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映画『アントマン』復習サクっとラスト結末までネタバレ解説

映画『アントマン』ネタバレ:1989年のハンク・ピム博士

1989年のこと、ハンク・ピム博士は物体の分子の距離を変えることで人間や物の大きさを自由に変更することができるピム粒子を開発していました。

あるときピム粒子が悪用される危険があることを悟ったハンク・ピム博士は自分の所属する平和維持組織S.H.I.E.L.D.の集まりに訪れるとハワード・スタークに対して辞表を言い渡します。

ハワード・スタークはハンク・ピム博士から一発殴られたものの「我々の研究を邪魔するようなことはないだろう」として追いかけることはありませんでした。

映画『アントマン』ネタバレ:スコットラングの現在

場面変わって現在、ソコヴィアで起きた事件から数か月後。スコットラングは窃盗の罪で3年間の服役を終えサンクエンティン州の刑務所から解放されることになりました。刑務所から解放されるスコットラングは退去時のせん別として受ける巨体のピーチーとの拳の撃ち合いをすると歓迎を受け、その場から立ち去るのでした。

刑務所を出たところに待ち受けていたのは昔の強盗などの仲間であるデイブでした。デイブはスコットラングを歓迎し、車に乗せるとその他の仲間たちのもとへと向かい、紹介と共に強盗のお話を持ち掛けようとします。

しかしスコットラングは強盗からは足を洗うとして聞き入れようとはせず仕事探しをすることになりました。そして仕事探しをするスコットラングでしたが、元犯罪者に対する風当たりは非常に悪く就職することが出来ません。

そんな中でもなんとかサーティーワンアイスクリームでのアルバイトの仕事を受けたスコットラングですが、会社に自分自身の経歴を調査されたことで犯罪や刑務所に服役したことがバレて首になるのでした。

またスコットラングには元妻マギーと娘のキャシーがおり、刑期を終えた後に誕生日パーティーに行きます。そこには娘のキャシーがいましたが、元妻のマギーは警察官のパクストンと結婚していて誘ってもいないスコットが来たことに驚きます。

パクストンはスコットに対して養育費の未払いなどを理由に面会を良いようには思っておらず、元妻マギーもスコットが来たことに対していい表情は見せませんでした。

パーティーからデイブや仲間のいる場所に帰ったスコットラングは以前聞いた強盗の話を再度聞き、その計画に乗ることにするのでした。

映画『アントマン』ネタバレ:ダレン・クロスとハンク・ピム

ある時ハンク・ピムは自身が経営していた会社ピム・テクノロジーに招かれることになりました。ハンク・ピムは娘のホープがいましたが、ダレン・クロス博士と娘のホープはハンク・ピムのことを会社から追放すると共にプロジェクトから外していました。

その背景からハンク・ピムは招かれたことに対して驚いていましたが、そこでダレン・クロスは過去にアントマンという蟻サイズで戦闘する人物がいることを他のみんなに紹介します。これに対してハンク・ピムは「アントマンなんてものは存在しない」と言います。

さらにダレン・クロスはアントマンのように蟻サイズで戦闘出来るイエロージャケットを開発したことをピムを含む皆に紹介しました。ダレン・クロスはこのイエロージャケットがあれば世界中での紛争や争いをなくすことが出来、世界が平和になるといいました。

しかしダレン・クロスはイエロージャケットを売りさばくことで莫大な利益を得ようと考えていたのです。ただこの時見せたイエロージャケットはまだ製作段階に過ぎず、実際に人間が使った場合体が崩壊するために未完成の状態でした。

ハンク・ピムはその話をクロスから信頼されている娘のホープから聞き出し、2人はイエロージャケットの奪取と開発データの全てを破壊しようと模索を始めます。

映画『アントマン』ネタバレ:スコットラングはアントマンスーツを入手

デイブの話によるとお金持ちで地下に大金を隠している隠居老人が近くに住んでおり、その老人が一週間自宅を開けるからそこに忍び込んでお金を盗もうという計画でした。

スコットラングはその話に乗り、デイブや他の仲間たちとともに自宅に侵入する為の準備を進めていきます。最終的に準備が完了したスコットたちは老人の自宅へと行きます。

スコットの他のメンバーは自宅外などで待機してスコットを応援する側に回りました。そしてスコットは難なく自宅に侵入し、指紋認証や剛鉄製の巨大な扉がありながらも持ち前の知識と技術で見事に掻い潜るとお金が隠されると思われる場所へとたどり着きます。

スコットがそこで見たものは狭い部屋にたった一つのライダースーツだけでした。スコットはお金がないことにガッカリしましたが、何も持ち帰らないのも問題だと考えてライダースーツを盗み出して帰るのでした。

しかしその様子はとある人物が見ています。その人物はハンク・ピム博士、博士はイエロージャケットの奪取などの計画に最適な人材を探すためにわざと老人の家が一週間留守になるという話を流し、誰かが盗むのを待っていたのです。

スコットラングは盗んだライダースーツを自宅に持ち帰りましたが用途もわからずとりあえず着てみることにしました。するとスコットラングは蟻サイズに縮み、どこからともなくピム博士の声が聞こえてきてスーツ利用のテストをさせられます。

アントマンになったスコットラングは普段見ることのない景色の中でパニックになりながらも水や人の脚から逃れていき、最終的に普段のサイズに戻ります。

普通サイズに戻ったスコットラングはスーツに恐怖を覚えてピムの自宅に再度侵入して元の場所に戻しますが、駆け付けていた警察に逮捕されてしまい再び牢獄に戻ることになるのでした。

映画『アントマン』ネタバレ:ピム博士はスコットラングを2代目アントマンに

アントマンスーツを返したスコットラングは逮捕されたことで再び刑務所に逆戻りすることになっていましたが、留置場に居るときに呼んでもいない弁護士を名乗る人物が面会に訪れました。

面会に訪れたハンク・ピム博士に対してスコットラングは謝罪を申し入れますが、ピム博士は「君は追い詰められると犯罪に手を染めてしまう」と言います。

さらにピム博士は「選択肢は2つ用意されている。一生刑務所の中で過ごすか、私の指示を留置場で待つかだ」というと面会は終了、隠しカメラは蟻に覆われていて誰もその様子は見ていないようでした。

スコットラングは再び牢獄に戻されますが、そこに蟻がやってきてアントマンスーツを持ってきました。さらに無数の蟻は体を使って10秒の文字カウントを始めます。

スコットラングはその様子に大急ぎでスーツを着用すると小型化して逃げ去ります。事態を聞きつけた刑務所内はパクストンを含めて大騒ぎになっていましたが、スコットラングはアントマンとなって既に脱出しておりピム博士の蟻と共にどこか違う場所に逃げていました。

しかしスコットラングは羽蟻で移動中に気分が悪くなったことで気絶してしまうのでした。

気絶から目覚めたスコットラングはベッドの上におり、下には大量の蟻と1人の女性ホープがいました。そこはピム博士の自宅だったためスコットラングはピムのもとに行くと、そこでアントマンスーツを盗むようにス向けたことやイエロージャケットが世界に破滅をもたらすということをいいます。

更にスコットに対してイエロージャケットの奪取やデータの破壊をするためのパートナーとして正式に申し入れ、罪を償いたいスコットはその申し入れを受けることになります。

そこで娘のホープは時間がないことを理由にスコットを信頼せず自分でやるといいましたが、ピムはそれを断固拒否していました。ピム曰くホープは母親がいきている時は慕ってくれていたものの、亡くなってからはピム博士の事を良く思っていませんでした。

映画『アントマン』ネタバレ:ダレン・クロスの生体実験

ダレン・クロス博士はイエロージャケットを公開したことで買い手がたくさん出てくると考えていましたが、公開した物はまだ未完成であり動物実験に成功させる必要がありました。ある日もヤギを使った動物縮小実験をします。

ヤギの縮小実験は生体縮小に関する実験の中では34回目でしたが、今回も生体を縮小することは出来ずにヤギは小さな液体状の何かに変わるだけで失敗に終わりました。

時間が経ったある日はヤギを特別な容器に入れて実験を行っていました。すると容器に入れたヤギは容器と一緒に縮小、遂にダレン・クロス博士はイエロージャケットを完全な物にする為の事件に成功したのでした。

映画『アントマン』ネタバレ:スコットの特訓とピム母の真実

スコットがアントマンとして活動することになって以降は特訓の日々が繰り返されることになりました。特訓は武術を得意とするホープと体術に関連する訓練はもちろんのこと、複数種類存在している蟻の特性を知り、制御するための練習なども行っていました。

またアントマンスーツについてはレギュレーションをはずさないように言われました。ピム博士曰く分子レベルで小さくなったり大きくなったりすることは可能でしたが、リミッターを超えた使い方をした場合は原子レベルで物を通り抜けられるようになるものの元のサイズには戻ることが出来ず、永遠に小さくなり続けて何も感じることが出来ない量子世界を彷徨い続けるのだそうです。

ある時ホープは蟻を制御できないスコットに苛立ち自分がやればいいだけなのにと駄々をこねどこかへ行ってしまいます。スコットはホープを追いかけるとホープに対してピム博士がアントマンの仕事を与えないのは娘が大事で失いたくないからだと説きます。

スコットとホープは打ち解け、試しにスコットが蟻を制御しようとしたら見事に成功しました。

その後2人はピム博士の場所に戻るとピムは母親の真実について語り始めます。

1987年頃、ピム博士はアントマンとして活動しており、妻もワスプという名前で世界平和のために同行していました。そんなある時どこかの国が大陸間弾道ミサイルを発射したことで平和のために2人でミサイル無効化を試みます。

しかしミサイルを無効化するために内部に入るには分子サイズでは出来ず、リミッターを解除する必要があります。そんな状態でワスプは躊躇なくリミッターを解除して内部に入り、ミサイルを無効化しました。

当然リミッターを解除したワスプは元のサイズに戻ることが出来なかったためそのまま量子世界で彷徨う、実質亡き者となってしまったのです。

その後ピム博士は量子世界の研究をすることでワスプを取り戻そうとしていましたが、人類には未知の部分だったために現在に至るまでワスプを助けることは出来ていませんでした。

映画『アントマン』ネタバレ:最終訓練・ダレンの侵入・最終準備

スコットラングは特訓を進めるとともにピム博士もアリを制御するための装置を作り、蟻軍隊が出来上がってスコットラングもそれを従えられるほど成長していました。これによりピムテクノロジーに侵入する前の最終訓練としてトニースタークの施設から昔開発した電磁ブロッカーを盗み出すことになります。

スコットラングは蟻と共にその訓練に臨み、途中トニーの施設が進化していたりファルコンに見つかって揉めたりはしたもののなんとか目的の物を手に入れて戻ることが出来ました。

しかし成功を喜んでいる間もなくピムの屋敷にダレンクロスが訪れました。ダレンは鍵の開いた屋敷に潜入するとピム博士に完成したイエロージャケットでピムテクノロジーが莫大な利益を得ることなどを伝え、発表会にはピムも呼ぶことにしました。

ダレンクロスが帰った後はダレンに信頼されているホープの存在がバレれていなかったか、ピムテクノロジーの内部地図の存在がバレていないかなどの話し合いをしていましたが、ピムテクノロジー社の建物はこの後に厳重警戒態勢が敷かれてしまうことになりました。

これによりスコットラングだけではピムテクノロジーに侵入することが難しくなり、スコットは元強盗仲間のデイブ他仲間を計画に巻き込むことにするのでした。

映画『アントマン』ネタバレ:決着

スコットラングたちはピムテクノロジーに潜入するとデータを破壊し、爆弾を仕掛けて社の全てを跡形もなくなくしました。

残りはイエロージャケットのみですが、スーツは既にダレンクロスが着ておりアントマンとイエロージャケットによる戦闘が始まりました。この戦闘では最終的にイエロージャケットが娘のキャシーの屋敷に侵入して誘拐しようとしていたためアントマンも追いかけます。

アントマンとイエロージャケットは戦闘し、最終的にイエロージャケットを破壊するためにアントマンはリミッターを解除してイエロージャケットの内部に入って破壊しつくすことでアントマンの勝利に終わりました。

しかしアントマンはリミッターを解除したことで量子世界を彷徨います。そんな中でアントマンは無意識にリミッターの部分に物を大きくしたり小さくしたりする武器を入れて使うとなんとか大きくなり、現実世界に戻ることが出来たのでした。

スコットラングはその後刑務所に戻ることになるかと思いましたが、パクストンが刑務所の件はごまかして話したことで戻らずに済むことになりました。

その後スコットラングはデイブからとある話を聞きます。デイブ曰くファルコンという男が「体が縮む男に会いたい」と言っていたのだそうです。

終わり