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映画『囚われた国家』ネタバレ感想

海外では2019年に公開されていた映画『囚われた国家』。エイリアンに侵略された地球を舞台に、抵抗軍が奮闘する姿が描かれます。

そんな映画『囚われた国家』が1年の時を経て日本公開。本記事は、映画『囚われた国家』に関するネタバレ感想などをお届けします。

この記事でわかる!
  • 映画『囚われた国家』ネタバレ
  • 映画『囚われた国家』疑問点の把握
  • 映画『囚われた国家』感想

映画『囚われた国家』
作品概要

タイトル(邦題)囚われた国家
タイトル(原題)Captive State
監督ルパート・ワイアット
ジャンルドラマ、ホラー、SF
上映時間109分
キャストジョン・グッドマン、アシュトン・サンダーズ、ジョナサン・メジャース、ヴェラ・ファーミガ
作品概要

映画『囚われた国家』 は、2019年に公開されたアメリカのSFスリラー映画。ルパート·ワイアット監督と、ワイアットとエリカ·ビーニーの共同脚本による作品です。

地球に侵入し、すべての人間に厳しい戒厳令を強いたエイリアンに対して反乱を起こす陰謀に参加している青年を追います。

アメリカでは2019年3月15日にリリース。批評家からの評価はまちまちで、興行収入は2500万ドル、予算は800万ドルでした。

映画『囚われた国家』
あらすじ

地球外生命体による占領からほぼ十年後のシカゴ近郊を舞台に、「囚われた国家 」は紛争の両側、つまり協力者と反体制派の生活を探る。

注意
ここから本編のネタバレを含みます。
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気にする方は注意だよ!

映画『囚われた国家』
1分でわかる内容・ストーリー

宇宙人の種族が地球に侵入して支配権を奪取する。一部の人間は協力者となり、フェニックスと呼ばれる反政府グループはエイリアンに対して秘密の革命を起こしている。

警官のウィリアム・マリガンはフェニックスを探し出し、マリガンの元パートナーの息子であるガブリエル・ドラモンドから助けを得ようとする。フェニックスのメンバーの一人であるガブリエルの兄ラフェは、議員のための集会が開かれているフットボール・スタジアムで爆弾を仕掛け、市長の代理が議員に近づくと爆発するように爆弾を仕掛けた。彼らはそれを攻撃と見なし、攻撃者が捕まらない限りシカゴの主要な地区を破壊する計画を立てている。マリガンは捕虜になっていたラフェを救うため、ガブリエルをフェニックスに潜入させる。

ゲイブリエルはフェニックスを率いていた娼婦を見つけ、マリガンの部下は彼女を撃ってフェニックスのメンバー全員の情報を見つける。捕まる人もいれば、捕まらないように自殺する人もいます。マリガンはガブリエルに、自分の両親と売春婦(プリシラ)とマリガンを映したビデオファイルを渡し、彼らが最初からフェニックスの一部だったことを明らかにする。

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なるほど

映画『囚われた国家』
詳細な内容をネタバレ紹介

本作の詳細なネタバレを紹介します。

映画『囚われた国家』ネタバレ.起

プロローグ

2019年、アメリカのイリノイ州シカゴ。

エイリアンが地球にやってきてからというもの、世界はどうすることもできずにいました。シカゴでは戒厳令が敷かれ、身動きが取れない状況です。そんななかドラモンド家族は監視の目を掻い潜り、車でシカゴから脱走を計画。渋滞に巻き込まれないように移動しますが、エイリアンに見つかります。

エイリアンは車を見つけ、ドラモンド家族の両親をその場で爆破して始末。残されたガブリエルとレイフは恐怖でお互い抱き合ったまま固まりますが、エイリアンが攻撃しなかったため、生き残りました。

9年後

エイリアンの地球侵略から9年後の2027年。

地球はすっかりエイリアンの支配下に置かれ、エイリアンは統治者として君臨。少数の人々は統治者に味方して、エイリアンによる地球の天然資源の搾取を助けています。

支配下に置かれているせいか、犯罪率などは低下。平和に見えましたが、実際は金持ちが多くの利益を得て、貧しい人々は以前以上の苦しい生活を強いられます。

また人間には、首にインプラントが埋め込まれ、いつでも監視されている状態。不穏な動きを見せたときは、地球から追い出されるという刑が加えられます。

エイリアンは人間に対して、地下居住地の建設を強制。クローズドゾーンと呼ばれる場所を形成し、身を潜めていました。そんななか、フェニックスと呼ばれるレジスタンスも存在。レジスタンスはクローズドゾーンに対する攻撃を計画しています。

映画『囚われた国家』ネタバレ.承

フェニックス

シカゴ。

警察特別支局長のウィリアム・マリガンは、恋人のルーラと暮らすガブリエル・ドラモンドをスパイ。レジスタンスが変なことをしないか監視しています。彼は友人のユルギスと仕事をするため出発。ガブリエルと兄弟のレイフは、彼の明らかな死の前に、地域の人々の間で評判がありました。

マリガンはジェーン・ドゥとして知られる娼婦の自宅を訪問。ジェーンはマリガンに対し、フェニックスの手がかりとなる箱を渡します。

それからマリガンはオフィスに戻り、相棒のカーモードと議論。レジスタンスのフェニックスは消滅していないことを告げたほか、シカゴのスタジアムで行われる集会への攻撃を計画していると明らかにしました。

極秘情報

ガブリエルは工場の仕事に行き、そこでパソコンを使って警察の極秘情報を入手。情報をレジスタンスに売るつもりだと友人に話します。しかし、ガブリエルは恋人のルーラを優先したいと考えていたため、危険なことをするのは注意している様子です。

そんなとき、外からサイレンの音が聞こえます。ガブリエルはマリガンに見つかり、フェニックスとレイフに関する質問をされました。

マリガンはガブリエルの父親とは友人だったと話しますが、ガブリエルは特に何も言わずその場から離れます。

フェニックスのリーダー

ガブリエルは極秘情報を含むタバコを持ち、場所を移動。途中で強制的にバンに乗せられ、連れて行かれます。そこでガブリエルは、レジスタンスのフェニックスを率いるリーダーのレイフ(ガブリエルと兄弟)に遭遇。ガブリエルは圧倒されたほか、統治者への攻撃を生き延びたのはラフェだけだったと知りました。

レイフはガブリエルに仕事代を払いつつ、一緒にフェニックスで活動したいと懇願。しかしガブリエルはその場を離れます。

その後、レイフはタバコを開いて暗号化されたデータを確認。分析を頼むため、伝書鳩を使ってどこかに送りました。

レジスタンス入り

ガブリエルは恋人の待つルーラの元に帰宅。フェニックスに加わるため一緒に行かないかと説得しますが、できなかったため別れて1人で行くことにしました。

いっぽうマリガンは、隠れてその様子を立ち聞き。レイフが生きていることと、フェニックスが何らかの計画を立てているという情報を手に入れます。

移動中のガブリエルは、マリガンがストーカーしてきているのを認知。走ってマリガンを欺きました。

しかしながら逃げ込んだ先が、クローズドゾーンだと判明。ガブリエルは大きな触手に捕まりそうになったものの、エイリアンからの追跡を無効化する首輪を使って逃れます。

計画準備

フェニックスのメンバーは、計画の準備を開始。伝書鳩から情報を受け取ったエリソンは同僚のルヴィアと解析したほか、通信のリッテンハウスは計画の情報を共有します。

そこで市長の副補佐官で、議員に接近可能なロバート・ワッツをターゲットに設定。ロバートに透明な爆弾を気づかれないように持たせて、議員に近づいたときに巻き込み爆破することにしました。

レジスタンスのメンバーの一部は、命の危険がありながらも追跡用のインプラントを除去。ダニエルとアニタが攻撃作戦を開始して、ガブリエルもそこに加わります。

映画『囚われた国家』ネタバレ.転

攻撃開始

フェニックスのメンバーは、政府の集会が行われるソルジャーフィールドに移動。そこには何千もの人々が、政府によるイベント&演説が行われるのを待っていました。

フェニックスは作戦を開始。誰にも気づかれることなくレイフはロバートに透明化した爆弾を仕掛けます。そしてロバートが議員に近づいたとき、爆弾が爆発。政治家と一般人は逃げ惑い、混乱に乗じてフェニックスも逃げようとしました。

しかし警察のマリガンたちも反撃を開始して、フェニックスに対峙。レイフは親の仇であるエイリアンに襲撃されたものの、ほかのメンバーが協力することでなんとか脱出。レジスタンスが事件に関与した証拠を隠滅しようとしたものの、ガブリエルが逃げ遅れます。

反撃

爆撃の余波の中、マリガンは検査官のユージン・アイゴーとフェニックスを制止しようとして会います。アイゴーは議員たちとの円滑な関係を維持したいと考えています。議員たちが地球から脱出できることを願ってです。

それから彼は、自分をクローズドゾーンに送る輸送ポッドに入りました。

統治者たちによる報復だと思われる火の玉が空を飛び始めると、マリガンはガブリエルのいるフェニックスのアジトを急襲し、ガブリエルが名乗り出てマリガンと一緒に行くまで兄弟を探し続けます。

マリガンはフェニックスのメンバーと連絡を取り、他のメンバーの所在について情報を得るために家族を脅迫。レイフとアニタ、ダニエルはニューヨークに逃げるため、バスに乗ります。

しかしマリガンは追ってきて、武装した警察とエイリアンがバスを襲撃。アニタとダニエルが命を落としたほか、レイフが逮捕されました。

尋問

ガブリエルはマリガンに尋問され、マリガンがラフェを捕虜にしているのを見ると強制的に説得される。RafeはGabrielにMulliganに従わないよう懇願するが、MulliganがGabrielに議員たちはWicker Parkと同じようにPilsenのレベルを上げたいと言っているように、彼には選択肢がないように見える。

マリガンはメッセージを送ることでフェニックスの細胞に侵入してガブリエルに仕事をさせる。ゲイブリエルは彼らの基地にたどり着き、リッテンハウスに彼の生徒の一人として認められる。

彼はゲイブリエルをジェーン・ドウのアパートまで案内する。彼女が彼に挨拶すると、マリガンは部下に彼女を撃てと命令する。Mulligan氏とKermode氏はその後、この場所を捜索するために現場に到着し、壁の裏側に隠された情報やファイルが保管されている場所へとつながる配線に遭遇する。

映画『囚われた国家』
ラスト・結末をネタバレ紹介

暴露

マリガンは立法府の議員たちと会い、フェニックスの詳細を説明している。彼は、彼らのネットワークは中立化されていると彼らを説得し、ジェーン・ドゥの本名はPriscilla Scottであり、彼女の部屋からの録音が再生されたときにはアイゴーもその中にいたらしいことを明らかにした。

フェニックスのメンバーはその後追い出され、見つかるのを避けるために自殺する者もいる。マリガンはその後、さらなる注文のためにクローズドゾーンに行くように指示される。

フェニックスの残りのメンバーは、空を飛ぶ立法者の船に乗り込ませられる。

マリガンの正体

マリガンは後にガブリエルを見つけ、レイフは生きていると告白。レイフも彼のことを気にかけていなかったし、彼の計画はとにかく失敗したので、彼は気にしていません。

マリガンは、彼らが失敗することを意図したのかもしれないと言います。彼はガブリエルに古い動画のデータを渡しました。ガブリエルはそれを仕事場に持って行き、コンピューターで視聴。

そこにはガブリエルの幼少時代の様子が描かれています。ほかにもガブリエルの母親とジェーンが一緒にいるところや、マリガンほかフェニックスのメンバーがいる様子が映りました。そこでガブリエルは、マリガンがレジスタンスのメンバーだったという事実に気が付きます。

いっぽうマリガンはアイゴーの後任役として、エイリアンに接近。エイリアンのいる居住区に向かったマリガンでしたが、透明なベストが爆発します。

その結果、居住区の破壊と共にマリガンは絶命。どうやらマリガンはフェニックスの一員であり、警察の立場を利用しながらレジスタンスが動くように裏で糸を引いていたようです。

クレジット

エンドクレジットのなかで、マップはクローズドゾーンが破壊され、世界中の都市で他のレジスタンスがストライキや抗議行動が起きたことを詳述しています。

フェニックスの最初の大規模な抵抗が、人類を沸き立たせて統治者に対する反撃の動きを見せていることがわかります。

映画『囚われた国家』
疑問点の解説

本作の疑問点について、あれば解説します。

映画『囚われた国家』
感想

本作は、突如現れたエイリアンが地球を侵略。地球ではエイリアンが安全なエリアで住みつつ、抵抗軍が表裏に関わりながら内部・外部からの崩壊を狙うような作品でした。

初めて見たポスターが真っ赤でなかなかグロリアスな印象を受け、結構気になっていた映画。実際見た感じでは、静かな感じで進んでいくSFサスペンスだと思います。

エイリアンの侵略といえば、よく見るのは侵略中の場面。しかしながら本作は侵略された後の世界なので、ほかの侵略系作品と比べてもまた異なる場面が見られたように感じます。映画「ターミネーター」シリーズでスカイネットが人類に勝利した後の世界って感じでしょうか。あそこまでは荒廃していませんけど。

とりあえずエイリアンの造形がリアルでゾクゾクしたのがよいポイント。

映画『囚われた国家』
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第9地区