映画『ジュラシックパーク』シリーズの4作目であり正当な続編として2015年に公開された映画『ジュラシックワールド』はシリーズ史上大ヒットを記録しその年を座感していました。
そんな映画『ジュラシックワールド』の続編でありシリーズ5作目となる映画『ジュラシックワールド2 炎の王国』が3年の時を経た2018年に遂に公開されることになりました!
海外では2,3週間ほど早く公開されておりその反応や評判が日本にも海を越えて入ってきていますが、果たしてその完成度はどのようなものになっているのでしょうか?
今回は映画『ジュラシックワールド2 炎の王国』のネタバレ、ストーリーの情報整理と謎や疑問などの解説から感想・評価など大ボリュームでお送りしたいと思います。
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目次
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』とは?
2015年に公開された映画『ジュラシックワールド』シリーズの続編であり2作目。最新のCG技術で蘇った1作目は映画『ジュラシックパーク』シリーズを通しても最高の収入を達成しており、その2作目となる今回も期待されています。
話によると映画『ジュラシックワールド』ほどではないものの収入も申し分ない程度のメガヒットにはなっているとのことで「2作目はコケる」という定石からは外れているのではないでしょうか。
作風としては監督がコリン・トレヴォロウからJAバヨナに変わったということもあり同監督らしいダークでミステリアスな雰囲気に仕上がっているとの話もよく耳にしています。
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』あらすじ内容と前回までのあらすじ
映画『ジュラシックワールド』のあらすじを軽く見つつ今回のあらすじをご紹介します。
前回までのあらすじ
かつてジュラシックパークのあったイスラヌブラル島は所有する企業がマスラニグローバル社に変わり新たな恐竜テーマパーク「ジュラシックワールド」として生まれ変わっていました。
そんな「ジュラシックワールド」は孤島ながら毎日2万人の観光客が訪れる大人気のスポットとして繁盛していましたが、たくさんの生き物のDNAを組み合わせて生み出されたキメラ恐竜「インドミナスレックス」の大暴走によって閉園となってしまいました。
そんな「ジュラシックワールド」跡地となるイスラヌブラル島は人間が誰も立ち寄らない恐竜だけの島になってしまいます。
今回のあらすじ
イスラヌブラル島での大事件から時が流れ、その場所は恐竜たちだけが生き残る自然環境が完成していました。しかし島にある山が活火山として活動を開始したということもあり恐竜は絶体絶命のピンチを迎えます。
人類としての究極の選択肢は2つ。人間によって生み出された本来は存在するはずのない恐竜たちを自然に委ねて絶滅させるか、誕生させた責任をもって救い出すかのどちらかです。
一方その頃、島での1件以来恐竜を保護する団体を立ち上げて活動していたクレアは恐竜行動学のエキスパートであるオーウェンの元に訪れていました。
そして話を聞いたオーウェンはクレアと共に恐竜を保護するべくかつての事件以来時間が止まっているイスラヌブラル島へと久しぶりに訪れます。
しかしその折で活火山の活動がさらなる活発化を始めるのでした。果たしてオーウェンやクレアは火山活動を始めたイスラヌブラル島から恐竜を救い出すことができるのでしょうか?
前回を凌ぐミステリアスな大冒険が始まります。
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映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』登場キャラクター:キャスト
覚えておきたい主要キャラクター:キャスト
オーウェン・グレイディ:クリスプラット
恐竜監視員として「ジュラシックワールド」で4匹のラプトルのしつけ、育成をしていたキャラクター。今作ではクレアの言いつけによりイスラヌブラル島へと戻り、子供の頃から育てていたラプトルのブルーを捜索しようとします。
演じるのはマーベル映画『ガーディアンズオブギャラクシー』で主人公スターロード役を演じたことで一躍スターとなった人物。
クレア・ディアリング:ブライス・ダラス・ハワード
「ジュラシックワールド」の経営責任者として恐竜を数値としてみていたものの、事件により恐竜に対する感情が沸き上がり恐竜を保護する「ダイナソープロテクショングループ」を設立。
オーウェンを誘って火山が噴火しかけているイスラヌブラル島へと足を踏み入れる。
演じるのは映画監督の父親を持つブライス・ダラス・ハワード。映画『スパイダーマン3』や『ターミネーター4』に出演しているもののそこまでは知名度は高くない。しかし『ジュラシックワールド』への出演がきっかけで大幅に知名度を上げました。
イアン・マルコム:ジェフ・コールドプラム
かつて『ジュラシックパーク』の開園に至る前の視察役としてジョン・ハモンドにイスラヌブラル島へ呼ばれたカオス理論を提唱する数学者。
今作では何かの重要参考人としてチラッと登場。
演じるのは194センチの長身俳優として知られるジェフ・ゴールドブラム。最近ではマーベル映画『マイティーソー:バトルロイヤル』でグランドマスター役を演じていたり『犬が島』で声当てをしていたりと精力的に活動中です。
ベンジャミン・ロックウッド:ジェームズ・クロムウェル
「ジュラシックパーク」の創設者であり恐竜を復活させることに成功した故ジョン・ハモンドのビジネスパートナー兼友人だったキャラクター。「ジュラシックワールド」の崩壊をキッカケに自分のやりたい思惑に思いを寄せる重要人物。
演じるのは201センチと長身を持つジェームズ・クロムウェル。
メイジー・ロックウッド:イザベラ・サーモン
ロックウッド財団の長ベンジャミン・ロックウッドの10歳になる孫娘。
ある秘密を抱えたメイジーは恐竜自体も大好きな少女でベンジャミンのことを慕い、母親代わりのアイリスからは言葉遣いなどのしつけを受けながら暮らしています。
映画の中ではキメラ恐竜のインドラプトルになぜかその身を執拗に追いかけ回されながらも同年代からは並外れた運動能力とバランス感覚、思考力でオーウェンたちのサポートセンターを受けつつ行動していました。
演じるのはイギリス出身の子役イザベラ・サーモン。これまでに映画などへの出演経験はなく、メイジー役を決めるためのオーディションで数千人いる中から選びぬかれた実力のあるお子さんです。
初出演の映画が大作なだけに今後どんな映画に出演していくのか、今から将来への期待が高まっています。
ヘンリー・ウー:BDウォン
映画1作目から遺伝子学者として登場しているヘンリー・ウーは恐竜を作り出すために必要な重要な役割を担うキャラクター。
マスラニ・グローバル社の遺伝子学者として新たなパークの恐竜を作りながら、事件を起こしたインドミナスレックスを作り出した張本人でもありました。
インドミナスレックスを作って以降は遺伝子学者としての免許は剥奪されたことで行方をくらましていましたが、知らぬ間にロックウッドの地下研究施設で働き始めてインドラプトルの創造に着手。
完璧なインドラプトルを作り上げようとするも今回も周辺で色々なことが起きていてしっちゃかめっちゃかします。
演じるのはBDウォン。初代のヘンリー・ウーの役者を演じてから25経過した今でも同役を演じています。
グンナー・エヴァーソル:トビー・ジョーンズ
イーライミルズと影で手を組んている男がこのグンナー・エヴァーソル。恐竜オークションにおけるMCバイヤーのような立場として恐竜を買いたい人向けに説明などをしています。
演じるのはトビー・ジョーンズ。マーベル映画『キャプテンアメリカ』シリーズではゾラ博士を演じたりヤング大人向け小説の映画『ハンガーゲーム』などに出演。
その他安定した数の映画を淡々とこなすベテラン俳優です。
イーライ・ミルズ:レイフ・スポール
ベンジャミン・ロックウッドの右腕として雇われているロックウッド財団の実質的経営責任者。ベンジャミンからは将来的な資産を生み出すものを作ってほしいと頼まれていたことからその答えとして今回の悲劇を招いてしまう張本人です。
恐竜の中から11種類までは救い出せることをクレアに告げオーウェンなどを連れて島に行かせるように仕向けますが、恐竜についてはビジネスの単なる道具としてしか見ておらず真の目的はウーの依頼に基づくブルーの血液の採取でした。
演じるのはレイフ・スポール。
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』の過去作品は見るべきなの?
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』の過去作品は全部合わせると4作品あります。その作品を見るべきかについては絶対に見なければならないというほどではありません。
ですがジュラシックワールド特有の作風として過去作品のオマージュなどが出てくるため見ておいた方が楽しめることは間違いありません。また映画『ジュラシックワールド』に関しては今作でも同じキャラクターが登場するため人間ドラマや感情移入しながら見たいという方は視聴必須と言えます。
関連記事:一応映画『ジュラシックパーク&ワールド』シリーズの全てをまとめた記事もありますのでご覧ください。
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注意:ここからは映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』本編のネタバレに関わるコンテンツに入ります。
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』ストーリーネタバレ
超簡単なストーリーの流れを箇条書き
- ?「ちょっと恐竜の骨回収しますねー」モサ「だが断る」?「一応回収できたわ」
- イスラ・ヌブラル島が噴火しそう!恐竜助けなきゃ!
- 島に着いたら恐竜達が自分たちの力で生き抜いてたよ!早く運搬しよう
- 運搬作業してたら火山が噴火しちゃった・・・早く助けないの人間の身も危ない!
- さてオークションしますかー
- インドラプトル「グエェ・・・・」
- オーウェン「そこの石頭ちょっとオークションで暴れてこい」
- オークション会場「ひえー」
- 傭兵「なにこの恐竜見たことないけど牙回収したろ、ぐえー食われた」
- メイジー他「やべーのがうろついてるわ逃げんと」
- フランクリン達「ブルーいけー」
- メイシー「きゃーベッドに隠れなきゃ!」
- インドラプトル「みーつけた」オーウェン「銃攻撃じゃ!」インドラプトル「効かないねぇ」
- ブルー「なんやこの偽物お前何しとんねん」インドラプトル「なんやこのちっさいやつ邪魔だどけ」
- ガラス天井の上に逃げたメイジーらだが、そこにインドラプトルが現れる
- クレア「インドラプトルに体重かけさせれば勝手に天井落ちる説ある?」
- インドラプトル「おいやめろアアアーグサッ」
- 捕らわれた恐竜たちのゲートを全て開いたものの野に放つボタンは押せない。しかしメイジーは押す
- ミルズ達「とりあえず大事な物持ってとんずらするか」恐竜「おらおらおらおらぁ自由だぁー」
- こうして世界に恐竜は放たれた。イアン「ようこそジュラシックワールドへ」
序盤の詳しいストーリーネタバレ
*映画公開後に更新予定です。
野生化した恐竜たちに忍び寄る影
2015年にイスラヌブラル島で起きた事件では複数の犠牲者・犠牲恐竜が出ながらも人間たちは島から脱出を図ることに成功しており、恐竜たちは自分たちの力だけで生存することになりました。
それから3年が経過した2018年のこと、島では今でも普通に恐竜たちが徘徊していたものの北の方にあるシボ山が火山活動を再開し始めたことで恐竜たちの身に危険が及び始めます。
そんな中とある嵐の夜に謎の傭兵部隊がイスラヌブラル島に接近していました。傭兵部隊は辺りを警戒しながらモササウルスのいた湖付近へと行くと底の方に沈んでいると思われるインドミナスレックスの遺体を探し、無事に見つけることに成功します。
そして傭兵部隊はインドミナスレックスからDNAを採取するために骨の一部を削り出すとティラノサウルスやモササウルスといった獰猛な恐竜に襲われながらもその場から逃走し、持ち帰った骨を何者かに渡して仕事を終えるのでした。
再開する二人
一方その頃、「ジュラシックワールド」の元運用管理者として働いていたクレア・ディアリングは恐竜を保護するためのグループ「Dinosaur Protection Group」を設立していました。
クレアは島の恐竜たちの命が脅かされていることを知ったため、恐竜たちを保護するために再びイスラヌブラル島に戻ることを決意します。
そのためにクレアはラプトルの飼育員をしていたオーウェンに久しぶりに再開するとブルーの名前を出してグループと共に島に来るように説得しました。
また恐竜保護の協力者として「ジュラシックパーク」を作り上げた故ジョン・ハモンドの古い友人でありビジネスパートナーでもあった博愛主義者のベンジャミン・ロックウッドから支援やサポートを受けることになるのでした。
こうして集められたオーウェンやクレア、グループの探検隊のメンバーは人類が数年間足を踏み入れなかったイスラヌブラル島に向かいます。
中盤の詳しいストーリーネタバレ
*映画公開後に更新予定です。
いざ恐竜保護へ
島に到着した一行が見たのは荒れ果てたパークとその場所で強く生き残る恐竜ちの姿でした。オーウェンはそこでラプトルのブルーを探し出すために一人で島の探索を始めます。
またクレアたちは恐竜保護という自分たちの目的を達成するための活動を始めました。別の場所ではベンジャミン・ロックウッドによって派遣されてきたイーライ・ミルズ含むロックウッド財団の傭兵部隊が来ており、彼らも恐竜を連れて変えるべく行動します。
なんだかんだありながらもクレアやオーウェンは合流すると火山の噴火で混乱に陥る島から恐竜とともに脱出を図るのでした。
大富豪の真の思惑
無事に島から脱出出来た恐竜たちが向かったのはアメリカ本土の北カリフォルニア州にあるロックウッド財団が管理する「ロックウッド・エステート」という施設でした。
恐竜たちはそこで新たな生活を始めることになるかと思われましたが、なぜかオークションにかけられて販売されるなどクレアの保護とは別の思惑が顕になり始めます。
また恐竜の中にはインドミナスレックスのDNAが混ざったキメララプトル、「インドラプトル」の姿もありクレアたちは財団の裏の狙いに気づいて行動します。
オーウェンの作戦
オーウェンがオークション会場で何かをしようとしたときにちょうど檻から逃げ出したスティギモロクがやってきたため、スティギモロクにエレベーターでオークション会場に行かせて暴れさせる作戦を実行に移します。
それは見事に成功してスティギモロクは会場をめちゃくちゃに、オーウェンもどさくさに紛れて傭兵などを倒しながら進むとインドラプトルが回収されることを防具ことに成功しました。
中盤の詳しいストーリーネタバレ2
インドラプトルの脱走
恐竜が暴れたことで人がいなくなり荒廃していたオークションルームにウィートリーが侵入するとそこにはインドラプトルだけの姿がありました。ウィートリーは見たことがない恐竜を見てケージの外から眠らせる銃弾を撃ち、インドラプトルが寝たところにケージの中へと侵入します。
ウィートリーは寝ているインドラプトルから牙を奪い取ろうとしますが、中々取れずにいたところインドラプトルの尻尾が動いていました。その瞬間ウィートリーは寝ているフリをしたインドラプトルに腕をちぎられ追い詰められると捕食行動されました。
アングルが変わって近くのエレベーターの中には隠れるようにエバーソルの他関係者がいましたが、1人の女性が叫び声を上げたことでインドラプトルに存在がバレてしまいます。
ケージが開いたままになっていたためインドラプトルは外へ出るとエレベーター内にいる人たちに襲い掛かろうとします。しかしギリギリでエレベーターの扉が開いたことで何とか助かりました。
喜ぶのもつかの間インドラプトルの尻尾がエレベーターの操作ボタンを破壊するとエレベーターの扉が開いて中にいた人たちは捕食されてしまいました。
メイジーの事実
オーウェンとクレアとメイジーは地下室で機械をいじろうとしたところイーライミルズや警備員に遭遇します。ミルズはメイジーに対してこっちに来るように言いますがそれを拒否、するとミルズはメイジーに対してベンジャミン・ロックウッドの娘のクローンであることを告げました。
そんな折にいきなり突撃してきたインドラプトルは警備員を一瞬でやっつけると逃走します。
ブルーの解放
ジアはヘンリーウーの研究所でブルーと共に捕まり、フランクリンは研究所職員になりすましていたところウーがジアに対してブルーの血液を採れといいます。しかしウーの求める血液はブルーの純粋な血液なのに対してジアはティラノサウルスの血液を輸血したことを話すとウーはおこりました。
そこでフランクリンは職員のなりすましを辞めてウーに対して鎮静剤を打ち込み無力化、またジアとブルーを開放して他の職員が来たところをブルーに襲わせて逃走を図ります。
またその際にブルーの爪によって水素ガスの入ったタンクに穴が開き、ガス漏れした周辺は火が引火することで大爆発が起こるのでした。
インドラプトルとの遭遇
インドラプトルから逃げたオーウェン、クレア、メイジーは恐竜の骨格標本などが展示される広間に避難していました。3人は歩いているとトリケラトプスの頭蓋骨のある場所に人の亡骸があるのを発見しましたが、動かないはずの亡骸が急に動いて隠れていたインドラプトルの姿が確認出来ました。
3人はインドラプトルの動きに合わせてトリケラトプスの頭蓋骨が置かれる場所をくるくると回りバレないように行動します。するとインドラプトルはトリケラトプスの頭蓋骨に登って周囲を確認しました。
ちょうどその時近くにあった亡骸が所持していたと思われる無線通信機器の通信が入ったことで位置がバレ、3人は急いで螺旋階段を上り2階に避難します。追いかけるインドラプトルを横目に3人は隠れて別の通路から下に降りると何とか逃げられました。
オーウェンはちょうどそこに電源盤があることに気が付くと邸宅を停電させるのでした。これによりインドラプトルの目をごまかしやすくなった3人は隠密で広間内を動き回り、脱出するすべを模索します。
インドラプトルからは逃げられない
オーウェン達が逃げ回っているころジアとフランクリンは実験室の近くでシアン化水素の漏れを発見、このままでは隔離された恐竜達がガスの影響で全滅してしまうことを懸念します。
またフランクリンはいきなり起きた停電に対して電力を回復するために邸宅内の機能を制御するパソコンをハッキングし、制御システムをリセットすることで再び電気を取り戻すことに成功しました。
オーウェンたちはちょうどヴェロキラプトルとディロフォサウルスの剥製標本の後ろにいましたが、そこで電気が回復したことでインドラプトルに居場所がバレてしまいました。
叫ぶメイジーを横にインドラプトルは剥製の飾られるガラスをぶち破って襲い掛かってきます。この時の反動でクレアは木に拘束され、インドラプトルの爪が足に深く突き刺さったことで負傷してしました。
一方メイジーはパニック状態のまま2階に上がるとインドラプトルはそれを追いかけますが、通路を通りきって小さなエレベーターに乗り込むとなんとか逃げ切り最上階の自分の下手のベッドに隠れるように入り込むのでした。
ラスト結末までストーリーネタバレ
メイジーの危機
メイジーを追いかけて去っていったインドラプトル。残されたオーウェンとクレアでしたが、クレアは負傷していることからすぐには動けないためオーウェンにメイジーを助けるよう伝えます。そして2人はキスを交わすとオーウェンは銃を拾い1人でインドラプトルの元へと向かって行きました。
その頃インドラプトルは邸宅の天井の屋根、ちょうどメイジーがいる部屋の真上で悪魔の様な声を上げながら徘徊していましたが、天井を伝った場所に窓と取っ手があることに気が付くと器用に爪を使って開け、部屋に侵入していきます。
絶体絶命のピンチに陥ったメイジーは息を潜めながらも完全にインドラプトルに気づかれ被害が及ぶ数秒手前まで来ています。そこにオーウェンが現れるとインドラプトルに銃弾を浴びせさせ、一時的に怯ませることが出来ました。
しかしインドラプトルの怯みは一時的なものでまったく効いている様子はありません。オーウェンの持つ銃も弾が切れてしまい絶対絶命でしたが、現れたブルーはインドラプトルに飛び掛かると2匹は戦闘を始めます。
インドラプトルとの決着
オーウェンとメイジーはその隙に窓から出て壁を伝って避難、ちょうど窓のある場所を歩こうとしたところにどちらかが窓を破った反動で驚いで手を放して落下してしまいます。
そこでオーウェンとメイジーは展示物のある屋根の上を伝って逃げていくとインドラプトルもついてきました。オーウェンたちは屋根の端っこまで逃げますがインドラプトルは今にも襲い掛かりそうな状態です。
しかしインドラプトルは足場が悪いのか踏み外すと屋根の一部が破損、また遅れて来たクレアはインドラプトルを誘導できるレーザー銃をオーウェンに向かせて狙いを定めるとインドラプトルは襲撃しました。
オーウェンがそれを避けたところインドラプトルは屋根が重みに耐えられずに落下しそうになりますが、ギリギリフレームを掴んで登ってきます。そこにブルーが飛び掛かると今度こそ2匹は落下、ちょうど落ちた場所にトリケラトプスの2本の大きな角があったことからインドラプトルはそこに突き刺さり機能を停止するのでした。
戦いを終えたオーウェン達の前にフランクリンとジアが現れ、5人はその場から脱出を図ります。
恐竜の解放
インドラプトルとの一仕事を終わらせた一行にはシアン化水素が漏れ出したことで恐竜の命が危ないという新たな問題が待ち受けていました。隔離された恐竜たちはこのままでは命は助かりません。
そこでクレアはゲートを操作するパネルから恐竜たちの入ったゲートを全て手作業でアンロックし、隔離から開放します。そして開放された恐竜達は大広間のスペースで大往生。
残る作業は緊急時のみ押すと書かれた赤いボタンを押すだけですが、そのボタンを押せば恐竜達は邸宅から開放されて一般市民のいる場所に侵入することを意味していました。
クレアは悩んだ末にボタンを押すことを辞めます。しかしゲートは開いていました。ゲートが開いたのはメイジーがボタンを押したからです。
メイジーは自分がクローンであることを知った上で同じクローンとして存在している恐竜たちを逃したいと考えたのでした。
こうして恐竜たちは開放され、なだれ込むようにして外の世界に出ていくのでした。
悪者成敗
逃げていたミルズはインドミナスレックスの断片を持って車で逃走する準備を進めていましたが、直後建物内から逃げ出した恐竜たちが車とミルズを襲うように通り過ぎて行きました。
一人はプテラノドンによって咥えられて車に落とされ、その後は車がめちゃくちゃに踏み潰されるためミルズは何とか車の下に隠れてやり過ごすことに成功します。
立ち上がったミルズは再びインドミナスレックスの断片を持って逃げようとしたものの通りかかったティラノサウルスに襲われると捕食されてしまいました。またそこにはカルノタウルスも通りかかり、ティラノサウルスにワンパンチすると二匹はミルズを分けて捕食するのでした。
インドミナスレックスの断片はそのまま地面に落下するとティラノサウルスに踏まれて完全に破壊されます。ティラノサウルスはそこで大きな雄叫びを上げ、場面が変わります。
この先のラスト結末とエンドロールの意味はこちらで詳しく書いています↓
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』情報整理と謎や疑問点の解説
*映画公開後に詳しく更新予定です。
解説:インドラプトルとは?どんなキメラ恐竜だったのか?
映画の中盤に登場したインドラプトルはインドミナスレックスとオーウェンが従えていたヴェロキラプトル
のリーダー、ブルーの遺伝子を持って生まれたハイブリッドな恐竜でした。
インドミナスレックスの遺伝子がある割には小さくない?と思われますが、ブルーの遺伝子をベースにしていることからインドミナスレックスのようなサイズ感ではなくブルーに近いサイズ感になっています。
ですがブルー以上インドミナスレックス未満の体格が却って体重や小柄で動きやすいなどの特徴を反映しているため、強さで言うならば戦略を交えた戦法で人間や恐竜たちの上を行くものとなっています。
関連記事:インドラプトルについてはもっと詳しい解説記事があります↓
解説:過去作品のオマージュと思われる場面はどこ?
映画『ジュラシックワールド』シリーズの楽しみといえば過去作品と似たような描写がないかというオマージュ探しです。
前作でも過去作品からのオマージュがたくさんあったこともあってファンから大変喜ばれていましたが、今作でも1,2作目を中心にたくさんのオマージュを見つけることができました。
関連記事:オマージュやトリビアについてはこちらで詳しく解説しています↓
解説:過去作品からのカメオや登場キャラクターは誰?
今作のカメオ出演と言えばジェフ・ゴールドブラムが演じるカオス理論の数学博士イアン・マルコムです。映画の予告編の時点で登場するキャラクターだったため大きな出番があるのかと期待していましたが、実際には何かの話に召還されただけのカメオのような立ち位置になっていました。
イアン・マルコム博士自体は恐竜を蘇らせるということに対して反対意見を提唱しており、1作目でも重要な役割を持っていながら2作目では主人公クラスの出番が用意されるなどシリーズの、中でも愛されキャラクターです。
もう一人のカメオ出演なら名前だけではあるもののやはりジョン・ハモンドでしょう。
解説:ジョン・ハモンドって誰?
今作で登場した車椅子で杖を持つロックウッド財団の長、ベンジャミン・ロックウッドの若い頃のビジネスパートナーとして紹介されたジョン・ハモンドという人物は映画『ジュラシックパーク』と『ロストワールド:ジュラシックパーク』に登場するキャラクターです。
そんなジョン・ハモンドはマスラニ・グローバル社に買収される前のインジェン社の社長のような存在であり、過去に失敗に終わった「ジュラシックパーク」を産んだ張本人です。
恐竜の遺伝子を琥珀に閉じ込められた蚊から取り出してそこから恐竜を作り出したジョン・ハモンドの性格はビジネスとして恐竜に対する熱を注いでいたこともあり、新パークを管理していたクレアと似たような部分も持っています。
ジョン・ハモンドを演じていたのはリチャード・アッテンボロー。中の人は2014年に90歳の長寿を全うして亡くなられていますが、映画『ジュラシックワールド』には別の形で登場していて『炎の王国』でも名前画出てきていることから制作陣からも愛される存在と言えるでしょう。
今作ではインジェン社を生み出したジョン・ハモンドが初めて恐竜のDNAを抽出したのがベンジャミン・ロックウッドの邸宅にある施設だったという新たな事実が明らかになりました。
解説:イスラヌブラル島にあった球体の乗り物ってなんなの?
本編内で逃げ惑う恐竜の群れの盾になっていたり、降りかかる火山弾から逃げる手段として活躍していた球体の乗り物の名前はジャイロスフィアと呼ばれるものでした。
ジャイロスフィアの役目はジュラシックパーク内に放牧されている草食恐竜たちを間近で見るためのアトラクションとして存在しており、最新技術が使われた剛健性の高い安全な乗り物です。
とは言っても前作ではザックとグレイの二人の少年が乗るジャイロスフィアをインドミナスレックスが爪で軽く破壊していたことからそこまで頑丈でもなさそうな乗り物でした。
解説:潜水艇みたいな乗り物とは?
イスラ・ヌブラル島に来た傭兵部隊がインドミナスレックスの骨を回収するために使っていた潜水艇のような乗り物の名前はディープダイブ・サブマリンと呼ばれ、二人乗りの小型モデルでした。
関連記事:本作に登場した乗り物をまとめた記事もごさまいます↓
http://pinapopo.com/jurassic-world2-fallen-kingdom-movie-vehicles/”
解説:オーウェンが見つけたジープの意味とは?
イスラ・ヌブラル島に到着したオーウェンはブルーを火山から助けるために島内を一人で探索することになりました。
そんな矢先ブルーと丁度遭遇した付近には逆さまになり、壊れてから何年も放置されているような雰囲気を持つジープが横たわっています。
このジープは恐らく映画『ジュラシックパーク』でティラノサウルスのパドックで動けなくなってしまった車両が崖から落とされたものが放置されていたという描写に近いものと考えられます。
見た目もあの時のジープに施されたパーク用車両と同じようなとのなので正解でしょう。
関連記事:ちなみにこのようなトリビアは他にも存在しています↓
解説:メイシーがクローンって一体どういうこと?
本作のヒロインとも言える金髪美少女のメイシー・ロックウッドはベンジャミン・ロックウッドの10歳の孫娘として登場し、なぜかインドラプトルによって執拗に追いかけ回されていました。
そんなメイシーは話が進むうちにクローン人間ということが判明してきます。クローンとはどういうことかと言えばベンジャミン・ロックウッドには娘がいたようですが、悲劇の事故によって亡くなってしまったことからジョン・ハモンドと共に初めての恐竜以外のクローンとして誕生させられたようでした。
自分がクローンであることを知らないメイシーは母親代わりの人によって育てられています。それにしてもクローンと言えば体に何かしらの異常が起きてしまいうまく行かないことがほとんどらしいですが完璧に作り上げられていますね。
解説:ベンジャミン・ロックウッドの表の狙いと真の狙いとは?
ベンジャミン・ロックウッドの狙いというべきかロックウッド財団の目的と言うべきなのかは定かではないものの、とりあえず表向きとしての狙いはクレアが率いるDGPの恐竜保護に協力するというものでした。
その裏の狙いは恐竜たちを邸宅に集めてオークションにかけて売りさばくこと。またブルーのDNAとインドミナスレックスのDNAを持ってこさせてヘンリーウーに最強の新種インドラプトルを作らせ、軍事利用しようというものだったと思われます。
解説:3年間放置されていた恐竜たちはどのように生き残っていたのか?
パークで騒動が起きるまでは人の手によって管理されていたイスラ・ヌブラル島ですが、閉園してからは人の手が及ばないため恐竜たちは3年もの間自分たちの力だけで生活していたと考えられます。
そこで出てくる問題は食糧問題。パーク内には草食恐竜や肉食恐竜がいるため食糧がなければ生きられるはずはないのにどうやって生き残ったのでしょう。
とりあえず草食恐竜に関しては島に自生している植物がたくさんあるからそこらへんを食べて暮らしても数年は問題なく生活出来ていたと考えられます。
しかし肉食恐竜はどうなのか。草食恐竜を食べて生き残ることが出来ると考えてもそれでは恐竜の数が足りずに草食恐竜が絶滅して暮らせないような気がします。
プテラノドンなどの翼竜はもともとお魚を食べて生きられることから周辺の海から魚を取って食べていたと思います。
一番謎なのはモササウルス。あの巨体ではたくさんの食糧が必要にも関わらず3年間もパーク内の湖から出られずにいたのにどうしてピンピンしているのか極めて謎です。
ティラノサウルスなんかもどうやって生きていたのか謎ですね。
解説:地下研究施設では何をしていたのか?
紛らわしいことに本編に登場する地下施設は2つあったような気がするのですが、1つはイスラ・ヌブラル島の地下にある研究所のようなものでもう一つはロックウッドエステートにあった地下実験施設でした。
そして島にある地下施設はトンネル上になっていてクレアとフランクリンがコンピュータか何かを操作するために潜入し、そこでバリオニクスと出会います。
ロックウッドエステートの地下実験施設は昔は恐竜のDNAの抽出などをしていた場所のようですが、今作では眠らされたブルーが連れてこられてDNAを採取され、ヘンリーウーによってインドラプトルが作り出された場所だと思われます。
解説:「Dinosaur Protection Group」とは?
通称DGPの名前を持つこのグループはかつてジュラシックパークの運営管理者として活動していたクレア・ディアリングがパーク崩壊後に設立した組織です。
その目的は火山噴火から恐竜を保護するというのはもちろんのこと、恐竜を虐待から保護することや子どもたちに恐竜とのふれあい方を教えるというものまで様々です。
恐竜のことを兵器利用するような考えはもちろん存在せず、人間と恐竜との平和的な共存方法を探すことも使命になっていました。
DGPの主要メンバーはクレアを含むフランクリン・ウェッブとジア・ロドリゲスの3人のほか、多数のメンバーが在席。映画の世界ながら実際にGDPのホームページが存在していて活動記録なども見れるこだわりようになっています。
解説:シボ山とは?何故噴火したの?
コスタリカの西沖に位置するイスラ・ヌブラル島は映画『ロストワールド:ジュラシックパーク』で舞台となったイスラ・ソルナ島を含め5つの呪いの島のうちの一つとされています。
そんなイスラ・ヌブラルは実は元から火山があることは知られており、島の電気自体も火山から発生する地熱エネルギーで半分以上を賄っているという設定がありました。
そして活火山であるシボ山があるのは島の北側。近年で初めて火山活動と思われるものは2017年にコスタリカ火山研究所によって確認されているため2015年に事件が起きてパークが閉園していようがいまいが噴火自体は秒読みとなっていました。
記録上では1500年にもシボ山から噴煙が上がる様子は文献として残るものが確認されており、噴火のサイクルは約500年おきではないかとの見方を示すことができます。
注意:この話はフィクションです。
解説:ハモンドとベンジャミンはなぜ離れたの?
ジョン・ハモンドはインジェン社を立ち上げたあとにベンジャミン・ロックウッドの支援を受けて恐竜のDNAを手に入れることに成功、それをもとにパークを作り上げたわけですが、そんな関係は長く続かずハモンドがベンジャミンを恐竜パーク計画から外すような仲違いを起こしていました。
その理由はベンジャミンにあったようです。
というのもベンジャミンとの恐竜復活計画の進行中にベンジャミンの娘が悲劇の死を遂げており、悲しく思ったベンジャミンが、クローン技術を使って娘を復活させようとしました。
これを恐ろしく感じたハモンドはベンジャミンをプロジェクトから外し、仲違いしたようです。その後ハモンドがなくなったことを期にベンジャミンは娘をクローンで蘇らせ、年齢的に年寄りだったため娘ではなく孫娘ということになったそう。
解説:牢獄に入れられたオーウェンを助けた恐竜はスティギモロク
財団に捕まったオーウェンは脱出する為の方法として隣に閉じ込められていたとある恐竜に目をつけていました。
その時の恐竜の名前はスティギモロクと呼ばれていて見た目通りの石頭を持つ恐竜です。
まさかスティギモロクにこんなにも見せ場が用意されているとは思いませんでしたが、檻から脱出する手助けになったり適当に突っ込んで物破壊したりオークション会場めちゃめちゃにしたなりなど中々いい役どころをもらっていました。
考察:ウィートリーが牙を集めていた2つの理由
ロックウッド財団から派遣された恐竜を捕獲するための傭兵として雇われていたウィートリーはインドラプトルの罠にハメられて牙を取ろうとした際に食われて犠牲になっていました。
そんなウィートリーがなぜ牙を集めていたのかと言えば、単純に恐竜の牙をコレクションにしたいだけだったというのがシンプルな理由です。
そしてもう一つ上げるとしたら恐竜の牙を集めた上で自分の力で恐竜を蘇らせ、軍事利用するというのが考えられます。とは言っても牙から恐竜やわ蘇らせられるのは遺伝子学者のヘンリー・ウーはもちろんのこと、邸宅にあった研究施設だって必要になるでしょう。
そうなれば牙を集めて復活させるのも浅はかですし、単純に牙コレクションを作ってただけかもしれないです。肝心のインドラプトルなんて「こんな恐竜見たことない」とか言ってましたので。
解説:クレアはなぜオーウェンに照準を合わせたのか?(インドラプトルの倒し方)
ロックウッド邸宅の屋根の上でクライマックスを迎えた本作は最後のインドラプトルとの戦いの場面でオーウェンに対してクレアがビームの照準を合わせていました。
インドラプトルはビームが照射された状態で音波を発せられたときに照射先の者を襲撃するよう組み込まれており、本来ならオーウェンに危険が及ぶ駆け引きです。
このときの照射の理由を上げるなら一つはメイジーを狙うインドラプトルの気を反らすこと。もう一つはインドラプトルを倒すことでしょう。
クレアはインドラプトルが屋根の上を歩いた状態でガラスが割れるのを確認し、落下させる作戦を思いつきます。しかし落下させるためにはインドラプトルに大きな動きをさせる必要がありました。
そんなときにオーウェンに照射した上で襲わせ、オーウェン自身はそれを避けてくれるものと考えての連携になっていたんじゃないかと思います。
結果としてインドラプトルは重みで落下&恐竜の骨格標本に刺さったので御の字でした。
解説:イーライミルズ達が持っていた最後に踏み壊されたインドミナスレックスのケースの意味
恐竜の大脱走の最中にミルズなどが持っていた赤い何かが入ったケースはインドミナスレックスの一部パーツだったはずです。
そしてこれが踏み壊された意味はインドミナスレックスを作るための情報が失われたことで再びジュラシックワールドで起きた悲劇のようなことは起こることはないということが示されました。
島の方は既に火山に見舞われていることからインドミナスレックスの骨を再回収するのは困難であり、ヘンリーウーが所持して逃げた胚の中にインドミナスレックスのものがないなら簡単に復活するということもないはずです。
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』に登場した恐竜一覧
大人気恐竜が一画面に集結したり剥製や骨格標本がたくさん登場した映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』に出てきた恐竜はシリーズ通して見ても歴代最高の登場数になっていました。
- アロサウルス Allosaurus
- アンキロサウルス Ankylosaurus
- アパトサウルス Apatosaurus
- バリオニクス Baryonyx
- ブラキオサウルス Brachiosaurus
- カルノタウルス Carnotaurus
- コンプソグナトゥス Compsognathus
- ガリミムス Gallimimus
- インドラプトル Indoraptor
- モササウルス Mosasaurus
- パラサウロロフス Parasaurolophus
- プテラノドン Pteranodon
- シノケラトプス Sinoceratops
- ステゴサウルス Stegosaurus
- スティギモロク Stygimoloch
- トリケラトプス Triceratops
- ティラノサウルス・レックス Tyrannosaurus rex
- ヴェロキラプトル Velociraptor(骨格や剥製)
- コンカヴェナトル Concavenator(剥製標本)
- ディロフォサウルス Dilophosaurus(剥製標本と音)
- ディメトロドン Dimetrodon(剥製標本)
- ドラコレックス・ホグワーツィア Dracorex(剥製標本)
- エドモントサウルス Edmontosaurus(骨格)
- インドミナス・レックスIndominus rex(亡骸)
- コスモケラトプス Kosmoceratops(骨格)
- メトリアカントサウルス Metriacanthosaurus
- モノニクス Mononykus(剥製標本)
- ペロロプリテス Peloroplites(骨格)
- プロトケラトプス Protoceratops(骨格)
- スピノサウルス Spinosaurus (壊れた骨格)
- テラトフォネウス Teratophoneus(骨格)
関連記事:ちなみに映画『ジュラシックパーク&ワールド』シリーズに登場する恐竜一覧をまとめた記事もあります。
関連記事:映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』に登場した恐竜一覧記事もあります↓
映画『ジュラシックワールド3』続編に関する情報はあった?
映画『ジュラシックワールド』シリーズは3部作となっているため続編はあります。むしろ公開日が2021年6月11日、つまりこれから3年後と決まっているので楽しみに待ちましょう。
関連記事:映画『ジュラシックワールド3』続編8個の最新情報【あらすじ(予想)キャスト日本公開日】
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』感想
気づいたら終わってた程度には見られた
映画を見るときは毎回予告が流れている時か始まるくらいに着席するような時間配分をしている私ですが、今回は予告が終わるのが早かったのか冒頭のモササウルスのシーンが終わってクレアがオーウェンに会いに行くところからの視聴スタートでした。
とは言ってもモササウルスの場面はどんな感じのことをするのか事前に知っていたので特に問題なく・・・まぁパクリと行く場面は見逃したのが残念。
その後からは迫力の火山描写を時間を忘れて見られてとたも楽しめました。邸宅に入ってからはワクワクではなくドキドキに雰囲気ががらりと変わったのでまた緊張感を持って視聴出来ましたしね。
そして狭く暗い場面が流れる中どんどん話は進んでいき、気づいたらあっさりとインドラプトルさんがやられてるじゃーないですか。この時感じたのが「あれ?もうそんなに時間経過してたの?」という印象です。
映画の上映時間は140分ほどあるらしいので短いはずはないのですが、なぜか自分の中ではずいぶん短く感じました。
これがストーリーに集中しすぎた結果なのかはわからないですが、退屈なら時間の進みだって遅いでしょうし単純に見入ることができるほどのクオリティの仕上がりになっていたんだろうなと思います。
もしかしたらホラーテイストだった分ずっと緊張感を持って見られたから時間を忘れていたんでしょうかね。とりあえず退屈ではなかったです!
そして世界は「ジュラシックワールド」になったのだ!
イスラ・ヌブラル島はサイトAと呼ばれかつてジュラシックパークがあった場所でした。そんな島はジュラシックワールドがあったものの今回遂に火山によって恐竜は絶滅した・・・と思いきや本土へ持ち運ばれ、脱走によって世界中に散り散りになったのである。
つまりは「ジュラシックワールド」は島から地球へ拡大したということです。そんなメッセージを感じるラストはイアン・マルコムの語りもあってかとてもわくわくする終わり方で次作では世界規模に恐竜が拡大している予感がひしひしと感じます。
年は取りたくないけど2021年になってほしい。
コンプソグナトゥスが可愛すぎる問題
コンプソグナトゥスという恐竜をご存知でしょうか。映画に出てくる恐竜は大きくて同一個体が少ないものがたくさん出てきたんですけど、その中でもコンプソグナトゥスは一番小さくてちょこまか動いてた奴です。
どこで見られるかと言えばまず島に着いた時の恐竜の模型に一匹混じってたやつ、火山から逃げ惑うときに混じってた群れ、それからラストで恐竜が逃げ出した後にひっくり返った車に乗っていた群れです。
コンプソグナトゥス自体は映画『ロストワールド:ジュラシックパーク』にも出ていたので初出ではないものの小さくて可愛くちょこちょこ動いてるせいかシリアスなストーリーに似つかず癒やされるんですよね。
彼らはオークションの対象になっているのだとしたら果たしていくらで落札されたのか・・・愛玩恐竜として裕福な家庭で暮らせそうです。なによりも島から脱出出来ていてよかったと思います。
映画『ジュラシックワールド2/炎の王国』個人評価と一般評価
映像 | [star4.5] |
---|---|
アクション | [star4.0] |
音楽 | [star4.0] |
キャラクター | [star3.5] |
総合評価 | [star4.0] |
相変わらず恐竜映画の映像としては最高峰の完成度
1993年に初めて公開かれた『ジュラシックパーク』は最初から20年以上前とは思えない高品質な映像だったわけですが、それが『ジュラシックワールド』ときてさらなる進化した映像で恐竜が本当に生きているかのような映像になっていました。
個人的にはブラキオサウルスの踏み抜いた足から飛び上がる泥の描写に目を向けつつ溶岩がの本物感に感動してちょろちょろ動くコンプソグナトゥスの映像に癒やされた印象。
火山や恐竜から逃げ惑うアクションは壮観!しかし後半はゆったり
ジュラシックワールドならやっぱりこういうのが見たいよね!ということで開幕はダークな場面からモササウルスやティラノサウルスによる迫力ある演出から始まりました。
それから間を置いて始まる火山&恐竜&人間の生き残りをかけたアクションは見どころ抜群でIMAXで見ていると音楽に火山に恐竜の足跡でとても壮観です。
ここだけでも十分見ごたえがありましたが、中盤からは屋敷内での出来事で全て完結しているためそれ以上の盛り上がりを見せることもなくゆったり。
インドラプトルもすごいあっけない終わり方してていまいち感情移入出来る感じではなかったです。後半のほとんどはメイジーの演技を楽しむほのぼのホラー。
シリーズ通しての音楽アレンジは至高。新規BGMも良し
映画を見ていて気にするべきはストーリーや映像はもちろんのことBGMサウンドとして流れる音楽です。本作の音楽は前半戦は恐竜が滅亡に追い込まれるだけあってバラード風の音楽になっていました。
そして後半はホラーで短調を意識した感じの音楽で2種類の楽しみがありBGMとしても聴きごたえのあるものだったと思います。
またエンディングは1作目からお馴染みのまさにジュラシックパークを彩る懐かしのBGMによる締め。ラストの音楽はリミックスやアレンジなどもあんまりされていない?ように感じましたが逆に安定と安心感のある終わり方で落ち着いて余韻に浸れましたね。
前回以上の人間ドラマが充実!懐かしの人物が複数登場してファンサービスも欠かさない
メイジー・ロックウッドの可愛さ
ベンジャミン・ロックウッドの孫娘として登場したメイジーが壁を伝って動いたり屋根の上を歩いたり人の目を欺くようにして行動する様子が小さい恐竜がちょこまか動き回っているような感じになっているのがよかったです。
そもそもメイジー自体がクローン技術によって蘇ったというだけあってその設定を上手く使う形で普通の小さな女の子では出来ないようなことまで成し遂げちゃうように演出されていたのではないかと思いましたけど。
それでいて突拍子もない動きをしたり子供らしさのある叫び絵、最後は恐怖のあまりベッドにくるまって寝てしまうなど可愛らしい面があったのが良し。
あれもこれも2500人の子役オーディションから実力で選びぬかれたメイジー演じるイザベラ・サーモンの秀逸な演技によるものだと思いますが、3作目でも可愛くたくましい演技をしてくれることを期待しています。
美味しいところを持っていくイアン・マルコム
映画が上映されるかなり前から過去作品の人気キャラクター、イアン・マルコムが登場するという話があったのでどこで登場するのかと思いながら見ていたらまさかのトリの語り手として出てきたのは美味しいとこどりな感じの笑いポイントでした。
気になるその役どころは憶測にすぎないですが、恐らく恐竜がロックウッド邸宅から逃げ出したことに関する裁判の証人喚問といった感じでしょうか。
個人的にはイアン・マルコムがカメオ出演の位置づけで出てきたのであれば3作目でちゃんとした役柄で出てくる&サム・ニール演じるアラン・グラント博士が登場してくれたらいいなと考えてます。
オーウェンの体頑丈すぎ&アクションはやっぱり最高
オーウェンのキャラクターの良さはやはり演じているクリス・プラットがかっこよすぎる&ノリが最高というのがあると思います。
それにしても火山弾から逃げるために崖から飛び降りて何事もなくクレアたちをジャイロスフィアから救い出すのは体が頑丈すぎるのだろうとツッコミを言わざる負えません。
あと一番良かったのは麻酔銃を受けて気絶しているところから溶岩の流れに対抗するようにして動く場面。麻酔で痺れて動かない体を必死に動かすアクションが笑いどころ満載でした。
トリケラトプスか何かに舐められて顔がよだれまみれになる場面とティラノサウルスの鼻水まみれになるのも軽く韻を踏んでいたり、恐竜行動学のエキスパートらしい俊敏な動きもクリス・プラットつまて感じでグッド。
フランクリンのノリは軽くピーター・パーカー
DGPの主要メンバーのフランクリンは頭クリクリした男キャラクターでしたが、恐竜の仕事をしている割には潔癖症なのか恐竜の体液を嫌がったりしていました。
しかし頭はいいのかハッキングが出来たりノリがおしゃべり感あってピーター・パーカーっぽかったです。
・・・書いてて思ったけど言うほどそうでもないですね。
ジアはメガネかけとけばOK
そのまんま。
アホの子混じりで食われるモブ
映画『ロストワールド:ジュラシックパーク』でもあった気がしますが、アホの子が叫び声を上げて恐竜に蹂躙される場面は今回も顕在で何もしなければ助かったかもしれないのにおばさんのせいでオークションの人たちが・・・
主要悪役の最後
今作の悪役はヘンリーウー、イーライミルズ、ウィートリーやキャラクターたちでしたが、悪役たちの犠牲になる場面はよく見ると過去作品のオマージュのような形になっていました。
そこらへんはファンから喜ばれる感じでいいですね。
批評サイトなどで見られる一般的な評価は?
IMDB | [star2.5] |
---|---|
フィルマークス | [star3.5] |
映画.com | [star3.5] |
総合評価 | [star3.0] |
評価の見られるサイトによると一般的評価は「まぁまぁ良かった」程度にとどまっていました。その他コメントを見ると「過去作品の使いまわしな場面が多く焼きまわし感がいなめない」といった評価や「ストーリー自体はジュラシックワールド1と似たような形で展開される」といった評価が見受けられます。
使いまわしに関しては各所に見られる過去作品のオマージュ等によるものなので過去作品が好きな人にとっては懐かしく面白い場面だったのではないかと思います。またストーリーは個人的に言うと「ジュラシックワールド」に似ているという感じではないかと思いました。
その他「前作以上のドラマ性の高さに高評価」の意見や「つまらないといいながらも評価は高めになる」といったものがあり兼ね良好な評価と捉えて間違いなさそうです。
映画『ジュラシックパーク&ワールド』を見よう!
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