ピクサーの映画『2分の1の魔法』のネタバレ感想&疑問点の解説を紹介します。本作は、2020年3月に公開された3DCGアニメーション映画。
海外では通常通り公開されていますが、日本では都合により公開延期になっている状態です。そこで今回は、日本に住んでいるものの内容が気になって仕方がないという方に向け、ストーリーをまとめました。
なお、ピクサー映画としては映画『リメンバー・ミー』以来です。
貴重な話題作品が日本で公開されない・・・困ったぁ
- ネタバレ
- 疑問点の把握
- 感想
目次
映画『2分の1の魔法』
作品概要
タイトル(邦題):2分の1の魔法タイトル(原題):Onward
監督:ダン・スキャンロン
ジャンル:ファンタジー・アドベンチャー
上映時間:103分
キャスト:トム・ホランド、クリス・プラット、オクタヴィア・スペンサー、ジュリア・ルイス=ドレイファス
作品概要:3DCGアニメーションスタジオのピクサーによる魔法を題材にした作品。ディズニーとの共同作品としては映画『トイ・ストーリー4』に次ぐ作品で、ピクサー単体のオリジナルであれば映画『リメンバー・ミー』から3年ぶりの新作です。
舞台は魔法が使える世界。魔法を使った生活をしていた人たちがいたものの、科学技術の進歩によって魔法が衰退。消えかけている魔法を頼りにした主人公たちが父親に会いたい一心で、各地を巡る旅に出ます。
キャッチコピーは、「一度でいいから、父さんに会いたい」。監督は映画『モンスターズ・ユニバーシティ』のダン・スキャンロン。マーベル映画で共演するトム・ホランドとクリス・プラットが兄弟役で出演。
字幕必見だぁ
映画『2分の1の魔法』
あらすじ
要約すると、「2人の兄弟が父親に会いたい一心で、24時間だけ蘇らせられるために旅をする 」 という感じだよ
物語の舞台は妖精たちが住む幻惑な世界。そこでは美しい景観が広がり、魔法が使えたりユニコーンを含む神秘的な生物たちが住んでいたりしました。
・・・しかしながら上記のような世界は昔々のお話。
科学技術の発達により妖精たちはその便利な暮らしに慣れていき、自分たちの持つ魔法の使い方を忘れ、世界から魔法の影は薄くなります。
かつて活躍したペガサスも今では乗る人がおらず、野良の存在としてゴミあさりをする凄惨な状況。その代わりとして発達したのは、ジャンボジェットといった飛行機でした。
そんな世界で日の目を浴びるのは、内気で魔法に不慣れな少年であるイアン・ライトフットとオタク気質な兄のバーリー・ライトフット。兄弟の父親は生まれる前に亡くなっています。
そこで兄弟は誕生日に父親からの贈り物を受け取り、魔法で父親を蘇生することに成功。しかし父親は下半身だけしか蘇っていません。
イアンとバーリーの2人は下半身だけの存在である父親を完全に蘇らせるため、必要な道具を探す旅に出ました。
気にする方は注意だよ!
映画『2分の1の魔法』
キャラクター&キャスト
イアン・ライトフット:トム・ホランド
エルフの少年で、ライトフット家の次男かつ本作の主人公。赤いチェック柄の服装にジーンズという組み合わせをしており、本作の時点では16歳になったばかり。
自信が生まれるよりも前に父親が亡くなっていて、会いたいと願いながら生活しています。性格は内気であり、自信がなくて神経質な行動力を持つのがコンプレックス。誕生日にはみんなをパーティに誘う様子が描かれているものの、いっぽうで葛藤していました。
また誕生日プレゼントとして、父親が生前に母親のローレルに渡したという魔法の杖と、父親を1日だけ蘇らせることができる呪文の目もを収受。その杖を利用して父親を蘇らせようとしますが、魔法がうまく制御できずに失敗、結果的に下半身だけ生き返らせます。
それから兄のバーリーと共に、父親を完全な形で蘇らせるための冒険の旅を開始。
父親がいれば自分の人生はこんなにもコンプレックスで悩まされることはなかっただろうと確信しています。しかしながら旅の終盤で兄のバーリーこそが大切な存在だと気づいて、父親に会いたいという思いを犠牲にしました。それからバーリーとの絆をより深めていき、冒険が終わった後はコンプレックスを克服。
バーリー・ライトフット:クリス・プラット
イアン・ライトフットの兄であり、19歳のエルフの少年。大柄で少し太めの体格をしており、黒のTシャツにワッペン付きのノースリーブのパーカー、茶色の半ズボンにニット帽とリストバンドのいで立ちです。
ファンタジーが大好きで魔法をこよなく愛しており、好奇心旺盛なオタク男子。イアンとは対極の性格をしていて陽気で空気を読めないように見えるものの、実は人一倍に弟のことをそばで見守っています。
好きなボードゲームが史実に基づいたもので、空想と思われる魔法の呪文が本物であると疑わない。イアンとは違い、生まれた時点では父親が存命。しかしながら幼少期に父親が病気にかかり、そのまま亡くしました。
病気で弱っていく父親の姿を見て、怖くて仕方なかったというバーリー。最終的には「さようなら」というお別れの挨拶をすることもできずに父親が逝ってしまったので、その件をずっと後悔しています。
作でも父親が完全体になったときは、後悔しないように幼少期言えなかったお別れの挨拶をするつもりで旅に参加。時間の少ない状態で弟のイアンに父親との時間を譲られ、後悔を晴らすことができました。
車は古いバンでグィネヴィアという名前を付けている様子。冒険の途中で大破してしまったため、新しくバンを買ってグィネヴィア2という名前を付けます。
ウィルデン・ライトフット:カイル・ボーンハイマー
イアンとバーリー兄弟の亡き父親であり、ローレルの旦那。自信家で決断力がある性格だったものの、病気にかかりイアンが生まれる前に死亡。死ぬ前にもう一度子供たちと再会する方法として、独創的な方法を編み出します。
その方法は、持っていた魔法の杖と死者を24時間だけ生き返らせることができる呪文を、子供たちが2人とも16歳になったときに誕生日プレゼントとして渡すというもの。
イアンが16歳になったことを受け、妻のローレルは夫の約束通り子供に配布。その結果、魔法の呪文により無事に生き返ることができました。しかしながら完全には成功せず、下半身だけが蘇ります。
そこで子供たちと共に、完全な形で蘇るために必要な不死鳥の宝石を探す旅に出発。白のパーカーと青のノースリーブ、帽子とサングラスをかけることで、人に会ったときに驚かれないよう偽装していました。
ローレル・ライトフット:ジュリア・ルイス=ドレイファス
ローレルは、イアンとバーリーの風変わりで愛情深い母親。彼女は勤勉で無愛想で献身的なシングルマザーで、彼女がすることすべてに全力投球しています。
ローレルは数年前に夫を失いましたが、彼女の愛と決意が苦難を乗り越え、彼女の愛する息子たち、イアンとバーレイとの人生を最大限に活用するのに役立ちました。
コーリー:オクタヴィア・スペンサー
コーリーはライオンとコウモリとサソリの体の一部を持つマンティコアと呼ばれる種族で、少なくとも1,000歳を超えるキャラクター。かつてはいくつもの伝説を持つ屈強な戦士と活躍しており、経営している酒場が冒険をする旅人たちの中継地点として利用されていました。
しかし科学技術の発展により、最近では酒場も家族連れでにぎわうファミリーレストランへと変貌。
普段通りファミリーレストランで働いていたところ、イアンとバーリーによって不死鳥の宝石を探すための手伝いをしてほしいという懇願を受けます。しかしながら過去のこともあり、半ば強引に拒否。
それから不死鳥の宝石の呪いについて語ったりしたのち、心配したのか以前持っていた剣を質屋で取り戻し、蘇った獣の討伐のために一役買いました。
それから昔の冒険心に火がついたのか、ファミリーレストランをリニューアルして昔のようなデザインに変えます。
コルト・ブロンコ:メル・ロドリゲス
コルト・ブロンコは、ケンタウロスの警官でありローレルのボーイフレンド。正義感が強くルールを遵守することをみんなに強制するような立ち回りのため、子供たちからは嫌われています。
イアンやバーリーも例外ではなくコルトのことを嫌っており、母親がデートしているのも認めたくはなく父親とも思っていません。
映画『2分の1の魔法』
1分でわかる内容・ストーリー
エルフの兄弟であるイアン・ライトフットとバーリー・ライトフット。2人には父親がいましたが、生まれる前に病気で亡くなっています。イアンは16歳の誕生日に、母親のローレル・ライトフットから誕生日プレゼントを収受。プレゼントは亡き父親が託したもので、「死者を24時間だけ蘇らせる呪文」の手紙と魔法の杖でした。イアンはさっそく魔法の杖を使い、父親を蘇生。しかしながら詠唱をミスしたのか、父親の下半身だけが蘇ります。もう一度魔法を使おうとしますが、それには石が必要です。父親が蘇っている時間にはタイムリミットがあるので、イアンとバーリーの2人は冒険の旅に出ました。
イアンとバーリー、それに父親のウィルデン・ライトフットは、冒険のなかでマンティコアのコーリーや警察のコルト・ブロンコ、そのほかたくさんの個性的なキャラクターに出くわします。旅のなかで兄弟は父親とも最大限楽しむように心がけ、道を進んでいきました。またバーリーは魔法をうまく使えないイアンのために、杖を使いこなすコツなど知っていることを教えます。
冒険から町に戻ったあと、バーリーが誤った道を示したことでウィルデンを完全に蘇らせるための機会を失ったため、イアンは怒ってどこかへ行ってしまいます。しかしバーリーの判断は正しかったことが判明し、2人は呪文に必要な石を発見しました。それと同時に、石を守っていたらしい獣が目覚めて2人を襲撃。イアンとバーリーは窮地に陥ると思ったものの、駆け付けた母親のローレルとマンティコアのコーリーが獣と戦ってくれていました。そしてイアンは魔法の呪文を唱え、父親を復活させます。ただイアンは、父親が存在する残り少ない時間をバーリーに譲りました。バーリーはウィルデンにさようならを言えなかったので、どうやらイアンは自分を犠牲にしてでも時間を譲る判断を下したようです。
内気で魔法を使うのが苦手だったイアンはもうどこにもいません。イアンは力強く育って魔法を使って活躍できるようになります。またバーリーとイアンの関係も以前と比べたら深い絆で結ばれており、冒険を通して2人は大切なことを学んだことがわかりました。
映画『2分の1の魔法』
詳細な内容をネタバレ紹介
映画『2分の1の魔法』ネタバレ.起
魔法に満ちた世界
その昔、世界は魔法に満ち溢れていた。ユニコーンや人魚、ドラゴンなどの生き物が自由に暮らし、魔法を使う技術を持つ者は大いに尊敬されていました。しかし、魔法を使いこなすのは容易ではなく、技術の革新が進み、人々の生活は楽になりましたが、魔法の必要性は薄れていきました。
昔々、世界は魔法に満ち溢れていました。ユニコーンや人魚、ドラゴンといった空想上の生き物たちが自由きままに暮らしており、魔法を使って働く者たちは大いに尊敬されています。
しかしながら魔法を使うのは、そうかんたんではありません。そのせいか、時間が経つにつれて科学技術が発展。魔法がなくても科学の力で人々の生活が豊かになりました。
いっぽうで魔法の必要性は徐々に薄れていき、今ではほとんどその影が見られなくなっています。
イアンとバーリー、その家族や友人
内気で魔法をあまりうまく使えないイアン・ライトフットが住むのは、マッシュルームトンと呼ばれる現代都市。オタク気質でファンタジーが好きな兄貴のバーリーや母親のローレル、それにドラゴンのペットであるブレイジーとの4人暮らしです。父親のウィルデンもいましたが、病気で亡くなっているためいません。
イアンは16歳の誕生日に目覚めたところ、母親のボーイフレンドで警察官をしているケンタウロスのコルト・ブロンコが訪問。コルトはバーリーに以前あった件で叱責しました。
イアンとバーリーは、コルトのことをあまりよく思っていない様子。母親とコルトがデートすることに対して不快に感じており、父親として受け入れられる気持ちではありませんでした。
イアンは学校があるので登校。その前に朝食を手に入れたり、別のエルフで学校の友達でもあるがクストンに会ったりします。大学では2人は仲が良いものの、友達は少ないほう。そこでイアンは自分の友人などを誕生日パーティに招待して親睦を深めようと考えますが、内気なので迷いがありました。
そんなとき、兄のバーリーが愛車の古いバンに乗って目の前に登場。バーリーは車にグィネヴィアという名前をつけており、イアンは恥ずかしい思いをします。
誕生日と魔法の呪文
イアンたちの母親のローレルは、2人とも16歳を迎えたことで贈り物を渡すことを決意。贈り物はウィルデンが持っていた魔法の杖であり、ローレル自身は夫のことを魔法使いだとは知りませんでした。
また魔法の杖だけでなく、手紙も残されています。そこには魔法の呪文とウィルデンのメッセージが記述。魔法がなくなっていく世界で少しでもその存在があることを願った文章が書かれており、ウィルデンを1日だけ生き返らせるための呪文もありました。そのほか、ウィルデンは不死鳥の宝石もイアンたちに託します。
そこでバーリーは、何度も呪文の詠唱に挑戦。しかしながら魔法の杖は反応することがなく、父親は復活しません。
父親を元に戻すための冒険へ
バーリーが離席している間、イアンは魔法の杖を無意識のうちに活性化。呪文を詠唱してみたところ、父親が足のほうから復活し始めました。
戻ってきたバーリーはその様子を見て驚愕。しかしながらイアンは魔法を制御することができず、不死鳥の宝石は砕け散り呪文は中途半端に終わります。その結果、父親のウィルデンは下半身だけ残りました。
そこでバーリーは、子供の頃にやっていた足でドラムを叩くような動きを実行。ウィルデンは目が見えていないはずですが、感じ取ったのか近くに息子たちがいることを認識します。
バーリーによると、ウィルデンを完全体にするためには別の不死鳥の宝石が必要とのこと。さらにタイムリミットが翌日の日没までしかなく、時間を過ぎたら永遠に会う機会が失われると言いました。
そこで2人は、不死鳥の宝石を見つけるために伝説のマンティコアの居場所に行くことを決意。ローレルには内緒で家を出ていき、バーリーの愛車に乗って冒険の旅に出ます。
映画『2分の1の魔法』ネタバレ.承
宝石の場所
イアンとバーリーは車を走らせ、マンティコアのコーリーがいる酒場に到着。そこは以前まで屈強な戦士たちのたまり場だったものの、今ではコーリーがオーナーを務めるファミリーレストランに変貌していました。
2人はコーリーに対して、不死鳥の宝石を見つけるための手助けをしてほしいと懇願。しかしながらコーリーは昔のことを思い出しながら、願いを拒否します。
最終的に場の空気はあまりよくない状況になり、危険になる前にイアンたちは避難。その過程で子供用のメニューを目にしたバーリーは、不死鳥の宝石がレイブンズポイントと呼ばれる場所にあることを突き止めました。
宝石の呪い
自宅にいたローレルは、息子たちが家にいない事実に直面。目撃情報を頼りにしながら、コーリーのファミリーレストランにたどり着きました。
ちょうどコーリーはイアンとバーリーに関する話をしており、ローレルを耳を傾けます。
コーリーによると、もしも不死鳥の宝石を保管場所から取り除いた場合は、恐ろしい呪いがかかるとのこと。しかしながらコーリーは、その件についてイアンたちに言及することはできていません。
不死鳥の宝石には保護する獣が眠っており、目を覚ました場合にはコーリーが持っていた古い剣のカーズクラッシャーでしか倒せないようでした。
トラブル
少年たちはガス欠に陥り、停車しなければなりません。大麦は、ガスカートリッジを成長させるためにスタッフを使用して、イアンが彼の魔法を試してみる機会としてそれを見て、拡張子で内部のガス。
イアンはそれをしようとしますが、誤って大麦を縮めてしまいます。彼らは、攻撃的なバイカーのスプライトのグループと同時に到着し、ガソリンスタンドを見つけるために町に歩いていきます。
ガスを取得した後、イアンはバーレイがスプライトのリーダー、Dewdrop(グレイグリフィン)、唯一のスプライトが飛ぶために使用される方法を持ち出すときに彼女と他の人を怒らせるために話をしようとしているのを見つけることができます。
Wildenが誤って彼らの自転車の上に転倒したとき、それは悪化します。少年たちは、イアンが運転する方法を知らないにもかかわらず、バンを運転することを余儀なくされていると、逃げる必要があります。
スプライトは攻撃するためにバンに彼らの方法を作っても、彼らのバイクで園路でそれらの後を追いかけるが、少年たちはそれらを振り払うために管理し、彼らは彼らの探求のために道路に戻って頭としてそれらから離れて取得します。
進行
バーリーが元のサイズに戻ったあと、3人は純粋に楽しんでいました。しかしそこに警察官のスペクターとゴアが登場。イアンたちは警察官を欺くために、コルト・ブロンコになりすます呪文を使います。
そしてバーリーは足の役目を負い、イアンは上半身として機能。2人はうまいことを誤魔化そうとしたものの、スペクターたちはカマかけを実行しました。
その結果、なりすましの呪文は真実を語っている場合のみ有効であり、間違ったことを言ってしまったため効果がなくなります。しかしながら変装が完全に亡くなる前に、イアンたちは逃げることに成功しました。
スペクターたちは何が起こっているのか疑問に思い、同僚のコルトに連絡し始めます。
いっぽうその頃、コーリーとローレルは質屋でばったり遭遇。その質屋にはコーリーの剣であるカーズクラッシャーが価値に見合わない低価格で販売されていました。
2人の登場により店主のグレックリンは剣の値段を吊り上げようとしますが、コーリーが攻撃して無力化。コーリーは剣を取り戻します。
映画『2分の1の魔法』ネタバレ.転
亀裂
冒険を続けていくなかで、イアンとバーリーの間にはこれまでの経過を踏まえて小さな亀裂が生まれます。
そのせいか目的地が近づくにつれて、イアンは主要な道路を使っていくべきだと主張。いっぽうでバーリーは、こういう冒険では正しい道を常に明確ではないと言い、レイブンズポイントに到達するためには危険な道を行くべきだと言いました。
いっぽう警察官のコルトは、バーリーの車が落としたであろうバンパーとナンバープレートを発見。2人を追跡します。
レイブンズポイント
イアンとバーリーはレイブンズポイントに到着。不死鳥の宝石は山のなかにあると考え、進んでいきます。しかしながら道は険しい状態でした。
まず最初に、峡谷を横断するために見えない橋を魔法で作成。ただイアンは橋を渡るときに恐怖を感じており、無事に渡り切るまでパニックに陥ります。
次に現れたのは警察官のコルト。コルトは仲間の警察官を連れてきて、イアンたちを連れ戻そうとしてきました。バーリーは愛車の速度を上げ、イアンは魔法を使って警察車両をブロック。
最終的には振り切ることに成功したものの、バーリーの愛車であるグィネヴィアは岩場に衝突して、無残な姿になります。
目的地へ
地下に進んでいったイアンたちは、その後も様々なトラップに遭遇。ボートなどを使って乗り切りながら先に進んでいきました。
その過程でバーリーは、イアンに対してあることを告白。バーリーは父親が病気でどんどん悪くなっていることを恐れ、最後まで別れの挨拶を言えなかったとのことです。バーリーは別れの挨拶をできなかったことについて、ずっと後悔していました。
そんなこんなで3人が到着したのは、なぜか兄弟が住むマッシュルームトン。これに対してイアンは、バーリーが間違った道を選んだことが原因だと激怒。
バーリーのせいで父親を完全な形にするための最後のチャンスを失ったとイアンは言い、怒って1人でどこかへ行ってしまいます。
映画『2分の1の魔法』
ラスト・結末をネタバレ紹介
大切な存在は身近にある
どこかへ行ったイアンは1人で座りながら、父親に会ったときにやりたかったことリストを確認。しかしながらもうすぐ日が暮れることは明らかであり、自分にはもうチャンスがないと感じます。
ただイアンは、やりたかったことリストの内容は兄のバーリーと一緒に既にやってきたという事実を発見しました。イアンが生まれる前には父親がいなかったものの、イアンはバーリーによっていつでも見守られ、必要なことを教えられてきたのです。
いっぽうバーリーは、噴水のなかに不死鳥の宝石があることに気づきました。そこでバーリーは、不死鳥の宝石を入手。それと同時に噴水にあった獣のようなものが動き出して暴走します。
駆け付けたローレルとコーリーは応戦。イアンも新しく覚えた呪文を使って、獣に対抗します。ただ獣の勢いは止まらず、このままではウィルデンとの時間もなくなります。
しかしイアンは、自分の身を削ってでもバーリーがウィルデンに対して別れの挨拶をすることを優先。ウィルデンとバーリーが話している間、イアンやローレルは獣を討伐しました。
終わったころにはウィルデンとバーリーはお互いに触れ合っていましたが、イアンはその様子を遠くから見る程度。すぐにウィルデンの姿はなくなります。
それからバーリーは、イアンに対してウィルデンから聞かされた2つのことをいいました。
1個は、ウィルデンが自分の魔法使いとしての名前は”気まぐれなウィルデン”になると思っていたこと。2個目は、イアンが成長したことを誇りに思っており、バーリーの助けがなければできなかっただろうとのことです。最後にバーリーは、ウィルデンからのハグをイアンにしました。
その後
しばらくしてからのこと。内気だったイアンは以前のこともあって自信を身に着けることができ、友人も増えつつありました。
コーリーは自分のファミリーレストランを改修。家族連れを歓迎しながらも、酒場として冒険的な雰囲気を持つスタイルにします。またスプライトをスタッフとして迎え入れました。
イアンとバーリーは、コルトを新しい父親として受け入れることを決意。バーリーは新しいバンを手に入れて、車にグィネヴィア2という名前を付けます。
2人は空中浮遊の呪文を使って、また新しい冒険の旅に乗り出します。
映画『2分の1の魔法』
疑問点の解説
タイトルの意味
本作が誕生する際に参考にされたもの
映画『2分の1の魔法』
感想
亡くなった父親が1日だけ戻ってくるというシンプルな設定で、いかにもピクサーらしさを感じた作品。ちなみに前作の映画『リメンバー・ミー』も死者の日を題材にしていて、次の映画『ソウル』も死者が出てくるので、最近は死んだ人にフィーチャーするのが流行りなのか?と思いました。
テーマカラーは青なのかな?と思いますが、なんというかあまり日本受けする見た目のキャラクターじゃないような印象。アクション要素があるのは面白く、マーベルでスパイダーマンとスターロードを演じるトム・ホランドとクリス・プラットが出ているのは見どころです。(吹替なら意味ないですが)
個人的には『リメンバー・ミー』の展開が結構な好みだったせいか、今回はアレ以上のインパクトがなかったので可もなく不可もなくな評価。ピクサー映画のなかでも恐らく並な内容でした。
2020年は映画『ソウル』の公開も控えていてピクサーをまだ楽しめるので、次も期待!
カメオもたくさんあったね!
映画『2分の1の魔法』
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