コロナで延期された映画を確認

映画『ブラッドショット』ネタバレ感想&疑問点の解説 ヴィン・ディーゼルが輝く

スーパーヒーローと言えば、マーベルやDCを思い浮かべる方が多数。しかしながら海外には、ほかにもスーパーヒーロー作品を生み出す出版社が存在します。

なかでも2020年に日の目を浴びたのは、超人的なパワーと自然治癒能力を得たデイヴ・ウィルソンと呼ばれる主人公が登場する作品。実写映画としてヴィン・ディーゼルが主人公役を演じ、公開されました。

本記事は、映画『ブラッドショット』のネタバレや感想などを紹介します。

この記事でわかる!
  • ネタバレ
  • 疑問点の把握
  • 感想

あ、気になってた映画だ!

映画『ブラッドショット』
作品概要

タイトル(邦題)ブラッドショット(未定)
タイトル(原題)Bloodshot
監督デイヴ・ウィルソン
ジャンルアクション ドラマ SF
上映時間109分
キャストヴィン・ディーゼル ガイ・ピアース エイザ・ゴンザレス サム・ヒューアン
作品概要

ブラッドショット』は、米出版社バリアント・エンターテインメントの人気コミック「ブラッドショット」シリーズを原作とした実写映画。「ブラッドショット」はこれまでに110号以上を刊行しており、シリーズ累計7,500万部を売り上げるモンスター級の作品です。

主人公は軍人のレイ・ギャリソン。軍人をしつつ妻と幸福な人生を送っていたレイは、あるとき謎の研究施設で起床。妻が殺されたことや、科学技術によって死の寸前から救われたことが明かされます。それからレイは、妻の死に関わる人たちに復讐を決行。その裏で恐るべき陰謀が渦巻いていました。

主人公を演じるのは「ワイルドスピード」シリーズのヴィン・ディーゼル。そのほかガイ・ピアースエイザ・ゴンザレスが脇を固めます。

当初の予定では2020年2月公開予定だったものの、色々あって延期。世界的に流行しているコロナウイルスの影響もあってか、興行収入は爆死している模様です。なお、評価の良し悪しは半々。

映画『ブラッドショット』
あらすじ

あらすじ・ストーリー

軍人のレイ・ギャリソンは、戦場での行動中に死亡。しかしあるとき謎の施設で目覚めさせられ、規格外の力と体を吹き飛ばされても回復するありえない能力を手に入れます。

レイ・ギャリソンは妻が殺されたことを知り、復讐を決意。関わりのある者を始末すると急に意識がなくなり、再度施設で目を覚ますのを繰り返しました。

記憶がないものの異変を感じたレイは、自分はもちろん他人も信用せず裏で糸を引く陰謀に迫ります。

注意
ここから本編のネタバレを含みます。

気にする方は注意だよ!

映画『ブラッドショット』
キャラクター&キャスト

レイ・ギャリソン:ヴィン・ディーゼル

KT:エイザ・ゴンザレス

エミール・ハーティング:ガイ・ピアース

映画『ブラッドショット』
1分でわかる内容・ストーリー

レイ・ギャリソンは実力のある軍人。しかしあるとき妻のジーナの場所に戻ったら、レイ共々マーティン・アックスと呼ばれる男に捕まって殺されます。

その直後、死んだはずのレイが起床。どうやらエミール・ハーティングが管理する謎の施設RSTで、蘇生されたようです。

レイは蘇生されただけではなく、血液にナナイトと呼ばれるマイクロボットを投入され、超人的な力と超高速の自然回復能力を手に入れました。

妻が殺されたことを知ったレイは復讐を決意。マーティン・アックスを見つけて殺め、復讐を果たします。その直後レイは気絶。気づいたときには前と同じ記憶と共に、妻を殺した犯人が別の人物に書き換えられた状態で起きました。

後に、エミール・ハーティングは自身の施設RSTから逃げ出した職員たちを始末するため、レイ・ギャリソンに偽の記憶を植え付けて復讐させることを繰り返していたことが判明します。

そんなあるとき、ターゲットの1人だったウィルフレッド・ウィガンスはレイに対して真実を暴露。レイはそれを信じて、エミール・ハーティングを始末することにしました。

それからレイは、エミールの部下だったKTに接触。KTはレイがエミール・ハーティングの管理下から外れることを助けて、レイはエミールと忠実なしもべたちを殺めます。

最後にウィルフレッドは、レイの体内を流れるナナイツのプログラムを再構築。体内から排出するのを助けました。

映画『ブラッドショット』
詳細な内容をネタバレ紹介

映画『ブラッドショット』ネタバレ.起

人質事件

レイ・ギャリソンは優秀な能力を持つ海軍兵士の1人。あるときケニアのモンバサで起きた人質事件に駆り出され、犯人のいる屋敷でモブたちを次々に片付けます。

残りは首謀者だけになったとき、犯人は人質を手に取りレイに手を出させないよう行動。しかしながらレイは犯人の動きに対して騙すような行動を取り、首謀者を銃で撃ちぬいて人質の解放に成功しました。

密告者は誰

事件後、レイは妻のいる自宅にいつも通り帰宅。2人は一緒に夜を過ごしていましたが、そのとき侵入者が現れます。レイは侵入者に対抗したものの、そのうちの1人だったマーティン・アックスによって鎮痛剤を投与。起きたときには椅子に縛り付けられていました。

マーティン・アックスは、レイにケニアのモンバサで起きた事件について、誰が密告したのか質問。レイは密告者なんていないと言ったものの、マーティン・アックスは聞く耳を持ちません。

最終的に妻のジーナも連れてこられ、レイの目の前でネイルガンによって射殺。その後にレイも、ヘッドショットされました。

RSTによる人体改造

目覚めるはずのないレイですが、なぜか起床。レイが起きたのは、RSTと呼ばれる会社の施設でした。そこでレイはエミール・ハーティングに会い、自身が殺害されたこと、ナナイトと呼ばれるマイクロボットが体内を流れていて、自然治癒能力とパワーが植え付けられたことを説明されます。

それからレイは、エミール・ハーティングによってほかの被検体を受けます。そのなかには義足のジミー・ダルトンや目が異常に発達したティブスがおり、KTもまた呼吸の能力を持っていました。

レイは自分の体をテストしてみて、コンクリートを軽く破壊できる力を持っていることに気が付きます。

映画『ブラッドショット』ネタバレ.承

1人目の復讐

自分の身に起きた出来事や、施設で見た人たちの存在について脳が追いつかないレイは、その後KTと交流。KTはレイに同情します。

それから2人がお酒を飲んでいたとき、トーキング・ヘッズのサイコ・キラーという音楽が聞こえてきました。その曲を聞いたレイは、トリガーを引いたように妻と自分を殺めたマーティン・アックスのことを思い出します。

すべてを思い出したレイは、エミール・ハーティングの静止をよそに行動を開始。ハッキングによってマーティン・アックスの居場所を特定し、現場に向かいます。

記憶の改ざん

マーティン・アックスを追い詰めたレイは、仲間などから銃で撃たれてもすぐに回復。マーティン・アックスが命乞いをしても完全に聴く耳を持たず、すぐに彼を殺めました。

朝になり、レイはKTたちによって捕縛。RSTの施設に連れ戻されて、ベッドに縛り付けられます。それからレイは気絶させられて、エミール・ハーティングによって実験開始。

レイは記憶を書き換えられて、妻と自分を殺めた犯人として誘拐犯のニック・バリスの顔がインプットされます。様子を見ていたKTは、レイが利用されている事実に気が付いて止めようとしました。

その後映った写真には、エミール・ハーティングがマーティン・アックスやニック・バリスと一緒にいる様子が見られます。

つまり、エミール・ハーティングって人とほかの2人は知り合いということ?

2人目の復讐

同じようなループ映像が流れた後、レイは妻を始末したとされるニック・バリスに復讐するために行動を開始。ニック・バリスの居場所に頭を使って侵入していきます。

このときニック・バリスは、ウィルフレッド・ウィガンズという人から電磁パルスの発生装置を受け取り。しかしながら役には立たず、レイによってニック・バリスや部下たちが始末されました。

ウィルフレッド・ウィガンズはレイを無力化するため、半径20マイル内の電気装置を止める電磁パルスを発生させます。

真実

ウィルフレッド・ウィガンズはレイを回収。強力な電気を使ってレイを起こし、ニック・バリスの部下だったけどレイのことを助けたいと言います。

レイは同じ記憶があるにも関わらずに妻を始末した犯人は別の顔のものの記憶があると告白。ここでエミール・ハーティングが、RSTの元職員たちをレイの復讐心を利用して始末するように仕向けていたことが発覚しました。

またレイは、妻のジーナが生きているのではと考案。しかしウィガンズは、この件を心配。もしもレイがジーナを探しにいった場合、エミール・ハーティングはレイの記憶をリセットする可能性が高いです。

そしてレイの記憶にウィガンズが入れられた場合は、何も知らないレイが自分を始末しにくるので、対策する必要がありました。そこでレイは、ウィガンズにナナイトの入った血液サンプルを提供します。

映画『ブラッドショット』ネタバレ.転

悲しい再会

レイは妻のジーナの居場所を特定。ウィガンズの車でジーナの場所に行き、久しぶりの再会を喜びます。

しかしながらジーナの様子がおかしい。どうやらレイとジーナが最後に会ったのは5年前であり、なぜか離婚している状態でした。さらにジーナは再婚していて、すでに2人の子供を持つ母親。

衝撃の事実を知ったレイは悲しみに打ちひしがれながら、追ってくる敵を無慈悲に撃退します。

これにて

エミール・ハーティングは怒っているであろうレイに接触。これまでの行いについてレイに白状します。エミール・ハーティングはキレイごとを並べますが、レイはコントロール下に置くのをやめろと発言。

了承されて、レイの体からナナイトが抜かれることになりました。

しかしながらレイの体をいじっている途中、KTがやってきてウィガンズが離反したとエミール・ハーティングに報告。エミール・ハーティングはレイの体からナナイトを排除するのをやめて、ウィガンズを追わせることにします。

映画『ブラッドショット』
ラスト・結末をネタバレ紹介

ハーティングは再びレイを人質にしてシミュレーションを行うが、KTが介入してレイに本当のことを悟らせる。ハーティングは彼女をシャットダウンしようとしますが、彼女は彼女が彼のコントロールから自由になることができ、彼女はハーティングのインプラントへのアクセスを削除するためにWigansを得たことを明らかにします。

彼は、彼がシミュレーションからスナップアウトし、自由を破るとレイの後にダルトンとティブスを送信します。ダルトンは、彼がレイの後に行くように彼の背中に機械的な腕を適用します。

それらのいずれかがすべての混乱に体重を与えるために開始されるまで、エレベーターの近くで3つの戦い。ダルトンがエレベーターを破壊しようとすると、ティブスは彼の死に落ちるが、レイは彼の完全な力にタップし、彼らは両方のクラッシュが、唯一のレイは無傷で出てくるところにダルトンをすべての方法を取ります。

彼は悪役がレイに手榴弾を発射した通りでハーティングを見つけます。それは彼を吹き飛ばし、彼は再生を開始しますが、Wigansはナナイトが排出されていることを見て、レイが別のヒットを取る場合、彼は今回は回復しません。

レイはハーティングが発射した次の手榴弾をキャッチし、コアに向けて発射する。ハーティングを掴んで手榴弾を落とし、二人を吹き飛ばす。

ウィガンズはレイの体を回復させ、蘇生して体内のナナイトを再プログラムすることに成功します。KTとともに、3人は一緒に仕事を続けるために乗り出しました。

映画『ブラッドショット』
疑問点の解説

映画『ブラッドショット』
感想

ターゲットした相手を逃がさないとか記憶が消されているとか、割とSF系の作品ではよく見る設定。最初のあらすじを読んだらなんとなく結末がわかってしまうような感じでシンプルな作品だと思います。

ただ主役を演じているのがヴィン・ディーゼルのおかげで、重厚感が増しているのがグッド。同じハゲで似ているのはブルース・ウィリスがいるものの、それよりも体格がシュッとしているせいかカッコよかった。

ナノ粒子みたいなやつの演出とか体が吹っ飛んでもすぐ治癒していく様子の描写もキレイ。さすがCGが発達しているからこういうのもよいです。

いうほどスーパーヒーロー感はないものの、批評とかしないで普通にエンタメとして見るなら楽しめます。厳しい目線で見たらありきたりで評価があまりよくないのもしょうがないとは思いました。

ブルース・ウィリスあたりでもいけるなコレ

映画『ブラッドショット』
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