハーキュリーズは、ギリシャ神話に出てくる英雄。ヘラクレスとも呼ばれ、ギリシャ神話に登場するという半神半人のなかでも最も英雄視されています。

シャザムが持つ能力としては、強大なスーパーパワーが該当。剛鉄素材を軽く捻じ曲げたり厚い壁をワンパンで破壊したりできるのはもちろん、重いもの軽く持ち上げることが可能です。

また、肉体は弾丸をも通さない頑丈さを備えるのも特徴。怪力だけでなく耐久面でも強化された様子を確認できます。

アトラスのタフさ

アトラスは、ギリシャ神話に登場する神の一人。体幹がよく、両腕と頭や背中を使って球体を支える姿が見られます。名前の由来も同様に「支える者」などが有名です。

シャザムが持つアトラスの能力は、スタミナに源として書かれているのが特徴。パンチや蹴りといった物理的な攻撃に対する耐性を持ち、ダメージを受けたとしても問題なく治癒させます。

また、食事や睡眠、呼吸といった不可欠な行動を必要とせず、無重力空間でも生存可能。ある意味、不死身な面を持つとも解釈可能です。

ゼウスの魔法防御

ギリシャ神話において全知全能の主神として存在するのがゼウス。雷を操ることができ、宇宙や天候を自在に操作できるのが特徴です。神々のなかでも王たる存在として知られています。

シャザムの能力としては、変身時に魔法の稲妻が確認できます。ほかにも雷を操れるため、スマホの充電をすることも可能です。また、肉体・精神ともに強化されることで、魔法防御能力を高められるのも特徴。

ほかにも稲妻による変身は便利で、ビリーの身に危険が生じた場合はすぐにシャザムに変化することで危機回避なども行なえます。

アキレスの精神

アキレスは、足が速いことで知られる神。ほかにも戦争においてたった一人で形成を逆転させるといった勇敢さと精神力を持ちます。

シャザムの場合は、アキレスが勇敢の源。ほとんどの精神的な攻撃に関してはアキレスの力のおかげで跳ね返すことが可能です。

マーキュリーのすばやさと飛行

シャザムの場合は、超人的なスピードで動いたり飛行能力と言ったものがあります。飛行速度は光の速さよりも素早く、永遠の岩まで飛ぶことも可能です。

シャザムの敵・悪役・ヴィラン

多くのスーパーヒーローには敵がいるように、シャザムに対する悪も存在します。この項目では、シャザムが関わってきた敵・悪役・ヴィランなどの情報を簡単にまとめました。

ミスターマインド

ミスターマインドは、緑色のワームの形をしたスーパーヴィラン。初登場はフォーセットコミックなので、古くから存在するヴィランです。金星生まれのキャラクターで、邪悪なモンスター協会のリーダーといった立ち位置。

能力としては高いマインドコントロール能力や催眠術 、見た目に反した高速な移動や糸を使った攻撃などが挙げられます。そのほか時空を食べたり全知全能の力を持ったりするのも特徴的。

無性生殖による増殖なども可能なほか、2インチ程度の大きさの体で人間を素早くまゆで包み込んでしまうということもできます。

映画シャザムのなかではエンドクレジットでその姿が確認可能。続編があるとすれば、実写映画でその姿を再び確認できるかもしれません。

ブラックアダム

シャザム関連の悪役の中でも、最もヴィランとしてふさわしい人物がブラックアダム。シャザムと同様に魔術師から強大な力を与えられており、スーパーパワーを使って反社会的な勢力を築いています。

本来ならヒーローとしての立場を持つべきキャラクターだったものの、支配者としての意識が強く能力の使い方を誤ったのが始まり。

なお、ブラックアダムに関しては単独実写映画の制作が進行中。本来なら実写映画のシャザムでスーパーヴィランとして登場する予定でしたが、制作サイドが 両キャラクターを分割して映画化するという結論に至ったとのこと。

ドウェインジョンソン演じるブラックアダムがそのうち劇場公開されるので、シャザムが好きな人は注目です。

ドクター・サデウス・シヴァナ

シャザムの宿敵として知られる悪役がドクターシヴァナ。いわゆるマッドサイエンティストといった位置づけで、マーベルで言うところのドクターオクトパスのような存在です。映画シャザムでは、主要のヴィランとして登場し、戦います。

シャザムとスーパーマンはどっちが強い?

DCコミックに登場するキャラクターの中でも最も人気なのがスーパーマン。数々のスーパーヒーロー作品に影響を及ぼしており、シャザムの誕生にもスーパーマンが根本として存在しました。そこで気になるのがシャザムとスーパーマンでは、どちらが強いのかという点。

スーパーマンに関しては怪力はもちろん耐久力から飛行能力、果てはブレスを吐いたり太陽エネルギーを吸収したりまで幅広くこなすのが特徴。ほかにも腹話術や数学、催眠術などが得意です。

一方弱点として、クリプトナイトや魔法が存在。特に魔法の場合は物理的な攻撃には耐えられるもののマインドに影響を及ぼすタイプは苦手とします。テレパシー能力もないため騙されやすく、魔法はやはり弱点でした。

シャザムの場合は根本的に魔術師から授かった能力を操るため、基本的に魔法攻撃が得意。また魔法に関しても6つの能力があり、それぞれがスーパーマンの持つものと同じようなものなのでスーパーマンとも互角に渡り合える強さを持つかもしれません。

なおスーパーマンの弱点の魔法は物理に関するものであり、シャザムは精神魔法攻撃はできないため恐らく強さに大小は生まれません。ただしシャザムは精神面が子供のままというのが弱点。

何も考えない肉弾戦ならいざ知らず、作戦を立てた攻撃には対応できない可能性もあります。以上よりスーパーマンとシャザムの強さに関しては、決着がつかない可能性。あるいは頭脳が大人のスーパーマンのほうが一手先を行くかもしれません。