太陽系に含まれる惑星の中でも、ドーナツ型の輪っかに覆われた未知の存在として知られるのが土星です。その衛生であるタイタンもよく創造物の中で登場するため、知識として知っている方も多い。
今回はそんな土星の中でも映画に取り入れられている作品をピックアップしてご紹介。土星映画やタイタンなどに興味を持ってみませんか。
スペース・サタン (SATURN 3,1980)
土星の衛星基地サターン3では、食料危機に関する 研究を行なっていた。そんなとき、衛星基地に一人の男が現れる。その男は実は陰謀を企てていて、人間の脳と直結するバイオロボットによる侵略を考えていた。かくして食料危機の研究を行う二人と、陰謀の人物やロボットたちによる戦いが始まる。
映画サンダーバードの巨匠スタンレードーネンによる SFサスペンス映画です。エイリアンのセットを流用して製作されたというのがみどころ。また作中は土星基地内で男女の乱れが見られるという点もあります。映画としては評価は低いものの、ヒロインはそれなりに可愛いのでおすすめです。
クリーチャー(Creature,1985)
21世紀、新種の鉱物資源を求め、世界中の企業が宇宙へ進出していた。その中でも最も大きな企業だったアメリカのNTI社は、土星の衛星タイタンでエイリアンの遺跡を発見する。しかし、そこには未知の怪物が 存在していた。地球では、土星の衛星タイタンに行ってから戻らない調査隊探し出すため、再び派遣することにしていた。
大ヒットのSFホラー映画エイリアンを題材にしたスプラッターホラーSF映画です。エイリアンに似てると言ってもそれはキャラクターデザインだけに過ぎず、退廃的なムードが怖さを感じます。スプラッターなだけに、顔面の皮を剥がしたりおぞましい場面も登場します。
アナザーディメンション 未知なる呼び声 (DEATH ON SATURN’S MOON,2000)
2057年、土星の衛生タイタンの鉱山調査拠点で司令官が謎の失踪を遂げる。そこで、地球から捜査官のヘイズが派遣されることになった。やがて、ヘイズの体にはどこからともなく心の呼び声が聞こえ始めた。
2000年に生まれたアメリカのSF映画。ダークなBGMや謎解きを感じるストーリーが展開されます。
サイレント・ランニング (SILENT RUNNING,1972)
地球の気温が管理され、植物が絶滅した人類。わずかな植物だけは標本として残されることになり、宇宙船にいるローウェルは船内の巨大なドームで植物を育てる任務についていた。そんなあるとき、ローウェルは残された植物をドームごと破壊するように命じられ、抵抗するように行動を始めるのだった。
植物を愛する主人公による、組織からの命令に背いてでも守りたいという欲求があふれた優しいディストピアSF映画です。今では有名なドローンやロボットが出てくるほか、エンディング結末の展開がとても感動します。日本では劇場未公開、洋画劇場にて上映、通販サイトでDVDが購入できます。
溶解人間 (THE INCREDIBLE MELTING MAN,1977)
土星探査に向かった有人船が、ミッション中の事故に遭遇した。船長のスティーブは、陸軍病院で目を覚ましたが、その姿は全身を覆うほどの包帯が巻かれ、顔はひどく焼けたようになっていた。スティーブは宇宙船の影響により、体が溶ける状態となっていたのだ。己の肉体が溶解していくスティーブは、絶望し、暴走するのだった。
ジャケット写真のインパクトが激しすぎるSF映画。その特殊は現在でも通用するほどで、一人の男による悲しき非行は目に余るものがあります。
ビートルジュース (Beetlejuice,1988)
ある日突然亡くなってしまった新婚カップルは、立派な幽霊になるために修行をするのだった。そんな中、生前住んでいた家に誰かが引っ越してきたため、追い出そうと幽霊界の用心棒であるビートルジュースを 呼び出すことにした。
コメディホラー映画です。ユーモアのある演出が面白い。
ファンタスティック・フォー:銀河の危機 (FANTASTIC FOUR: RISE OF THE SILVER SURFER,2007)
突如、地球上空に現れた謎のシルバーに輝く飛行物体。それは全身が銀色に覆われた宇宙から現れしシルバーサーファーだった。彼が現れてから、日本の海は凍結し、エジプトには雪が降り、ロサンゼルスでは未然の大停電が発生するなど、世界的に異常な出来事が起き始める。そこで放射線を浴びてミュータントになった4人は、シルバーサーファーについて調べることにした。すると、彼が現れた惑星は、8日以内には滅んでしまうという事実が判明する。果たしてファンタスティックフォーは、人類の未来を救えるのか。
マーベルの人気キャラクター、シルバーサーファーが 登場するヒーロー映画です。マーベルなだけに巨額の費用を投じて作られているため安心して綺麗な映像を楽しめます。
ガタカ』(原題: Gattaca)は、1997年のアメリカのSF映画。
遺伝子操作によって生まれた優性の者だけが優遇された未来。ある男は劣性遺伝子を持ちながら生まれてきたが、自らの運命を断ち切る為に、優性であることを偽り、宇宙に飛び立とうとしていた。
イーサンホークが演じる主人公のヴィンセントの苦悩に満ちた人生が描かれるSF映画です。遺伝子操作という現代においてすでに実現できそうなものが題材になっているというのが親しみを感じます。
古代ではスパルタ教育なんてものがあったり、日本でも強制不妊手術等が行われていたことを考えると、そういったテーマが感じます。20年前の映画ながら、映像や音楽の切ない雰囲気、キャストの演技など見どころがたくさんあり、好きな人はハマる世界観です。
インターステラー
地球の命が尽きかけていた近未来。人類は居住可能な 惑星を見つけることが急務となっていた。そんな中 新たな居住可能惑星を探し出すという任務に選ばれたのは、まだ小さな子供を持つエンジニアの男だった。 かくしてエンジニアの男による、人類を救うための 宇宙をかける壮大なミッションが始まる。
クリストファーノーラン監督による、今世紀最大の傑作SF映画です。物理学、量子力学、そして宇宙など あらゆる科学にまつわる話が登場します。序盤は退屈するような場面もありますが、宇宙の様子はすごく綺麗。中も 土星の近くにワームホールが現れる場面は 注目しておきたいところ。
タイタン』(The Titan)は、2018年に配信されたSF映画
2048年、人類は人口が過剰に増えたことにより、住める場所が少なくなってきたため、 土星の衛星 タイタンへの移住計画を持ち出した。そのための実験として、タイタンに行く屈強な人達が選ばれる。そこで 特殊な実験が行われているのだが、それは不吉な始まりだった。
2018年にネットフリックスで公開されたオリジナル映画です。簡単に言えば、滅亡寸前の地球からタイタンに新人類を送り出すというお話。ストーリーの大半は、タイタンに適用するための体作りが描かれ、その中で脱落者が多数出ます。ちなみに、タイタン自体は 最後の方でチラッと映る程度。それでもワクワク感は感じるので、おすすめです。
アベンジャーズインフィニティウォー
サノスの故郷がタイタン。
Journey to Saturn(2008)
デンマークのアニメーション映画。土星に資源を集めるために行ったものの、そこには地球の水に興味を持つエイリアンがいたというストーリー。3DCGアニメーションなので、親しみやすいと思います。
The Automatic Motorist (1911)
ロボットの運転手が、新婚旅行の夫婦を、土星にハネムーンのため連れて行くというお話。
Planet Outlaws (1953)
バックロジャースと友人のウェイドが、なんか色々するストーリー。
Destination Saturn(1966)
詳細不明。
Space Odyssey: Voyage to the Planets(2004)
二部構成のSFドキュメンタリー。太陽系の内側と外側の有人宇宙探査に関する危険性や可能性について調査する。
Betty Boop’s Ups and Downs (1932)
アニメーションショートフィルム。
In Star Trek (1966)
不明
意外と多かった
土星や、タイタンにまつわるおすすめ映画を紹介しました。