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2020年映画『ザ・ハント』ネタバレ感想 革命 vs 保守の現代風刺

映画『ザ・ハント』を知ってますか?本作はもともと2019年に公開される予定でしたが、内容が内容なだけに問題作扱い。さらにアメリカのトランプ大統領がブチギレツイートをするという事態に陥り、2020年3月まで公開延期されていました。

本記事ではそんな映画『ザ・ハント』のネタバレ感想などをお届けします。

この記事でわかる!
  • ネタバレ
  • 疑問点の把握
  • 感想
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2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
作品概要

タイトル(邦題)未定
タイトル(原題)The Hunt
監督クレイグ・ゾベル
ジャンルアクション、ホラー、スリラー
上映時間90分
キャストベティ・ギルピン、アイク・バリンホルツ、エイミー・マディガン、エマ・ロバーツ
作品概要

映画『ザ・ハント(The Hunt)』は、クレイグ・ゾベル監督による作品。アメリカにおける上流と下流階級の違いを風刺のように描いている映画で、もともと2019年に公開される予定でした。

しかしながら内容の問題や、2019年8月に起こった銃乱射事件の影響を受け、公開が延期。公開されるかわからない状況でしたが、なんとか公開できた模様です。

12人の一般市民が、どこかわからない場所で起床。そこで上流階級の人間たちが武器を持ち、一般市民たちを狩りするスポーツを行います。しかしながら一般市民も反逆。状況は一変し、リベラル階級と市民による武力衝突が行われます。

風刺映画なだけに評価は気になるところでしたが、どうやら低・高評価はそれぞれ半数に割れているので賛否両論の模様です。

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
あらすじ

12人の見知らぬ人が 目を覚ました。彼らは自分たちがどこにいるのか、どうやってそこにたどり着いたのかを知らない。暗いインターネットの陰謀論の影で、冷酷なエリート主義者たちがスポーツのために人間を狩るために人里離れた場所に集まっている。しかし、彼らのマスタープランは、狩られた。クリスタルは、彼女の追っ手にテーブルを回すときに脱線しようとしている。

注意
ここから本編のネタバレを含みます。

気にする方は注意だよ!

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
1分でわかる内容・ストーリー

12人の何も知らない人たちが一ヵ所に集合。武器を持ったところ、何者かに襲われ始めます。

それから12人は保守思想を持つ人物と判明。上流階級のリベラル派が、保守思想の人間を選び、狩りをしていることが判明しました。

保守思想の人間は狩られていきますが、そのなかでもクリスタルという女性は最強。リベラル派のハンターを蹴散らし、遂に首謀者の元にたどり着きました。

そこで今回狩りに選ばれた人間のタイプが判明。首謀者のアテナは以前、大企業の重役でした。しかしながら思想に関する文書が流出。糾弾されて辞職を余儀なくされます。

そこでアテナは、特に攻撃的で辞職の際に声が大きかった人物を特定。今回のゲームで狩りをすることにしました。

それからアテナとクリスタルは対面。しかしクリスタルは人違いだと主張し、双方の意見は食い違い。最終的には同士打ちして、クリスタルが生き残りアテナは死にます。

生き残ったクリスタルは、アテナがやっていたようなシャンパンとキャビアによる酒盛りをして幕を閉じます。

なるほど

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
詳細な内容をネタバレ紹介

本作の詳細なネタバレを紹介します。

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』ネタバレ.起

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デプロラブル

私たちは、人々のグループの間のテキスト・チェーンを開きます。テキスターは、国家と大統領を非難。それからテキストメッセージの送信者たちは、「デプロラブル」を狩るというアイディアについて、興奮しながら語り合っているようです。

プライベート飛行機

場面が変わってプライベート飛行機。なかでは嫌らしいほどの金持ちが、キャビアとシャンパンを楽しんでいる様子。金持ちたちは、恩人のアテナが手配した今回の旅行について畏怖の念に満ちた口調で話します。

そんなとき、ドラッグで苦しむ男がキャビンに登場。男は乗客ともみ合い、最終的には医師がその男の首を刺しました。男はキャビンから別の場所に移動。そこで絶命します。

飛行機の床には、ほかにも薬漬けされたであろう複数の死体が放置されている様子です。

集められた人々

とある場所の野原で、猿ぐつわを付けた女性が起床。女性はふらふらと歩きながら、クリスタルという名前の女性を見つけます。クリスマスも猿ぐつわを付けているようですが、持っていたピンを使って解錠。女性はそれから野原に迷い込み、巨大な木箱とその周りに猿ぐつわを付けた人々を見つけました。

女性は近くのトラップドアで鍵を発見し、猿ぐつわを解錠。ほかの人たちも外します。

そこに集まった人々はお互いのことは何も知らないし、なぜそこにいるのかもわからない様子です。

ゲーム開始

男の1人が遂に、木箱を開封。そこには生物の豚と、大量の武器が入っていました。

すると突然、何者かが木箱近くに発泡。木箱の近くにいた人々は武装して、各自で動き始めます。

最初に犠牲になったのは女性です。それから別の女性が棘のある落とし穴に落ちたものの、男性の1人によって救助。しかし男性は地雷を踏んで、吹き飛ばされました。

パニックに陥るなか、まだ生きている人はそれぞれ離散します。

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』ネタバレ.承

改革派 vs 保守派

逃げたうちの4人は固まって動いている様子。4人はフェンスのある場所まで来て、乗り越えて幹線道路に行きます。しかし1人は何者かに弓で撃たれて絶命。残りの3人は老夫婦が経営するガソリンスタンドにたどり着き、その場所がアーカンソー州であることを発見しました。

そこで逃げていた1人が、保守派の人間のなかから選択された者たちが、上流階級のリベラル派によって狩られるゲームが行われていると主張。それからドーナツを食べていた1人が毒を盛られて痙攣します。

その後に老夫婦は、ガス爆弾と拳銃を使って、誰かを始末。老夫婦は別の仲間に無線に連絡しました。

連絡内容から、本当に上流階級のリベラル派が保守派狩りをしていることが明らかにされます。

クリスタルの反撃

遅れてやってきたクリスタルは、老夫婦が経営するガソリンスタンドに侵入。そこで老夫婦はクリスタルを殺そうとしますが、返り討ちにあって死亡します。

クリスタルはそれからトラックのドアを開けようとしたものの、爆発するトラップに気が付いて回避。ほかのハンターが操縦しているドローンを取り出したほか、自分の居場所がアーカンソーではなく外国であることを発見しました。

後にその場所は、クロアチアであることがわかります。

ゲイリーとの遭遇

クリスタルはもう1人の逃走者であるゲイリーと遭遇。2人は通過中の列車に飛び乗り、そこで難民の一団に遭遇。ゲイリーは難民のふりをしながら、クライシスアクターと非難します。

ゲイリーが危害を加えようとしたとき、列車はクロアチアの兵士によって止められました。それから難民の1人がハンターだと報告。ハンターは1人でありほかの人は本物の難民で、兵士も本物だと言います。

そこでハンターは逃げようとしますが、クリスタルはハンターのポケットに手榴弾を仕掛けて爆破。いっぽうゲイリーは混乱する現場で、どさくさに紛れて逃走しました。

クリスタルは手榴弾が爆発する際に難民を守ろうとしたため逃げ遅れ、クロアチアの兵士に拘束されます。

敵だらけ

クリスタルは、留置センターでクロアチア当局にハンターから追われていることを説明。しかしクロアチア当局は信じることなく、クリスタルを収容所に送ります。

収容所では、クリスタルはドンという名前の逃走者に遭遇。そのあと米国大使館の職員が訪れ、2人を連れ出しました。

空港に向かう途中、2人は大使館員から絶え間ない尋問を受けます。そこでクリスタルは、その人物がハンターだと気が付いて始末。後にトランクのなかを見たらところ、賄賂とゲイリーの遺体が入っていたため、本当にハンターだったことが明らかにされます。

それからクリスタルは、何をするべきかを思考。そのなかでドンに対して、子供の頃に母親から聞いたウサギと亀の話をしました。しかしよく知られるウサギの亀の話とは異なり、レースに勝ったウサギは亀とその家族を殺すという謎の内容です。

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2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』ネタバレ.転

首謀者に最接近

やがてクリスタルとドンは、ハンターが待ち構えるバンカーに接近。ハンターを始末してバンカーに侵入して、内部にいた残りの敵も殺めます。それからゲームの主催らしきアテナという人物から、バンカーのラジオを通して連絡。アテナはドンに対して、状況がどうなったか尋ねました。

そこでクリスタルは、ドンを敵とみなして始末。しかしドンが本当にハンターだったのか、それとも逃走者なのかは、明らかにされていません。

クリスタルはその後、アテナを追跡して森のなかにある桑園に到着。アテナは武器を持ってこないことを条件に、門を開いてクリスタルを招き入れます。

狩りの1年前

上流階級のリベラルによるゲームが行われる1年前。アテナは大企業の重役の1人でした。そんなアテナですが、上流階級のリベラルによる保守派狩りの首謀者の1人。テキスト会話で話していた人物であり、最初の飛行機のなかにもいたことが明らかにされます。

そしてアテナの保守派狩りの文書が流出。保守派から内容について、大々的に抗議します。そんななか、アテナは文書の内容を冗談であると説明。

企業の役員会ではアテナの言ったことが冗談か冗談じゃないかを問わず、辞任するべきだと非難していました。

逃走者が選ばれた理由

文書の糾弾から4ヶ月後。

上流階級のリベラル派は復讐のために訓練。その復讐とは、アテナたちが文書の流出による告発を受けて失脚したという事実に対するものです。

アテナたちは告発者のなかでも、声の大きかった12人の保守派を特定。その12人の保守派が、今回行われた狩りゲームの逃走者たちでした。

クリスタルはソーシャルメディアでアテナの名前をとり上げていたのが理由で、12人の1人として選ばれたようです。

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
ラスト・結末をネタバレ紹介

クリスタル違い

ゲームが行われている現代に戻り、アテナとクリスタルは直接面会。そこでアテナは、このゲームにクリスタルが選ばれた理由を説明します。

しかしクリスタルは、名前が同じ別人がやったことだと発言。アテナはそれを信じることはなく、口論しました。

最終的にアテナは、クリスタルをブレンダーの刃を使って攻撃。クリスタルは刺さった刃の反対側を使って、アテナを刺します。

2人は血を流しながら、床に倒れました。それからアテナは、クリスタルに本当のことを言って欲しいと懇願。しかしクリスタルは、別人であることを繰り返すだけです。

やがてアテナは、外傷の影響で死亡しました。

エピローグ

アテナが死んだ後、かろうじて生きていたクリスタルが起床。家にウサギが入ってくるのを見て「ウサギはいつも勝つ」という母親の言葉を思い出し、起き上がって傷の手当てをしました。

それからクリスタルは、アテナが所有するドレスの1つを拝借。高そうなシャンパンを手に取り、飛行機まで歩いていきます。

そこでクリスタルは、パイロットを脅して自宅に帰してほしいと発言。飛行機のなかで、客室乗務員と一緒にシャンパンとキャビアを楽しみます。

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
疑問点の解説

本作の疑問点について、あれば解説します。

本作の公開でトランプ大統領がブチギレた理由

本作に登場する代表的な単語が「deplorables」。意味は「嘆かわしい」「惨めな」といった意味です。

そしてトランプ大統領がブチギレた理由には、この単語が関係します。

理由は、トランプの大統領選挙で言われていた言葉だから。大統領選挙においてトランプの支持者は「deplorables」と言われていました。これは、トランプの支持者が差別主義的な人が多いことを意味するために使われていた侮辱のようなものです。

恐らくトランプも選挙の際の「deplorables」を認識していて、映画に使われたことから自分のことを言っていると判断し、ツイッターでブチギレしたと思われます。

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
感想

クリスタルが強すぎる映画

2020年映画『ザ・ハント(The Hunt)』
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