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結末ネタバレ映画『アナベル 死霊人形の誕生』トリビア&疑問の徹底解説

映画『アナベル 死霊人形の誕生』は、2017年に公開された「死霊館」シリーズに属する作品。アナベル人形に焦点を当てたスピンオフ『アナベル 死霊館の人形』の続編で、人形が誕生する経緯を示した前日譚映画でもあります。

今回はそんな映画『アナベル 死霊人形の誕生』について、ネタバレから疑問点の解説、みんなが知らないトリビアまで幅広く紹介していきます。

映画『アナベル 死霊人形の誕生』.作品概要


タイトル:アナベル 死霊館人形の誕生(原題:Annabelle: Creation)
監督:デヴィット・F・サンドバーグ
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
製作:ピーター・サフラン、ジェームズ・ワン
上映時間:110分
公開日:2017年10月13日(全米2017年8月11日)
キャスト:ステファニー・シグマン、タリタ・ベイトマン、ルル・ウィルソン、フィリパ・クルサード

映画『アナベル 死霊人形の誕生』.登場キャラクター

修道女シャーロット
ジャニス
リンダ
ナンシー
キャロル
ティアニー
ケイト
アナベル・マリンズ(ビー)
サミュエル・マリンズ
エスター・マリンズ
マッシー神父
フラー
ピート・ヒギンズ
シャロン・ヒギンズ
ジャニス(大人)

映画『アナベル 死霊人形の誕生』.1分でわかる簡潔ネタバレ

人形師のサムと妻エスターには1人娘のアナベルがいたものの、交通事故で死亡。12年後、6人の孤児少女とシスターを家に迎えます。孤児の1人ジャニスは足が悪い少女。ジャニスは開けてはいけない部屋に入り、そこで封印されていた人形を誤って解放しました。

人形が解放されて以来、サムの家では怪奇現象が多発。ジャニスも例外なく怪奇現象に見舞われ、最終的に体を悪魔に乗っ取られます。それからジャニスは養親であるサムを殺めました。

事の重大さに気づいたシスターがサムの相方エスターに質問攻め。その結果アナベルを亡くした過去を自白します。サム夫婦はアナベルの霊が人形に移りたいと言っていたため、それを許可した模様。ただ人形に移ったのはアナベルではなく単なる悪魔で、サムたちを支配する許可を騙してとった模様。それからサム夫婦は、人形をクローゼットに封印。しばらく大丈夫だったものの、ジャニスが解放してしまった事実が判明します。

悪魔の入ったジャニスは孤児などを何度も襲撃。サムの相方エスターも殺められます。しかしシスターはジャニスを誘導し、人形ごとクローゼットのなかに封印することに成功。ただ後日神父が訪れた際は、ジャニスの姿はなく人形だけでした。

そのころジャニスはどこかの孤児院にしれっと存在。養子を迎えにきた夫婦に引き取られ、自分の名前をジャニスではなくアナベルと紹介します。

それから12年後、アナベルは両親を殺めると共にミアとジョンを襲撃して命を投げ捨てます。(死霊館の人形の冒頭に繋がる)

映画『アナベル 死霊人形の誕生』.詳細なネタバレラスト結末

幸せな一家は不幸に見舞われた

西暦1945年

人形師として高品質の手作りドールを手掛けているサミュエル・マリンズは、自宅の納屋を仕事場として日々励んでいます。サミュエルが製作しているのは、ビスク・ドールと呼ばれるもの。マリンズ玩具工場といった屋号を付けており、入荷待ちが発生するほどの人気ぶりで大成功です。限定品にはシリアルナンバー入りで、さらに価値のあるものでした。

サミュエルが大黒柱を務めるマリンズ家は、妻のエスターと幼少の娘アナベル(ビーと呼ばれる)の3人家族。

アナベルはかくれんぼが好きで、父親のサミュエルの目に付く場所に「Find Me(私を探して)」と書いたメモ書きをよく残します。このメモはアナベルがかくれんぼを始めた合図であり、サミュエルは娘を探しだすというのが通例でした。

ある日のかくれんぼでは、サミュエルはメモ書きを見たもののスルー。痺れを切らしたアナベルは隠れていたカーテンから出てきて、後ろからサミュエルが捕まえたこともあります。

夜眠るときは、アナベルはレコードを聞くのが好み。妻のエスターはアナベルが眠りにつくまでレコードを流す役目を負っていました。

そんな幸せそうな日々を送るマリンズ家ですが、あるとき不幸が襲い掛かります。

マリンズ一家はキリスト教徒でもあるため町に出向き、信仰を終えてからは玩具店の店主と人形の製作状況の話などをしました。それから帰宅のとき、途中で車が故障して停車。

道路でタイヤ交換かなにかをしていたサミュエルですが、アナベルはボンネットあたりで座っています。そのときボトルが転がっていたため、アナベルは拾おうとしました。

しかし道路の後ろからは別の車が接近中。アナベルは自分の車が死角だったことから車の接近に気づかず飛び出し。結局帰らぬ子となります。

孤児の少女たち

アナベルが亡くなってから12年後の1957年

少女とシスターが乗せられた車がマリンズ家に接近。聖ユースタス女児孤児院と呼ばれる場所からマリンズ夫妻は自宅の一部を提供すると進言したようで、6人の少女が訪れます。

6人の少女たちは、以下の通り。
長い金髪の少女ジャニスは、小児麻痺をわずらい左足が不自由な女の子。リンダと仲が良いため、移動中の車のなかでは「引き取られるときはいつも一緒」と約束しています。

リンダは、おかっぱ頭の金髪少女。ジャニスと仲がよいほか、スーと名前を付けたお人形が大好きです。

ナンシーとキャロルは、共に黒い髪で10代中盤くらいの少女。

ティアニーは茶髪で、ナンシー&キャロルよりは若くジャニスとリンダよりも年長といった感じです。

ケイトは黒人少女でした。

この6人のほか、マリンズ家にはシスターのシャーロットも付き添い役として同行。少女たちのお世話をします。

マリンズ邸に到着した少女たちは大喜び。ただ家主のサミュエルは少女たちに、1階にある妻と自分の部屋および2階の鍵がかかった部屋には絶対入るなと警告しました。またサミュエルはアナベルがいた頃とは違い、笑顔が見られる不愛想な表情です。

そのほか、足の悪いジャニスは2階の部屋を与えられたため、階段の存在に不安な様子。そんなジャニスに対し、サミュエルは何年も使っていないという階段用の昇降エレベーターを紹介します。ジャニスは試しに使ってみると、すんなり2階に行けたため歓喜しました。

それからジャニスは部屋で待機。ほかの少女たちは外に周辺探索に向かい、ジャニスはその様子を窓から覗きます。そんなとき、ジャニスの背後から影のようなものが接近。ジャニスは気づいていませんでした。

シスターのシャーロットも与えられた部屋にいましたが、小型のエレベーターから隙間風が吹いているのを見て気味悪く思います。

悪魔の開放

少女たちは2部屋に分かれます。片方はジャニスとリンダ以外の4人が集まる部屋で、もう片方は2段ベッドが設置されたジャニスとリンダ用の部屋です。

夕食をみんなで食べたあと、ジャニスは部屋で「Find Me(私を探して)」と書かれたメモを発見。メモを頼りに進んでいくと、入ってはいけない部屋の扉に「ここ」と書かれたメモがありました。本来鍵がかかっているはずの部屋だったものの、なぜか施錠されていないため潜入。

その部屋にはたくさんのおもちゃが置いてあり、サミュエルの娘が生前使っていた部屋のようです。ジャニスはそんなことを知らず部屋を探索。そこでマリンズ邸を模したドールハウスを見つけました。

ドールハウスの子供部屋の部分はジャニスの入った部屋とまったく同じ。さらに鍵を見つけ、部屋のクローゼットと一致したため開けてみます。そこにあったのは、アナベルでよく知られる人形です。

ジャニスは人形を見てからすぐクローゼットを締めますが、なにもしてないのにまた開きます。何度か繰り返したのち今度は鍵をかけて絶対開かないようにしたものの、結局クローゼットは開放。気味悪く感じたジャニスは人形に白い布を被せました。

それから窓の外を見てみると、夕食時にどこかへ行ったサミュエルが外から戻ってくるのを目撃。入ってはいけない部屋にいる事実に気づいて我に返り、自分の部屋に急いで戻ります。その間、人形にかぶせた白い布が1人で動いているのも見ますが、なかには何もいません。

怪奇現象に見舞われたジャニスはベッドのなかで、幽霊と確認しにきたサミュエルに怯えます。

ジャニスの怪奇現象から翌日

ナンシーとキャロルはマリンズ家の噂を耳にします。

サミュエル家には妻エスターがいるわけですが、隣人や周辺の人々は何年も目撃していません。そこで隣人からするとサミュエルは「妻を殺めて井戸に隠した」と考えている人がおり、「人形のように消えた」「仮面を被ってるらしい」などの噂も立っていました。

いっぽうジャニスは、シスターのシャーロットに入ってはいけない部屋に入ったことについて罪を告白し、懺悔します。また怪奇現象についても言及。シャーロットは、「せっかくのマリンズさんの好意を無駄にしてはいけない。1人の過ちで追い出されてみんながバラバラになる可能性だってある」とジャニスに伝えました。

そのころほかの少女たちはかくれんぼを開始。実際はリンダにかくれんぼをさせて、ほかの子たちは納屋に探検へ行っていました。納屋では人形や製作の道具が置いてあったほか、カカシもあります。

リンダはというと、自宅にある階段の下に隠し部屋があるのを発見し、そこに隠れます。ただそこには人形がなぜかあったため、びっくりして隠し部屋から脱出。ちょうどそこにほかの少女たちが現れたため、かくれんぼは終わりました。

いっぽうシャーロットは、部屋の隙間風が出てくる場所の修理を頼みます。このときルーマニアの修道院で同期のシスターたちと撮影した写真をサミュエルに見せました。ただ、写真の右端には見慣れない修道女の姿もあります。サミュエルはそのシスターについて聞いたものの、シャーロットも知りません。

その見た目は、修道女の姿をしながらも顔は青く目がおかしい悪魔のような姿でした(ヴァラク)。

その夜、ナンシーとキャロルは自室で白いシーツを被りながら会話を楽しんでいます。そんなとき妻のエスターがサミュエルを呼ぶときに使う呼び鈴の音が鳴り始め、シーツごしに人影を確認。

恐怖を怯えながらナンシーたちは駆けつけてきた人たちにエスターが来たといったものの、それはありえないと一蹴されました。

アナベル

サミュエルが外出中、孤児とシスターは家で留守番。そのときシスターのシャーロットはエスターに水を渡しに行きますが、そこで見たのはベッドで寝たきりの姿でした。またベッドにはカーテンのようなものがかかっており、たまにエスターの顔がチラつく程度。ただ顔の半分は白い仮面がつけられています。

そのころジャニスは、エスターたちがしていた会話を少しだけ盗み聞き。アナベルのモノクロ写真を見つけて持ち帰り、様子を見ていました。

夜になると、ジャニスは子供部屋から聞こえてくるレコードの音に気づきます。そこでジャニスは子供部屋に移動。途中でリンダに入らないよう言われたものの、2人は侵入しました。

子供部屋でリンダはアナベル人形を発見。不気味に思いながらも人形を見てみると、動かないはずなのに顔の向きが追ってきます。怖くなって逃げたリンダですが、ジャニスは残って日記を発見。

日記はアナベルのものだったようで、何か色々書いてありました。日記をめくっていくと、途中で白紙に変わります。それでもめくり続けると、今度は「今日戻ってきた」と書かれたページがありました。

それから部屋のドアが閉まり、アナベルではない人形が1人で動く様子を確認。振り返ると窓際でたたずむ1人の少女がおり、アナベルと思ったジャニスは声をかけます。

アナベルは「助けて欲しい」と懇願。ジャニスがなにをすればいいのか尋ねると、「お魔の魂がほしい」と言い始めました。またアナベルが振り返ったときに見えた顔は悪魔そのものでした。

ジャニスは引きずられたものの怖くなって逃亡。階段をエレベーターで降りようとしますが、うまく反応しません。反応して1階まで戻れたと思いきや、ジャニスを乗せたまま2階に逆戻り。2階に逆戻りしたジャニスは描写がなかったものの、吹き抜けの1階部分に落下する様子が見られました。

リンダ

翌日、ジャニスは治療を受けてマリンズ邸に帰宅。車椅子で帰ってきたジャニスに対し、シャーロットはほかの孤児たちに面倒を見るよう頼みます。ジャニスは2階に戻りたくなかったほか、危険があったためシャーロットに「早く移動したい」と報告。

「悪魔が私の魂を狙ってる。私が一番身体が弱いからだ」とジャニスは言いますが、「体が弱くても精神は一番強いから大丈夫。悪魔が狙うのは精神が弱い者」とシャーロットは言い、納得させます。

ジャニスは治るまでの間、1階のソファで寝起きすることが決定。リンダはそんなジャニスに対して、励ましの言葉をかけます。

それからリンダはジャニスの言ってることが気になり、子供部屋を鍵穴から確認。そこにはアナベル人形が椅子に座って揺れているのが見えました。気になったリンダはドアを開けてみたものの、なぜか人形は椅子から姿を消しています。

怖くなったリンダは部屋に戻り、ボールに糸がついていて撃ちだせる拳銃型の玩具で部屋の外に撃ちつけます。何度か繰り返すとボールに何かが引っかかって戻ってきません。不審に思ったリンダはベッドの2階に登り部屋の外を観察。

すると電気が消えたり床に足跡がついていてこっちに来ているのが見えました。またアナベル人形がリンダを見てましたが、布団にくるまってそのままリンダは朝を迎えます。

悪魔の猛攻

昼間、ジャニスはシャーロットに車椅子を押されながら日光浴させられます。そのときシャーロットは目を離しますが、見えない何かが車椅子を押して納屋に無理やり入れられました。車椅子からも放り出されたジャニスは1人では動けない様子。

そんなジャニスに対して何者かが迫ってきて、アナベル人形が馬乗りになります。人形からは黒いもやが出ており、ジャニスの内部へと入っていきました。

異変に気づいたシャーロットやリンダは現場に駆け付けたものの、そこには笑顔を見せるジャニスの姿がありました。この時点でジャニスは体を乗っ取られたものの、悪魔はバレないように振る舞っていた模様です。

ジャニスの様子がおかしいと感じたリンダは、サミュエルに相談。サミュエルに亡くなった娘をジャニスが見ているというとともに、入ってはいけない部屋に入ったと報告します。また白いドレス姿の人形も見たというと、サミュエルは血相を変えました。

サミュエルは十字架を持ちながら家に入り、今で人形を発見。またテーブルには「見つけた」というメモが残されており、ジャニスのような何かが後ろからついてきていました。十字架で追い払おうとするサミュエルでしたが、抵抗はむなしく指がありえない方向に向いて追われます。

声を聞いたシャーロットはサミュエルの元に駆け付けたものの、そのときには既に遅かった様子。サミュエルの顔は青黒染まっており、すでに息絶えていました。

シャーロットはエスターに話を聞きに行こうとしたものの、先に行動を始めたのはリンダ。リンダは人形を捨てようと考えたらしく、シャーロットはリンダが外にいる様子を確認します。リンダは人形を井戸に落とそうとしており、シャーロットも追跡。

そしてリンダは井戸に人形を落とし、シャーロットと共に家に戻ろうとします。しかしリンダは井戸の様子を確認。井戸のなかから伸びてきた手に捕まり引き込まれそうになったものの、シャーロットが助けました。

井戸の蓋が揺れるなか、2人は家のなかに帰還。そこで見たのは、井戸に捨てたはずの人形でした。またジャニスはいません。エスターはこの件について、「あいつが戻った。悪魔だ」と発言して説明を始めます。

マリンズ邸に起きた事件

12年前に娘が亡くなったあと、サミュエルとエスターはもう一度会いたい一心で祈りを捧げます。例えそれが神でも邪悪でもいいからと祈りを続けた結果、マリンズ邸には娘らしき何かの接触が始まりました。

その何者かをアナベルと信じた夫妻は、人形に入りたいという願いを許諾。結果的にアナベルの幽霊がマリンズ邸のなかを歩き回るようになり、2人は歓喜。しかし2人は、それがアナベルではなく悪魔という事実に気が付きます。

そこで悪魔をクローゼットのなかに閉じ込め、2度と出てこないようにしたのでした。

この話をしたエスターは、マスクを外して顔を見せます。そのマスク部分は目がえぐられており、青紫色の酷い痣に覆われていました。どうやら悪魔退治の際についた傷だったようです。

悪魔の目的は、夫妻の魂を手に入れることでした。そしてクローゼットのなかにはアナベル人形がしまわれ、壁一面には封印の聖書を張り巡らせていた模様。

それから12年後、マリンズ邸に孤児たちがやってきます。サミュエルは人形が封印されている子供部屋に入らないよう忠告したものの、ジャニスは何かに誘われるようにして侵入。結局クローゼットも開けてしまったことで悪魔の封印が解かれ、今回このような事態に陥りました。

脱出

ジャニスは歩けないにも関わらず悪魔のおかげで歩行できるようになり、ほかの孤児たちをナイフで襲撃し始めます。なかには刺されてしまう者もおり、急いで脱出する必要がありました。そんななか、シャーロットはエスターも助けようと部屋に移動。そこにはエスターの体が分離し、上半身が壁に礎にされている様子が見られました。

その間リンダとジャニス以外の孤児は車のほうに待機。それでも彼女たちには、怪奇現象が襲います。

リンダはなかでジャニスを襲われていたものの、なんとかシャーロットに救出されます。またシャーロットはジャニスの隙をついて、ジャニス(悪魔)をクローゼットのなかに誘導、閉じ込めることに成功します。

ジャニス以外が家の外に避難すると、マリンズ邸の電気が全体的に光り始めます。そのうち光は大きくなり、爆発するような形で破裂して真っ暗になりました。

そのあと

事件の翌日

駆け付けた警察官が子供部屋のクローゼットを開いたものの、そこにはアナベル人形だけがありました。閉じ込められているはずのジャニスはおらず、代わりに大人でも通れそうなほどの大きな穴が開いているだけです。

そのあと神父は祈りを行い、悪魔が完全にいなくなったと宣言。残された人形についても普通の人形に戻ったと言いましたが、少女たちは特に欲しいと思っていませんでした。人形はトランクに詰められ、少女は車で移動します。

いっぽう聖ヨアヒム孤児院という場所では、どこかの夫婦が養子を貰いに訪問。そこにはジャニスの姿があり、自分のことをアナベルと名乗って笑顔を振りまきます。アナベルはその夫婦に引き取られ、すくすくと育った写真が流れました。

1968年頃

寝室にいたヒギンズ夫妻が家のなかで異変を感じ取ります。そこで旦那のほうが寝室から出ようとしたところ、待ち受けていた何者かによって瞬時に切り捨て。現場を見ていた妻のほうは悲鳴を上げますが、直後血しぶきを上げる勢いで刺殺されていました。

いっぽう隣人のミア・フォームは、隣の家から悲鳴が聞こえたのを聞いて起きます(『アナベル 死霊館の人形』の場面)

映画『アナベル 死霊人形の誕生』.疑問点の解説

映画『アナベル 死霊人形の誕生』.隠されたトリビア

悪魔の姿

エンドロール終了後のシーンでは、廊下に浮かぶ悪魔ヴァラクが描かれていました。また作中リンダが階段の下に隠れてアナベルの人形を見つけたときは、人形の背後の暗やみに悪魔らしき目が輝いているのが確認できます。

それだけでなく修道女のシャーロットが見たマリンズ夫人のルーマニアの写真にも、ヴァラクらしきものは確認できました。

マリンズ夫人の役カット

映画に登場するマリンズ夫人は、途中で凄惨な死を迎えるキャラクターです。そんなマリンズ夫人は、もともと映画の最後のほうで死んだあとに生き返ってメインヴィランになる予定でした。役目として、リンダや納屋の女の子たちを襲う予定だった模様。

しかしながら再撮影が行われていて、マリンズ夫人の役目は角の生えた悪魔とかかしに入れ替えられています。

マスク

作中でマリンズ夫人が被っていたマスクは、恐らく映画『死霊館』で出てくるウォーレン夫妻が管理する心霊物の保管庫にあったものと同じです。

人形

映画のなかで操られ、霊に体を乗っ取られているジャニス。アナベルを名乗るこの子は最後のほうで人形を貰っていましたが、あれはウォーレンが悪魔祓いの最中に取り除いたラゲディアンドールのレプリカです。

この本物の人形はウォーレン家の家に展示されています。

「アナベル 死霊館」シリーズを更に知りたい!