映画『インシディアス』や『アナベル』シリーズなど、最近はホラー映画が世界的に見て人気を集めており、日本の劇場でも数多く公開されています。
その中でも韓国ホラー映画として2017年に日本公開された『新感染- ファイナルエクスプレス』は、家族の繋がりを感じながら絶望を感じられる人気作品として視聴したという方もおられずはず。
そんな韓国ホラー映画ですが、この度2018年に公開された『昆池岩(コンジアム)』が2019年日本公開される事が決定しました。
ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』は、実在する韓国の心霊スポット(廃精神病院)を題材にした恐ろしい作品とのことで、大ヒットを記録した作品。
そこで今回は、韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』のあらすじ内容・キャスト公開日や、実在する精神病院のお話を紹介します。
目次
韓国歴代ホラー映画ベスト2を記録した『昆池岩(コンジアム)』が2019年日本公開
2018年3月、韓国で公開された『昆池岩(コンジアム)』は、同日に公開された大作映画『レディプレイヤー1』の興収ランキングを押さえて1位を記録したことで話題の映画でした。
公開当日だけでなく、15日間の間で観客動員数は250万人以上にも及び、韓国歴代ホラー映画動員記録としては『箪笥(2003)』に次いで2位の記録を打ち立てています。
そんな映画『昆池岩(コンジアム)』は大きな話題を呼んでいたものの、日本では公開情報が流れず、これまで沈黙が続いていました。そんな折、遂に日本公開が2019年3月と発表されたようで、ホラーファンからは歓喜の声が上がっています。
追記:日本向けティザービジュアルが公開!
韓国版の予告編は既に公開されていますが、2018年11月1日に日本語字幕がついたディザービジュアル動画が公開されました。
加えてポスタービジュアルも解禁され、いよいよ日本公開を控えた宣伝も色濃くなってきています。
実在する精神病院を舞台に描く韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』
まず抑えておきたいのは、映画『昆池岩(コンジアム)』が、実在する精神病院を題材にした作品であること。
2012年にはCNNが選出した世界7大心霊スポットの1つとして選ばれていて、毎年1,000人を越える心霊スポット探検家が訪れています。
舞台となった場所は『昆池岩精神病院』と呼ばれ、1996年に開院したものの、相次いで人が亡くなったり、遂には院長が行方不明(亡くなったとも)になった事で1996年に閉院しました。
『昆池岩精神病院』は噂によると、以前はたくさんの人が亡くなったり、何かしらの犯罪者が刑の執行により命を落としたとも言われます。
現在の様子は、たくさんの人が探索に訪れるため地元の人はそっちのが怖いと言っているようです。ちなみに病院内は、閉院当時のままを維持していて、不気味な雰囲気を漂わせながらも探索家により荒らされています。
興味のある方は、韓国の京畿道の広州市という場所に行けばいいとのこと。ただし山奥にあるので、訪れる場合はそれなりの準備が必要ではないでしょうか。
韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』のヤバすぎる見どころ
韓国ホラー映画として大きな記録を打ち立てた『昆池岩(コンジアム)』。その”ヤバすぎる”見どころとはどういったものなのか。簡単に紹介します。
見どころ➀撮影場所が実物
信ぴょう性は定かではないものの、調べたところでは映画『昆池岩(コンジアム)』が撮影された場所は「昆池岩精神病院」、つまり実在する本物の建物が使われたと言われています。
実話をもとにした映画で本物を使うという話は多少は聞くものの、あまり耳にはしません。そんな”ヤバすぎる”を実現した映画『昆池岩(コンジアム)』の見どころは、実在する廃病院を使っていることで間違いないでしょう。
この場合気になるのは、製作費が安く抑えられるのかということでしょうか。
見どころ➁怖すぎて社会現象に
韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』でヤバすぎるのが、あまりの怖さに社会現象にまでなってしまったという事実。
韓国のSNS利用者は『昆池岩(コンジアム)』について発信すると、大抵の人が「まったく怖くない」、「1人で見ても余裕過ぎた」などの意見をつぶやきます。
しかしこれはただの強がりに過ぎず、余裕の発信と共に「ブルブル震える写真」が投下されている様子されているんです。
いわば「口ではこう言ってるけど、体は正直」みたいな状態になっていて、同じようなつぶやきを真似する人がたくさんいて社会現象になったのだとか。
日本でも公開されれば話題になり、こういった現象が見られるのが、今から見どころです。
*ちなみにネタ抜きの評価は、賛否両論です。
見どころ③主演俳優が活動休止
韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』で主演を務めたのがイ・スンウク。本編ではホラータイムズの一員として病院に侵入した1人として描かれるものの、主演のイ・スンウクは映画公開時期に無期限の活動休止を発表しています。
コメントでは、「この映画が最初で最後でこの先活動することはない」といった、事実上の引退宣言をしており、関心が高まっていました。
ちなみに主演のイ・スンウクは、日本で言う完成試写会のようなものにも参加しなかった様子。
果たしてこれが祟りによるものなのか、見どころです。
見どころ④話題のYoutuberが題材
韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』で親近感が沸く設定がYoutuberが登場するというもの。今ではネット環境が整備されたことで素人が生配信したり、動画を投稿していますが、映画本編でもそんな様子が映し出されます。
あらすじの一部として紹介すると、「心霊スポットの精神病院に潜入してYoutubeで生放送をする」といった設定があるようで、まさにYoutuberでしょう。
果たして遊び心で恐ろしい心霊スポットに潜入した若者たちがどうなるのか。
見どころ⑤POV視点
POVとは、Point of View Shotの略称でいわゆる1人称のようなもの。具体的には、人間の目線が動くのと同じようにカメラの向きも動かすような演出です。
このPOVが韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』では採用されていて、緊迫した登場人物たちの様子を感じることができます。
POVがわからないという方は、ポルターガイスト現象による恐怖を描く低予算大人気映画『パラノーマルアクティビティ』シリーズや、閉鎖された建物内で存在しないはずの恐怖に遭遇する『REC』シリーズを見てみるといいかもしれません。
POV映画はホラー映画の演出に合うせいか最近は人気で、怖い作品以外でも採用されているので見どころと考えていいでしょう。
実在する昆池岩精神病院の様子(画像・動画)
映画が上映された影響や、もともと心霊スポットとして知られていることで現地に訪れている方がたくさんいます。
4Kなど高画質化も進んでいることで、良質な動画がYoutubeなどに存在するので、一部ご紹介。
動画では、聞いた事があるように木々に囲まれた山奥にある印象でした。また外側から見る入り口では建物が小さく見えるものの、奥行きは意外と広そうです。
中は時間の経過による影響で、かなり老朽化が進んでいる様子が見られます。またスプレーによるハングル文字の落書きのほか、「夜まで待て」といった英語の落書きもあるなど海外から来る人もいるのでしょうか。
海外Youtuberにはすでに訪れている人もいるようですし、日本で公開された後は一部ツイキャス配信者やYoutuberが動画を上げたり、リアルタイムで見られる可能性もありそうですね。
韓国ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』あらすじ内容
ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』のあらすじ内容は、簡単には出ているものの詳しくはわかっていません。
そこで今回は、多少調べてみてわかったあらすじ内容を紹介します。
予告編
ホラー映画『昆池岩(コンジアム)』あらすじ内容
時代は1979年、新しくできた精神病院”コンジアム”では、患者42人の集団自〇や院長の失踪により閉院に追い込まれていました。
その後、不気味な様子や噂に包まれていたコンジアム精神病院には人が訪れることなく、時間だけが過ぎています。
そんな中、心霊スポットに向かう7人のメンバーがコンジアム精神病院に着目して現場へ向かうことに。
誰も訪れない病院には院長室・治療室・実験室、そして謎の鍵がかかった402号室などがあり、メンバーは探索を続けます。
病院内で生放送を初めて見ると、閲覧数が数十万を越えるなど高い話題性を持ったメンバー。
しかし彼らには予想だにしない恐怖が待っていました・・・。
映画『昆池岩(コンジアム)』監督・脚本・キャスト概要
監督:チョン・ボムシク
脚本:チョン・ボムシク&サンミンパーク
キャスト
イ・スンウク … Seung-wook
ムン・イェウォン … Charlotte
パク・ジヒョン … Ji-hyun
パク・ソンフン … Sung-hoon
ウィ・ハジュン … Ha-joon
オ・アヨン
公式サイト:https://gonjiam.net-broadway.com/
映画『昆池岩(コンジアム)』日本公開日
2018年、映画『新感染 ファイナルエクスプレス』に次いで韓国を恐怖のどん底に陥れた映画『昆池岩(コンジアム)』は、2019年3月23日より日本公開されます。
シネマート新宿から上映される『昆池岩(コンジアム)』は順次全国的に公開される予定ですが、劇場によっては上映しない可能性もあるので確認しておきましょう。