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怪獣ラドンとは?特徴や強さ・能力・トリビアなど徹底解説

東宝三大怪獣の一匹と言えばラドン。

今回はラドンについて、特徴から種類、能力やトリビアなど紹介したいと思います。

ラドンの起源・特徴は?

ラドンとは、映画『空の大怪獣ラドン』で初めて登場した東宝怪獣映画の代表的な存在。

2本足で直立歩行できる大型翼竜プテラノドンと外見が似ており、茶色の皮膚に覆われ棘状の胸部や後頭部には2,3本の角を持ちます。

初めて登場したラドンの大きさは50メートルほどあり、翼を広げることで120メートルの大きさを持つのが特徴。もともとは地中深くにいたものの、核実験や火山ガスによる影響で復活してきたという設定です。

出現するのは阿蘇山でのこと。阿蘇の奥そこで誕生した雛が古代のトンボを捕食して大きくなり、佐世保や福岡といった九州方面に襲来してきました。

ラドンの種類は?

ラドンの種類は大まかに分けられます。

昭和ラドン

初登場のラドンではなく、それ以降に登場してきたのが昭和のラドン。事実上の2代目ラドンと称されます。

ファイアーラドン

ファイアーラドンは、『ゴジラvsメカゴジラ』などに登場するラドン。ゴジラに敗れたラドンが、ベビーゴジラの卵に付着する古代のシダ植物を影響を受けて赤く変化した姿です。

ベビーゴジラとは兄弟と思っており、捕獲された兄弟のために執拗に追いかける姿が見られます。

外見は輝いているため、不死鳥などと揶揄されることもありました。ラドンのなかでも唯一ウラニウム熱線を吐くことも可能です。ファイアーラドンという名前に関しては、映画のなかでは単にラドンとだけ言われます。

『ゴジラ FINAL WARS』に出てくるラドン

X星人の手先として登場するラドン。2本の角が生えているほか、ファイアーラドンのように赤い体表を持ちます。

モンスターバースのラドン

『ファイナルウォーズ』で登場して以来、15年ぶりに登場するラドン。スーツアクターのいたこれまでの作品と違い、フルCGで描かれています。

初めて登場したのは、モンスターバースシリーズの1つである『髑髏島の巨神』のエンドロール映像。そこにはゴジラ・モスラ・キングギドラと共に石碑のような場所にラドンが描かれていました。

もともとは『ゴジラ:キングオブザモンスターズ』の監督であるマイケル・ドハティがラドン好きらしく、予告編では火山のなかから登場して町を衝撃波で破壊する様子が見られます。

設定上はマグマに近い性質を持っていて、溶岩が体に流れつつ焼けただれて硬貨した皮膚を持つといった感じ。ファイアーラドンのようにも見えるのが特徴です。

ラドンの耐久性は?強い?

ラドンの強さは一概には言えないものの、映画における事実としてはゴジラやキングギドラの攻撃にも耐えうるほど頑丈です。

具体的には、ゴジラのビームを数回受けてもなんのダメージも受けず平気そうな様子を見せていました。それだけでなく、キングギドラの重力光線すらなんのダメージも受けていません。

そのほか、繊細そうに見える翼もすさまじく頑丈。翼を殴られた場合でもまったく怯むことはありませんでした。

強さはどうかわからないものの、頑丈さで言えば相当な強度を持つ怪獣です。

ラドンが持つ能力とは?

ラドンの能力はいくつかあるので、解説していきます。

ラドンの能力.原子光線

ラドンは、ゴジラが吐くような光線を吐き出すことができます。実際の見た目は光線というよりも、火の玉のイメージが強い。

ラドンの能力.超音速飛行と衝撃波

大きな羽を持つラドンの主な能力といえば飛行。飛行速度は超音速ジェットよりも素早く、機敏な動きが可能です。

それだけでなく、飛行中に翼から発生する衝撃は建物を破壊することもできます。

ラドンの羽ばたきによる被害は大きく、映画のなかでは福岡・モスクワといった主要都市を破壊した経験もありました。

ラドンの能力.突風

ラドンは空を飛んでいるだけでも驚異的な衝撃波を発生させることが可能ですが、意図的に突風を巻き起こして攻撃することもあります。

突風は地上・空中を問わず起こすことができ、建物や怪獣、人間を次々なぎ倒します。

ラドンの能力.近接攻撃

ラドンは翼を使った遠距離からの怯ませ攻撃だけでなく、近接攻撃にも対応します。

主に使うのは鋭いクチバシとツメ。クチバシとツメは石をも砕けるほか、自分よりも大きなゴジラといった怪獣を簡単に持ち上げることが可能です。

また、頭と胸部には棘のようなものもあり、抱き合いの近接戦闘時にジワジワ敵を痛めつけられます。

ラドンの能力.風の息

ラドンは息を吐きだすことによるブレス攻撃も可能。見た目としては圧縮された空気を放出するような形で、建造物や車両を破壊します。

なお、風を使ったブレス攻撃は初登場時の映画内で使用。以後この能力を使う場面は見られていません。

ラドンの能力.ウラニウム熱線

ラドンのなかでも、ファイアーロダンになった場合に使える能力がウラニウム熱線。

映画『ゴジラvsメカゴジラ』でファイアーロダンとして登場した際に使いました。

ゴジラとアドノア島にある放射性廃棄物に曝されたため、ウラニウム熱線を口から吐き出すようになったという経緯があります。

ラドンの能力.自己再生

ファイアーラドンの状態では自己再生が可能。自己再生には鳥や魚といった小動物を摂取する必要があります。

ラドンの能力.放射性の霧を発生

とあるゲームのなかでロダンは、自分の胴部分にある特殊な腺から放射性の霧を発生させることができます。

ゲームにおいて使用できるのは2回まででした。

ラドンにまつわる4個のトリビア

ラドンはツガイだった

ラドンは一匹ではなく、実はツガイが存在していました。ラドンのツガイをお互い愛しあっています。

ラドンの鳴き声

ラドンの鳴き声は、コントラバスと人の音声を素材として編集されたものが使用されています。ラドンの声自体は結構流用されていて、ウルトラマンのアントラーに使われたり怪獣ならキングギドラ・バトラなどにも採用されたりしていました。

ラドンの海外名はロダン?

ラドンの名前で気になるものといえば、海外ではロダンと呼ばれている点。実際に海外の情報を見ようと「Radon」で検索しても出てこず、「Rodan」と呼ばれているため困惑します。

海外でロダンと呼ばれる理由にはいくつか説があり、「海外公開時にロダンと呼ばれたため」「プテラノドンのスペルを短縮した形」「プテロダクティルスから取った」「元素として存在するラドンと混同しないよう配慮された」などが挙げられます。

実際のところ、海外でロダンと呼ばれる明確な理由は分かっていませんでした。

2つのテーマ曲を持つラドン

ラドンに使われるテーマ曲は2曲。1つは「初代ラドンのテーマ」であり、もう1つは「二代目ラドンのテーマ」でした。

ラドンの出演作品一覧

ラドンが登場する映画

Rodan (First appearance)
Ghidorah, the Three-Headed Monster
Invasion of Astro-Monster
Destroy All Monsters
All Monsters Attack (Mentioned)
Godzilla vs. Gigan (Stock Footage)
Godzilla vs. Megalon (Stock Footage)
Terror of Mechagodzilla (Stock Footage)
Bye-Bye Jupiter (Stock Footage)
Godzilla vs. Mechagodzilla II
Godzilla Island
Godzilla: Final Wars

ラドンが登場するビデオゲーム

Gojira-kun
Godzilla (Gameboy)
Battle Soccer
Circus Caper (Cameo)
Rodan (NES) (Unmade)
Godzilla, King of the Monsters (Gameboy)
Godzilla 2: War of the Monsters
Godzilla (Arcade) (Cameo)
Godzilla: Giant Monster March
Godzilla: Battle Legends
Godzilla: Archipelago Shock
Godzilla: Heart-Pounding Monster Island!!
Godzilla: Trading Battle
Godzilla Generations
Godzilla: Domination!
Godzilla: Destroy All Monsters Melee
Godzilla: Save the Earth
CR Godzilla 3S-T Battle
Godzilla: Unleashed (Wii and PlayStation 2)
Godzilla Unleashed: Double Smash
CR Godzilla: Descent of the Destruction God
Godzilla: Kaiju Collection
ゴジラ-GODZILLA-(2014年PS4)

ラドンが登場するコミック

ゴジラ:キング・オブ・ザ・モンスターズ
ゴジラ:キングダム・オブ・モンスターズ
ゴジラ:レジェンズ
ゴジラ:ザ・ハーフセンチュリー・ウォー
ゴジラ:オンゴーイング
ゴジラ:ルーラーズ・オブ・アース
ゴジラ イン ヘル
ゴジラ:オブリビオン