スーパーヒーローの1人であるスーパーマンの影響を持ちつつも、これまでにないホラーテイストが含まれることで話題になった映画『ブライトバーン』。
海外ではすでに公開されており、絶賛の声が上がっています。そこで今回は、映画『ブライトバーン』の内容をお届けします。
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目次
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「オープニング」
舞台はアメリカ合衆国のカンザス州にある農村地域。
トリとカイル・ブライヤー夫婦は子供を授かろうとしていたものの、なかなかうまくいきません。自宅には子供に関する本もあるほどでしたが、子宝には恵まれない様子の2人。
そんななか、自宅の外で何かが衝突したような音が振動と共に聞こえてきます。最初こそ気にしないようにしたものの、ライトが消えるほど主張が激しいため外を観察。窓の外を見たところ、そこには壊れた何かがありました。
そこで回収されたのは赤ん坊。2人はこの出来事について深くは考えず、赤ん坊をブランドンと名付けて育成します。成長したブランドンはトリとかくれんぼをして遊んでいる様子で、問題なく人生を歩んでいました。
場面が代わり学校では、ブランドンが先生の質問に答えます。この件でケイトリンという名前のクラスメイトが注目を集めました。
それから夜になると、ブランドンは眠っている間に地下室へ侵入。赤ん坊の頃、地球に落ちてきた際に乗っていたと思われる隕石を発見し、近づきながら激怒します。それを見たトリはブランドを落ち着かせようと試みました。
翌朝、ブランドンは芝刈りのために外に出ます。草刈り機を稼働させる際にストレスが溜まったブランドンはそれを数百メートルほど振り回しました。結果的に草刈り機は故障。
ブランドンは刃物が回っている部分のパーツに気が付き、近寄ります。好奇心が強いのか、ブランドンは回転する刃に手を思いっきり突っ込みました。しかしブランドンの手は無傷であり、刃物のほうが壊れます。ブランドンは微弱な笑みを浮かべました。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「気づき」
ブランドンや両親、カイルの叔母であるメリリーと叔父のノアは食堂に立ち寄っていました。談笑するなか、ノアはブランドンにおもちゃの銃を与えます。しかしカイルがそれを阻止。それでもブランドンはおもちゃの銃を欲しがり、お祝いの最中だったものの犬猿なムードで場面が終わります。そこには様子を眺めるウェイトレスもいました。
その翌日、以前の件で不貞腐れているブランドンはカイルの言うことを聞こうとしません。さらにカイルは、ブランドンが食事をしているときにフォークを噛んでいるのを目撃。しかもフォークが傷つくばかりでブランドン自身の歯は無傷です。
それを見たカイルはブランドンは狩猟しようとしました。カイルがブランドンに対してライフルを向けると、驚愕の現象が発生。それからカイルはトリに対し、ブランドンの体がおかしいことについて話します。
夜遅くになると、ブランドンはテンポのゆっくりとしたロックナンバーの音楽を聞きながらクラスメイトであるケイトリンを追跡。ケイトリンはノートパソコンから音楽が流れていることに気づいたため、シャットダウンしました。
異変を感じたケイトリンはブランドンが近くの窓から覗いていることに気づいてパニック。すると突然ケイトリンの母親が現れて、何があったのか問います。その母親は、ブランドンの家族が揉めていた食堂のウェイトレスでした。
ブランドンがいないことを心配したノアとトリは、農場のほうで捜索。最終的にブランドンを発見します。
翌日、学校に訪れたトリはブランドンの先生に彼がノートに描いていた奇妙な絵のことについて話していました。トリは周辺の子供たちにも絵のことを訪ねたものの、ブランドンはそれを阻止したうえにどこかへ行きます。
場面変わって農場では、ブランドンが飼育されているニワトリをびっくりさせていました。一部始終を目撃したカイルはブランドンに対して正気かどうかを訪ねたものの、彼は平然とした対応を取ります。
それから少し経ち、ニワトリが何者かによって全て殺される事件が発生。トリはオオカミの仕業だと予想を立てていましたが、カイルはブランドンの奇妙な行動を目撃していたため彼が犯人だと疑いませんでした。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「広がり」
翌日、学校ではブランドンとそのクラスメイトたちがトラストフォール運動に参加。ブランドンは運動のなかで同級生を捕まえられずに転倒しました。それを見たケイトリンは、この前の夜の件でナーバスになっていたためブランドンを侮辱します。
ブランドンは侮辱に対して弁解。さらにコーチがこの件について言及し、転倒したブランドンを助けるようケイトリンに強制しました。ケイトリンはブランドンに手を差し伸べます。そのときブランドンはケイトリンの手を強く握り返し、彼女は骨を折れるほどの重傷を負いました。
場面変わって事務所に連れられてきたトリとブランドン。トリはブランドンがやったことは事故だったとケイトリンの母親に説明したものの、信用には値しません。ケイトリンの母親はブランドンの逮捕を求めていたものの、結局そうはならず学校の特別授業を受けることになりました。
その様子を悲しそうな目で見つめているブランドン。ケイトリンの母親はオオカミがオオカミを生んだといった主張をしたものの、トリはオオカミ自体を弁護するような発言をします。
最終的にケイトリンの母親らは去っていきましたが、様子を見つめるブランドンの目には強い怒りが見えました。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「脅威」
夜遅く、ブランドンはカイルとトリが今後どうするか話あっているのを目にしました。それからトリは、納屋のほうで何か異変が起きていることに気づきます。
そのときブランドンは納屋にあった流れ星か何かの影響で力を手に入れている様子が描写。トリが納屋に到着したときには、ブランドンは空中浮遊していました。
浮かぶブランドンは、トリの前で世界を支配するような言動を繰り返します。それからブランドンは落下し、手の一部を切ってしまった様子。トリはブランドンを介抱しつつ、彼自身が空から落ちてきたことなどを説明しました。ブランドンは取り乱して、トリがこれまで嘘をついていたことなどの影響でどこかへ逃走。
カイルもこの件について知らず、トリは後から説明します。
衝撃の事実を受け止められないブランドンは、怒りや悲しみの感情と共に1人で歩行。目からはレーザーを発射するなどやりたい放題です。そのあとブランドンは、ケイトリンの寝室を訪問。ちょうどノートパソコンでタイピングしている最中でした。
ブランドンはケイトリンに怖がらないように接します。ケイトリンは、ブランドンの特別な能力について知っていました。
彼女は、母親が彼女に話しかけないように言いましたが、彼は「気をつけます。」と発言。ブランドンは突然その場から離れたものの、そこには花が残されていました。ケイトリンは泣きます。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「事件」
以前ブランドンが訪れたことのある食堂では、ケイトリンの母親が店じまいの作業をしているところでした。異変に気が付いたケイトリンの母が外に出て見ると、ブランドンが描いていたのと同じような構図を窓の上で発見。さらに明かりが点滅し始め、いきなり窓が割れてガラス片が目に刺さります。
慌ててケイトリンの母親は目に刺さったガラス片を抜きとったものの、周囲には何もいない様子。しかし何かしらいることを理解したケイトリンの母は、武器を手に取ります。
ブランドンはその場に現れ、認識できないほどの速さで移動。ケイトリンの母は武器を振り回してもまったく捉えることはできず、そばにある小さな部屋へ逃げ込みました。
ひとまず安心しつつ対策を練っていたケイトリンの母でしたが、ドアが突然レーザーかなにかで焼き切られます。ブランドンはケイトリンの母を怒りの目で見つめ、最終的には亡き者にしました。
次の日の朝、ブランドンは自宅に帰還。ブランドンは両親に対して「すべてはうまくいっている」といった意味心な発言を残します。
一方食堂では、保安官たちがケイトリンの母親の亡骸について調査していました。保安官はそこでブランドンが描いていた図面に関する証拠を発見します。
メリリーはカウンセラーでもあったため、ブランドンと話をしてみることにしました。しかし何が起きているかどうかはまったくわからずじまいです。結局メリリーは落胆し、警察にこの件を離すべきか悩んでいました。
それからカイルはバーで友人とブランドンの件を相談。カイル自身はブランドンのことを怪物と認識しています。自宅では、トリが照明の異変に気づきます。照明は点滅を繰り返すフリッカー現象を起こしている様子です。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「身近な犠牲」
ブランドンはメリリーの自宅に来て、話す必要があると明言。「誰にとってもよくない」ことなので、警察には話さないよう伝えます。それからブランドンは仮装して自宅に帰還。
ノアが戻り、ブランドンが押し入れにいるのを発見しました。ノアはブランドンの両親に言う必要があると発言し、ブランドンをトラックに乗せようとしました。ブランドンは抵抗し、ノアはガレージのドアにたたきつけられます。
ブランドンの行動に驚いたノアはすぐに立ち上がってトラックに乗り込み逃走。ブランドンが追ってきていることを確信しつつ逃げたものの、突然トラックの動力とコントロールが失われます。
再びトラックを稼働させようと試みるノアでしたが、その前にブランドンが出現。叫び声をあげるノアに対し、ブランドンはトラックを空中浮遊させて落下させました。
ノアは重傷を負い、そのまま死亡。ブランドンは地面の血だまりに、自信のもう一つの象徴を描きます。
それからブランドンは自宅に戻り、両親にサッカーをずっとして遊んでいたと嘘をつきました。またシャツを無くしていたため、いじめを受けたりいろいろあったりしたと説明します。
その夜、カイルは悪夢にうなされます。夢のなかでは、トリがどのようにして隕石から赤ちゃんを拾い上げて養子にするか明かされました。しかし突然レーザーを見たため、カイルは驚きます。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「恐れ」
カイルは電話によって目覚め、トリと一緒にメリリーがいる病院に行きました。メリリーはノアが殺されたことを説明し、カイルたちは彼女を慰めます。さらにメリリーは、ノアが亡くなる前にはブランドンが自宅を訪ねたことも説明。
翌朝、カイルたちはノアが亡くなったことをブランドンに報告します。ブランドンは簡単な返事しかしなかったため、カイルは不思議に思い彼を非難。トリはカイルをなだめました。
ブランドンはカイルを食糧庫に押し入れてドアを破壊。それからブランドンはどこかに逃走したものの、トリは見ていることしかできません。
その後、カイルは少量の血が付着したブランドンのTシャツを発見。しかしカイルはブランドンにバレないように血を取り除きました。それからブランドンには、怒った件について謝罪したものの簡単な返事のみ。
カイルは血のついたTシャツを発見した件についてトリに報告しますが、彼女は事実を受け入れようとしませんでした。
いっぽう保安官は事故または事件を詳しく調査。結果、地面に描かれたものと窓からの図面についてなんらかの類似性があることに気づき始めます。
映画『ブライトバーン』ネタバレあらすじ.「排除」
落ち込むトリの姿を見たカイルは、ブランドンが小さかった頃の写真を片手に慰めようとしました。それからカイルはブランドンを狩猟するために旅行に行くことを決定。
保安官は図面とブランドンとの関連性についてトリに話すため、自宅に訪れます。トリはまだまだ事実を受け止められない様子でしたが、保安官いわくどこかに行ったブランドンはまた戻ってくるとのことでした。
森に着いたカイルは、ブランドンとともに何匹かの鹿の痕跡を追いかけています。カイルはブランドンを前に歩かせつつ、狩猟の機会を伺っていました。
トリは自宅でブランドンのノートを発見。そこには見たことのある光景や衣装、それからウェイトレスが亡くなった際の現場のような図面が描かれています。
さらに「世界を手に入れる」といった言葉と一緒に人が死ぬような描写も残されており、トリはパニックに陥りました。
映画『ブライトバーン』ネタバレ結末.「終焉」
森のなかでは、機会を伺っていたカイルがブランドンの頭を銃で撃ちぬきます。頭は弾丸に命中、しかしブランドンには傷ひとつついていません。カイルはリロードしようとしたものの、ブランドンはその様子を見ながら突然いなくなりました。
パニックで逃げるカイルの前にブランドンは出現。ブランドンはカイルを超能力で拘束して動けないようにします。カイルは謝罪の言葉を述べたものの、ブランドンはまったく意に介しません。
最終的にブランドンは目からレーザーを発射し、カイルの頭を射抜いて亡き者にします。
自宅では、トリがカイルに電話をかけていました。このとき既にカイルは亡くなっており、電話に出たのはブランドン。トリはカイルがどこにいるのかブランドンに説明を求めましたが、答えは「いなくなった」とのこと。
電話が切れると、ブランドンは超スピードで自宅に帰還しつつ破壊し始めます。様子を見たトリはパニックになりながらも、911に電話をかけて助けを求めていました。
911の電話を受けて保安官たちはブランドンの自宅に直行。そこで見たものは破壊された家屋でした。保安官が自宅に呼び掛けたところ、トリは無事だったようで出現。
トリは保安官に対して何かを説明しようとしたものの、ブランドンがそれを阻止するかのように現れました。パニックになりながらもトリと保安官らは、自宅へ入っていきます。
トリは隠れつつ、保安官はブランドンを探しつつ銃を向けていました。それからトリが自宅のなかを歩き回っていると、ブランドンが突然目の前に出現。さらに後ろにも現れます。
トリはブランドンから攻撃を受けていましたが、再度逃げるように行動。それから自宅から出ようとしましたが、その際に窓から落ちるように地面と衝突してしまいました。
映画『ブライトバーン』ネタバレ結末.「最後」
トリは隕石が置いてある納屋に行きます。理由は、ブランドンが前に納屋で隕石を見つけて能力を覚醒させていた際、破片で怪我をしたことがあったためです。
トリは隕石から破片を剥がしとると、ブランドンを呼び寄せました。傍らにはウェイトレスの遺体がありながらも、トリは「あなたは私のすべてなの」と発言。
ブランドンの帽子を外しつつ2人は抱き合い、無邪気な表情を見せます。そんななか、トリは隕石の破片でブランドンに切りつけようとしていました。
ブランドンはトリの怪しい動きに気づき、直後手を掴んで破片を吹き飛ばします。それから激怒したブランドンはトリを上空数百メートルまで飛ばしました。
ブランドンはトリに最後の挨拶のようなものをすると、強い力で締め上げて亡き者にします。近くには飛行機を飛んでおり、場面は暗転。
次の日、ニュースでは農家に飛行機が墜落したと報じられていました。その事故では生存者が誰もおらず、なかにはカイルとトリの名前を挙げられます。
その頃ブランドンは、どこかで無邪気な表情を見せながらクッキーを食事。映画本編は終わりです。
エンドロールの途中では、破壊されている都市が描写。何百万人もの死者が出ており、それは紛れもなくブランドンの手によって引き起こされたものでした。