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カーネイジとは?強さや能力・狂人のトリビア11選【マーベルヴェノムとの違い】

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映画『スパイダーマン3』に登場したのがフィルムとしては最初だったカーネイジ。

マーベルのヴィランの中では非常に凶悪で、民衆とスパイダーマンを含むヒーロー達の天敵として描かれています。

今回はそんなカーネイジについて、トリビアや基本的な情報をまとめました。

極悪非道カーネイジ!第三のスパイダーマンとは?

マーベルキャラクターの中でも高い人気を持つスパイダーマン。映画や漫画で数多くの派生形が誕生し、その中から人気なキャラクターがたくさん誕生しています。

最近ではスパイダーマンのスピンオフ映画『ヴェノム』が上映されたことで、第三のスパイダーマンと言われる極悪キャラクターカーネイジにスポットが当たっている事をご存知でしょうか。

恐らく今後、映画『ヴェノム』の続編に登場する見通しのカーネイジは、スパイダーマンの力では倒すことも出来ないほどの手ごわい相手です。

そこで今回は、カーネイジに着目。その強さや能力、ヴェノムとの違いなどを紹介します。

カーネイジはヴェノムから生まれた!

日本語に訳すと”大虐〇”という意味になるカーネイジ(Carnage)は、見た目はほぼヴェノムとそっくりではあるものの、体表が黒ではなく赤に染まっているヴィランです。

コミック版でカーネイジとして初めて登場したのは、『The Amazing Spider-Man』の#344,#361。

その正体は、宇宙から地球に飛来した共生体シンビオートでした。

まずシンビオートは、スパイダーマンとして知られるピーターパーカーに取りつきます。ピーターパーカーは危険性に気づいて弱点を突きシンビオートを剥がしますが、次に元新聞記者でありスパイダーマンに恨みを持っていたエディ・ブロックに取りついてヴェノムが誕生しました。

その後、ヴェノム(エディ)がクレタス・キャサディというキャラクターと刑務所内で同室になった際に、無性生殖によってシンビオートが生み出され、近くにいたクレタスに寄生したことでカーネイジが誕生したのです。

その所以から、第一のスパイダーマン(ピーターパーカー)、第二のスパイダーマン(ヴェノム)、そして第三のスパイダーマン(カーネイジ)と呼ばれています。

カーネイジの宿主クレタス・キャサディの残虐性

カーネイジは、単体でも自我を持つことで凶悪な性格をしているものの、宿主であるクレタス・キャサディもサディストで非常に残虐です。

クレタス・キャサディの残虐性は、子供のころから始まります。まずキャサディは祖母を階段から突き落すなどした後に、母親の飼っていた愛犬を殺めました。

その後、孤児院に収容されたキャサディは、周りとあまりにも違いすぎる考えからいじめを受け、その復讐を兼ねて子供たちやスタッフを巻き込み放火します。

その頃の大胆な行いはキャサディの人生観に大きな影響を与え、悪の道を進むことになります。

こうして大人の道を歩んだクレタス・キャサディは、やがて11件にもなる人を殺めた罪で逮捕され、ライカーズ島にある州立刑務所に収監されることになったのでした。

そこで出会ったのがヴェノム(エディ)であり、シンビオートが生み出した子と共生体になったという流れです。

なお、カーネイジとなったクレタス自身に加え、シンビオート自体も凶悪であることから、スパイダーマンの中でも100%悪のキャラクターとされます。

カーネイジ驚きの強さ!スパイダーマン&ヴェノムと並ぶ

カーネイジは、元々がシリアルキラーのエディを寄生先としているためその強さは計り知れません。シンビオートには宿主の攻撃・凶悪思考を増幅させる力もあるので、その強さはスパイダーマンを凌ぎ、親のヴェノムをも上回ります。

スパイダーマンとヴェノムの2人を相手にしても勝ち目はカーネイジに向くほどの強さですが、そこにヒューマントーチが加わり3人がかりならやっと倒せる程度となりました。

ちなみにスパイダーマンとヴェノムは敵対関係にあるにもかかわらず協力関係にあったのは、ヴェノムが産み落としてしまったことで責任を感じていたという背景があります。

また、カーネイジは必ずしも最強というわけではありません。あるときには血清によって最強クラスのキャラクターとして生まれたセントリーによって、宇宙上で敗北を期したこともありました。

その後もカーネイジはしぶとく生き残るのですが・・・。

カーネイジ真なる能力!ヴェノムとの違いは?

カーネイジの能力は、ヴェノムから受け継いでいることから、ヴェノムの能力(スパイダーマンを含む)を持っていることになります。

つまり、超人的なパワー、速度、持久力、ヒーリングファクター、耐久力です。ただ、シンビオート本来の弱点として、熱や高周波に弱いという特徴も持ちます。

それなら強さもヴェノムと同じなのでは?と思われますが、実際はカーネイジ本来の能力によってスパイダーマン&ヴェノムを圧倒していました。

そこで今回は、カーネイジ自身が持つヴェノムとの違い(能力)を解説します。

ヴェノムとの違い1.1人称「We(俺たち)」or「I`m(俺)」

エディと共生体によって生まれたヴェノムは、1人称が「We.(俺たち)」となっていました。これはエディに対しシンビオートが寄生する形になるため、2つの人格が入り混じる事による影響での呼び方です。

それならば、クレタスに寄生して生まれたカーネイジも1人称が「We.(俺たち)」なのでは?と思われますが、実際は「I`m(俺)」です。

これはエディとシンビオートが相思相愛すぎるというのも理由であり、ヴェノムと比べると細胞レベルで融合している点も1人称の違いに由来します。

ヴェノムとの違い2.体の一部を変形

ヴェノムは、体の一部を伸ばして相手を拘束したり、攻撃を加えることが出来ました。その点、カーネイジにはヴェノムにない能力として体の一部を変形させる能力を持ちます。

例えば、腕をランスの様な形状にすることもたやすく、手をナイフにして突き刺す動作、鞭のように撓りを加えることも出来ます。

いわば全身を一部武器化させることができるため、戦闘中は相手の動きに合わせて凶悪な立ち回りが可能です。

ヴェノムとの違い3.変身

寄生したエディの思考から、真っ赤で不気味な見た目となったカーネイジですが、実は変身能力も持っています。

全身の硬さは思い通りに制御が出来るため、人間が着用する衣服と変わりない姿になることも可能で、周辺の環境に合わせて擬態してカモフラージュまで成し遂げます。

いわば自由な変身によって、気が付いたら近くに忍び寄っていることも。

ヴェノムとの違い4.マインドコントロール

エディとの結びつきが強いカーネイジは、細胞レベルで融合していながらも、自由に他の人物に寄生しながら元の寄生先に戻ることが可能でした。

更に恐ろしいのは、カーネイジが自分の一部を複数の人間に飛ばすことで、マインドコントロールが可能になることです。

カーネイジは、人間の頭に細胞を植え付け、自信の思考を流し込むことで、多数の人間を一度にコントロールできます。

その結果、人間同士で争わせることも可能になり、戦わなくても勝手に大虐〇が発生したのです。

ヴェノムとの違い5.糸が強靭に

スパイダーマンの能力を持つヴェノムの子として生まれたシンビオートは、同様に前者の能力を持ちます。

この影響によりカーネイジにもスパイダーマンの様な糸を出す能力があるわけですが、ヴェノム以上に強靭になっているのが違いです。

カーネイジは、全身から細胞を糸のように飛ばすことができ、スパイダーマンのウェブのような感覚で壁に張り付き移動なども行えます。

カーネイジにまつわるトリビア

カーネイジにまつわるトリビアをご紹介します。

トリビア1.ジョーカーとの共演

アメコミと言えば、マーベルとDCが二大有名会社として知られています。

そしてマーベルキャラクターのカーネイジは、DCコミックとクロスオーバーしたこともあり、バットマンの宿敵ジョーカーとの共演を『Spider-Man and Batman: Disordered Minds』で果たしました。

この作品の中では、カーネイジがジョーカーを尊敬する形で登場し、彼の手助けをしたことで協力関係となります。

ただ、ジョーカーと言えば演劇のようなスタイルで狂気を楽しむキャラクターであり、カーネイジが無差別で〇人を繰り返す性格だったせいか、同じ狂人でも方向性に違いが生じ、すぐに仲違いします。

カーネイジとジョーカー、果たしてどちらが強いのかと言えば、単なる強さだけならカーネイジが上をいくかもしれないですが、狂人としての特性はジョーカーが上回っていたのでしょうか。

トリビア2.別の設定

エディとクレタスが同じ刑務所で同室となり、ヴェノムとなったエディが脱獄した際に、残された子がクレタスに寄生したことでカーネイジが生まれた、というのがよく知られた設定でした。

ただ、カーネイジには別の設定が出来ています。その設定が登場したのは2012年から放送されているアニメシリーズ「アルティメットスパイダーマン」でのお話。

このシリーズではシンビオートが宇宙から飛来したものではなく、「スパイダーマンのDNAをグリーンゴブリンが改変して作り上げたもの」という設定になっています。

そのせいかカーネイジの設定も異なっていて、スパイダーマンにシンビオートを共生寄生させたら変異して生まれてしまった、というものでした。

これ以外にも、「アルティメットスパイダーマン」シリーズではカーネイジの生い立ちが別の設定として描かれているので、見てみたら面白いのでは。

トリビア3.カーネイジシンビオートから生まれたトキシン

カーネイジは、ヴェノムの無性生殖で生まれたのはご存知の通り。同じ様にして、カーネイジから分裂したシンビオートの子供が、人間と融合してトキシンというキャラクターが生み出されています。

トキシンの戦闘力は非常に高く、単独でもヴェノム&カーネイジ以上の強さです。もともと、警察官だったパトリック・マリガンにカーネイジの子が寄生して生まれたのがオリジンの設定。

トキシンは残虐非道な性格をしているものの、寄生主のパトリック・マリガンが正義感の強い警察官だったせいで、残虐と正義感の間で揺れ動くようにヒーロー活動をしています。

トキシンが初めて登場したのは「Venom vs. Carnage #2」ですが、その人気から2005年に単独シリーズも展開されているため、今後映画でも見られる可能性が十分にあります。

トリビア4.シュリーク(女性パートナー)

クレタス・キャサディ、もといカーネイジは単独の凶悪キャラクターに見えますが、女性のパートナーがいました。

名前はシュリーク。子供の頃に周囲から迫害を受けたシュリークは、他人を嫌っていたことからクレタスの狂気に惹かれ、パートナーとなります。

ただしこの2人の大きな違いは、シュリークが心の奥底では慈愛を求めていたのに対し、クレタスは完全な悪だったという点。

最終的にシュリークは、精神科医のタニス・リーブスにシンビオートが共生して誕生したスコーンにより倒されています。

カーネイジが登場?映画『ヴェノム』続編を待て!

マーベルキャラクターで『スパイダーマン』シリーズに登場するカーネイジについて、強さや能力のほかトリビアをお届けしました。

カーネイジは、2018年に公開され大ヒットを記録した映画『ヴェノム』シリーズの続編に登場する可能性が高いので、今後の展望に期待しましょう!

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